こんにちは。先日オーストラリア出張であらためてオーストラリアや留学の素晴らしさを噛み締めた広報部のそめごろーです。
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— そめごろー@留学カウンセラー (@somegoro3wa) 2016年4月21日
今回は、仕事も勉強も恋も遊びもなんにでもチャレンジできる「ワーキングホリデー 制度」について説明していきたいと思います!
ワーキングホリデー制度とは?
もともとは、若者(18歳~30歳)を対象とした異文化理解を促進するために生まれました。一定の制限はあるものの、就学も就労もと幅広くさまざまなことにチャレンジしていただくことができる非常に便利な制度です。留学というと勉強するイメージが強いかと思います。そんななかワーキングホリデーではフルタイムで働くことも可能です。
ただ、ネイティブ環境で働くためには高い英語力が必要です。ワーキングホリデー制度の制限上、渡航期間中に継続して勉強することが難しいため、近年ではワーキングホリデー前に語学留学で英語力を一定レベルまで高めてからワーキングホリデーにチャレンジ!ワーキングホリデー制度を上手に活用する方も増えてきたように思います。
ワーキングホリデー制度はどの国で使えるのでしょうか?
2016年4月現在、日本のワーキングホリデー協定国は全16カ国。
英語圏の代表格アメリカに制度がないのは残念ですが、多くの国でワーキングホリデー制度を活用することができます。
地域 | 国 | |
---|---|---|
アジア | 香港 | 韓国 |
台湾 | ||
北米 | カナダ | |
ヨーロッパ | イギリス | アイルランド |
デンマーク | フランス | |
ドイツ | ノルウェー | |
ポルトガル | ポーランド | |
スロバキア | オーストリア | |
オセアニア | オーストラリア | ニュージーランド |
ただし、ワーキングホリデー制度は各国によって申請条件や、制度の詳細が異なると共に、毎年さまざまな変更が相次ぎます。たとえば今年はワーホリ人気国のカナダのビザ申請の仕組みが先着順から抽選式へと変更となりました。定員制限や申請時期の規制など条件はあったものの、きちんと申請すれば取得できるだろうと見込まれていたビザが、取れるのかどうかわからない・・・・・・となったことで大きなインパクトを与えました。
このように、ビザ申請に伴う条件などが随時変更となり、且つ各国で異なります。インターネット上だと新旧ともにあふれる情報を正しく精査するのは難しく、時折混乱を招きます。
そこで、今回は主要英語圏5カ国を対象にワーキングホリデー制度【2016年度版】をまとめてみました。2016年から2017年のはじめにかけてワーキングホリデーでの渡航をご検討中のみなさん、行きたい国の制度を要チェックです!
目次
—————————————
1. 世界中からワーホリメーカーが集まるオーストラリア
2. 早い者勝ちから抽選式に!?取得が厳しくなるカナダ
3. 人口より羊の数が多い自然大国ニュージーランド
4. おしゃれな街並みが憧れの的、イギリス
5. 隠れスポット、アイルランド
まとめ(一覧表)
—————————————
1、世界中からワーホリメーカーが集まるオーストラリア
ワーキングホリデーと言えばオーストラリア!と言わるほど人気国、オーストラリア。オーストラリアは日本と初めてワーキングホリデーの協定を結んだ国であり、2014年の日本人に対するビザ発給数は1万人を超え、ニュースに取り上げられました。(※2015年統計は未発表)
▼ビザ要項
地域 | 国 | 年齢制限 | 定員(人) | 抽選制度 | 最長滞在可能期間 | 就労制限 | 就学制限 | 残高証明 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オセアニア | オーストラリア | 18〜30歳 | 制限無 | 無 | 2年間 | 同一雇用主のもとで最長6ヶ月間/年 | 4ヶ月間/年 | 不要 |
オーストラリアは、2年目のビザ(セカンドワーキングホリデービザ)を申請することができ、最長2年間ワーキングホリデービザで滞在することが可能です。(実働88日間以上の季節労働をすることをビザ申請条件として設けており、1年目のビザ有効期間中にセカンドワーキングホリデービザの申請を行う必要があります。)また、ワーキングホリデービザの定員もほぼないに等しく、比較的取得しやすいといわれており、日本からだけではなく世界中からワーホリメーカーが訪れています。
