英語の勉強法

英文法を100%理解することを目標に、各単元を細かく徹底的に解説する【英語が得意な人が確実に押さえている英文法】シリーズ。(これまでのトピック・関連記事を振り返りたい方は↓のリンクからどうぞ!(^^)/)

❖英語が得意な人が確実に押さえている英文法【基礎編① 文型】
❖英語が得意な人が確実に押さえている英文法【基礎編② 語・句】
❖英語を母国語のように使いこなしたい方必見の勉強方法~文法編~

基礎編の第3弾は<品詞>について解説していきたいと思います。

◎【品詞(parts of speech)】とは

ずばり“単語を文法的な機能や形態などで分類するためのラベル”です。前回の基礎編②では、「句を役割ごとにまとめて文を分析する」ということがポイントでした。句を役割ごとにまとめるということは言い換えると「句を品詞ごとに分類すること」、つまり、上記にあげた名詞・形容詞・副詞など品詞それぞれの特徴を全て良く理解していないと「句という単語のまとまりに性質がある」ことさえ呪文のように聞こえてしまうかもしれません。
単元に限らず英文の構造を理解するためには欠かすことのできない品詞。品詞の数が多いためどうしても「覚えよう」とする人が多いですが、「理解する」意識で学習をして下さい!覚えるという意識よりも理解をすることをゴールとして学習していけば、学習途中で品詞同士が頭の中で混ざって間違えて覚えるといったことがなくなるはずです。

◎【品詞の種類】

では、単語を分類するラベルって何でしょう?それが国語でも学習した「名詞」「形容詞」などといった「~詞」と名前のつくものなのです。「品詞」というのはそれらのラベルを総称するもので、皆さんがこれから学習することは英文の構造を理解するうえで必要となる基本的な8つの品詞:名詞 / 冠詞 / 代名詞 / 形容詞 / 副詞 / 動詞 / 前置詞 / 接続詞 の性質、そして文中で実際にどのように使い分けられるのかを理解することです。(※英語の8品詞に関しては諸説あり、その多くは冠詞を省いて感動詞(例:oh / wow など)を代わりに含むものが多いです。しかし、このコラムでは複雑な英文の構造の分析力アップを図ることをねらいとしているため、感動詞をリーディング力アップのために学習しておくべき8品詞としては含まず、その代わりに冠詞を解説していきたいと思います。)
前述の通り、品詞の数は大きく分けても8つあるため、それらを1つずつ突き詰めるだけでもかなりの時間がかかるでしょう。なので、性質・使い分けが共通する品詞ごとに分けて細かく解説していきたいと思います。

ここで押さえるべき英文法【名詞】

◆人、動物、場所、物事、概念、思想などを特定する単語。
どの言語にも必ずあるのが名詞。名詞は文の中で動作主(する側)や動作の対象(される側)となるため、文を作る上でなくてはならない存在であるため最も重要な品詞と言われています。“名詞”には大きく分けて5つの種類があり、それぞれが違う事柄を指します。
 

①普通名詞(common noun)

・人や動物、物などを指す名詞。
(例:mum / teacher / cat / book)
・長さや重さ、物の数量に使われる単位を表す名詞。
(例:meter / dollar / minute / year)
 

②集合名詞(collective noun)

・人や物が集まったものを表す名詞。
(例:family / people / audience)
 

③固有名詞(proper noun)

・特定の人や物、場所の名前を指す名詞。
(例:John / Mt. Fuji / Sydney / Tim Tam)
 

④物質名詞(material noun)

・液体、気体、天候など、一定の形を持っていない(=数えられない)ものを指す名詞。
(例:water / air / sugar / snow)
 

⑤抽象名詞(abstract noun)

・人や物の性質や状態を指す名詞。
(例:happiness / length / kindness)
・物事の概念(=形のない“物事のくくり”)を指す名詞。
(例:学問・教科(mathematics / music)、スポーツ(tennis / basketball))
 

◆この段階で大切なことは、“種類ではなくどの単語が名詞であるのかを区別できるようになること”。
もちろん全ての名詞の種類を理解することはこの先学習する【単数・複数形】上でとても重要になりますが、<品詞>を学習する今の段階では、上で紹介した5種類の名詞に関しては「名詞には種類がある」といった程度で覚えておいて、「どの単語・句が名詞であるのかを見極められるようにすること」だけを考えて名詞を理解していきましょう。

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