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ワールドアベニューでは、オーストラリアの柔軟なワーキングホリデー制度を活用し、帰国後の就職活動に繋がるワーホリとして、ビジネスインターンシッププログラムや、看護師の方が参加できるアシスタントナース有給インターンシップなど、さまざまなプログラムをご用意いたしております。普通のワーホリで終わらせたくない!という方や、帰国後の就職に繋がる実践的な就労経験を積みたい!と考えている方はぜひお問い合わせください。
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2、早い者勝ちから抽選式に!?ビザ取得が厳しくなるカナダ
日本人に人気のカナダですが、その人気がゆえにかワーキングホリデービザ申請の条件や要項には毎年何かしらのトラブルがつきものです。例えば2015年は、ビザ申請要項の発表が通年よりも4ヶ月と大幅に遅れ、大学を休学して渡航する学生さんは国の変更を余儀なくされたケースもありました。また今年は今まで先着順で取得できていたビザが、なんと抽選式に・・・。
抽選式になったことで、予定していた希望の渡航日までに渡航が出来ない可能性や、応募申請しても招待状が届かなければカナダのワーキングホリデービザの申請が出来ない(抽選漏れの)可能性が出てきてしまいました。
2016年度概要:2016年のカナダ ワーキングホリデーの申請概要発表
▼ビザ要項
地域 | 国 | 年齢制限 | 定員(人) | 抽選制度 | 最長滞在可能期間 | 就労制限 | 就学制限 | 残高証明 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北米 | カナダ | 18〜30歳 | 6,500 | 有 | 1年間 | 無 | 最長6ヶ月間 | 必要 |
そんな厳しい状況にも関わらず人気を誇るカナダのワーキングホリデー制度の特徴は、就学制限が6ヶ月間と長めなことと、就労には特に規制がないことです。また、本当はアメリカに行きたかった!という方にとっては、アメリカと比較し治安もよく費用も抑えて渡航ができ、且つ、アメリカ旅行も楽しめることも大きな魅力といえるでしょう。
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3、人口より羊の数が多い自然大国ニュージーランド
ニュージーランドは日本とワーキングホリデーの協定を2番目に結んだ国です。
以前の留学情報マガジン記事「人気な留学先5カ国を徹底比較!同じ英語圏でもこんなに違うメリット・デメリット」(リンク:https://ryugakumagazine.com/system/4394/#4)でもご紹介させていただいていますが、ロード・オブ・ザ・リングやホビットの映画舞台となったホビット村やテレビで紹介された星空保護区のレイクテカポが有名で、手付かずの自然を堪能できる国です。都会の喧騒に疲れ、癒しを求める現代人にとって穴場的な国かもしれません。
参照記事:ホビットの村が実在していた!ニュージーランドにある知られざる美しい世界
▼ビザ要項
地域 | 国 | 年齢制限 | 定員(人) | 抽選制度 | 最長滞在可能期間 | 就労制限 | 就学制限 | 残高証明 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オセアニア | ニュージーランド | 18〜30歳 | 制限無 | 無 | 1.3年間 | 無 | 最長6ヶ月間 | 必要 |
さて、そんなニュージーランドのワーキングホリデー制度ですが、以前は、同一雇用主のもとで3ヶ月以上就労することが許可されていませんでしたが、2010年3月より就労制限が撤廃され、最長12ヶ月間同一雇用主のもとでの就労が許可されました。また、オーストラリアのように季節労働を行うことで3ヶ月間のビザ延長が可能となっているのも特徴的です。
ニュージーランドは近年ワイン産業においても世界的に高く評価されており、ビザ延長のための季節労働をぶどう園・ワイナリーで行う方が増えているようです。
4、おしゃれな街並みはみんなの憧れの的 イギリス
中世を彷彿させる街並みにファッショニスタが集まる国、イギリス。大英博物館やバッキンガム宮殿、ビッグ・ベン(Big Ben)など、言わずと知れた有名観光地が多く、その憧れの地で生活してみたいという方が後を絶ちません。しかも、イギリスのワーキングホリデービザ(Youth Mobility Scheme<通称YMS>)は就学・就労制限がなく、一度目の申請で2年間のビザが発給されるなど非常に多くの魅力を秘めています。しかし、ビザの取得に関しては、倍率が高く、宝くじを当てるような感覚があります。
▼ビザ要項
地域 | 国 | 年齢制限 | 定員(人) | 抽選制度 | 最長滞在可能期間 | 就労制限 | 就学制限 | 残高証明 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヨーロッパ | イギリス | 18〜30歳 | 1,000 | 有 | 2年間 | 無 | 無 | 必要 |
なぜ倍率が高いのか?というと、理由は大きく2つあります。
1つ目は、大変な人気国であるにも関わらず、ワーキングホリデーの定員数はたったの1,000名と、非常に少ない定員数となっているということ、2つ目は、カナダ同様、ビザ申請が抽選式になっていることです。
カナダの6,500人という定員枠が2015年の申請の際には、たった4ヶ月で満員になってしまったことを踏まえると、イギリスのワーキングホリデービザ取得の厳しさを感じていただけると思います。
毎年1月上旬にメールでの一定の応募期間を設け、応募者の中から抽選で申請手続に進むことのできる人が選ばれ発表されるわけですが、「イギリスで2年間、特に制限なく滞在可能」というプレミアムチケットを求めて、この僅かな定員枠に応募が殺到します。応募回数や英語力などは全く関係ありませんが、抽選式のため、当然のことながら運のみが当落選を左右します。
イギリスのワーホリにチャレンジしてみたい!という方は、プランB(イギリスのワーキングホリデーで渡航ができなかった場合のこと)をしっかりと考え、準備をしていきましょう。
5、隠れスポット、アイルランド
都市部はイギリスのような街並みが広がり、郊外には大自然が溢れているアイルランド。
ワーキングホリデー制度があること自体知らない方も多く、イギリスに行きたいけど治安や物価が気になるという方の穴場スポットとなっています。
▼ビザ要項
地域 | 国 | 年齢制限 | 定員(人) | 抽選制度 | 最長滞在可能期間 | 就労制限 | 就学制限 | 残高証明 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヨーロッパ | アイルランド | 18〜30歳 | 400 | 無 | 1年間 | 無 | 無 | 必要 |
実は、イギリスよりもワーキングホリデービザの定員数は少ないのですが、ビザ申請の機会を渡航時期に合わせて年間2~3回に分けて設けているため、一度に定員に達することがあまりありません。しかも以前は年齢上限を25歳と設けていましたが、2015年6月より他国と同様上限を30歳に引き上げてました。したがって定員数は変わらないにも関わらず、応募者数が増えることが予想され、イギリス同様ビザ取得の競争率が高まる可能性があります。渡航時期やそれに伴うビザ申請時期を踏まえ、計画的にビザ申請を行っていくことをおすすめいたします。
まとめ
▼主要英語圏ワーキングホリデー制度一覧表
地域 | 国 | 年齢制限 | 定員(人) | 抽選制度 | 最長滞在可能期間 | 就労制限 | 就学制限 | 残高証明 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北米 | カナダ | 18〜30歳 | 6,500 | 有 | 1年間 | 無 | 最長6ヶ月間 | 必要 |
ヨーロッパ | イギリス | 18〜30歳 | 1,000 | 有 | 2年間 | 無 | 無 | 必要 |
アイルランド | 18〜30歳 | 400 | 無 | 1年間 | 無 | 無 | 必要 | |
オセアニア | オーストラリア | 18〜30歳 | 制限無 | 無 | 2年間 | 同一雇用主のもとで最長6ヶ月間/年 | 4ヶ月間/年 | 不要 |
ニュージーランド | 18〜30歳 | 制限無 | 無 | 1.3年間 | 無 | 最長6ヶ月間 | 必要 |
いかがでしたでしょうか?
2015年、2016年と申請要綱や制度に変更があった国も多く、インターネットの古い情報に基づいて準備をすすめていくと、ビザを取得することができず、渡航時期をずらしたり、希望していた国ではない国へ変更しなければならなくなったりということが考えられます。したがって、常に信頼できる情報源から正しい情報を入手し、計画的に手続を進め、ビザを取得することが、まず大切な第一歩となるといえるでしょう。
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一生に一度のワーキングホリデーを一生の思い出にできるよう、しっかりと準備していきましょう!
※本記事のビザ情報は、2016年4月現在の情報のため、最新の情報は各国の移民局のサイトなどをご確認ください。
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