みなさん、来る7月4日は何の日かご存じでしょうか。日本では、平日。普通の土曜日ですね。ただ、所変わってアメリカでは、独立記念日(インディペンデンス・デイ)という非常に大切な祝日なのです。ちなみにですが、ルワンダでは「自由の日」と呼ばれる祝日になります。
このように、国が変われば祝祭日も変わります。祝祭日は、いわば歴史の縮図。大切な記念日として、国民全員で祝い、偲び、讃えるわけです。
そこで今回は、アメリカの歴史・文化を知るためにも、まずはアメリカの祝祭日を知ることからはじめてみましょう。
アメリカの祝日・祭日・記念日まとめ
アメリカの祝日・祭日・記念日の種類
はじめにアメリカの祝祭日の制度について簡単に知っておきましょう。
まず、アメリカの祝祭日のほとんどは月曜日になります。日本と同じく、3連休をできるだけ多く作るという政府の試みの結果です。
次に、アメリカの祝祭日は大きく2種類に分かれます。1つ目は、「Federal Holidays(連邦政府制定祝祭日)」と呼ばれ、連邦政府が定める国民の祝祭日。2つ目は、「State Holidays(州政府制定祝祭日)」と呼ばれ、州政府がその州民に対してのみ定める祝祭日です。
各州政府が州独自の祝祭日を制定できるなんて、州政府が国家政府とほぼ同等の権力を持っているアメリカならではですね。例えば、ニューヨーク州では祝祭日だけれど、カリフォルニア州では平日、ということもあり得るのです。
それでは実際に、アメリカの祝祭日を見ていきましょう。
アメリカの祝日・祭日・記念日「Federal Holidays(連邦政府制定祝祭日)」
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1月 一年の計は元旦にあり、ニューイヤーズ・デー
2月 アメリカらしい祝祭日、プレジデント・デー
5月 夏の始まりを告げる、メモリアル・デー
7月 アメリカの誕生日、そして最も有名な祝祭日と言えば、インディペンデンス・デー
9月 夏の行楽日、レイバー・デー
10月 ハロウィンだけが目玉じゃない、コロンブス・デー
11月 家族で食卓を囲む祝祭日、サンクスギビング・デー
12月 アメリカ中がプレゼント戦争に包まれるクリスマス・ホリデー
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1月 一年の計は元旦にあり、ニューイヤーズ・デー
New Year’s Day(元日・1月1日)
アメリカの街では年明けと同時に花火が打ち上がり、新年の幕開けを祝います。
特に有名なのは、ニューヨークのタイムズ・スクエアで行われる「DICK CLARK’S NEW YEAR’S ROCKIN’ EVE WITH RYAN SEACREST」。午後6時ごろから1時間ごとに世界各都市のカウントダウンと30分ほどのライブが繰り広げられます。
2014-2015年度は、Iggy Azalea, Bastille, Charli XCX, Gavin DeGraw, Jason Derulo, Florida Georgia Line, Elton John, Lady Antebellum, MAGIC!, Idina Menzel, One Direction, Pentatonix, Rixton, Taylor Swift, Meghan Trainorらが出演し、ライブパフォーマンスで年明けを盛り上げました。0時になり、ニューヨークが新年を迎えると、タイム・ボールが落下し、タイムズ・スクエアに集まった人と新年を祝います。
盛り上がりを見せる年明けですが、打って変わって年始は家族で祝うことが多く、家族と食事をし、お酒を飲むのが定番の過ごし方となります。また、三が日などはなく、長いクリスマス休暇を取っているアメリカでは、1月2日から学校や仕事が始まることが多いです。
Martin Luther King Jr. Birthday(キング牧師生誕記念日・1月第三月曜日)
「I have a dream」という言葉でも有名な演説をし、アフリカ系アメリカ人公民権運動に尽力したマーティン・ルーサー・キング牧師を称える日です。
アメリカの歴史を大きく変えた彼の偉大な行動に敬意を表し、キング牧師の誕生日である1月15日に近い1月の第三月曜日が祝日として制定されました。その日は慰霊に行く人やボランティア活動をする人が増え、テレビでは人権や人種、キング牧師に関する追憶番組が放送されます。
◆Robert E. Lee Day(アラバマ州、アーカンソー州、ミシシッピ州)
アメリカ南北戦争時代の軍人、ロバート・E・リーの誕生日を祝い、毎年1月19日が祝日として制定されています。キング牧師の生誕記念日が1月19日のため、2015年は上記の3州で2つの祝日を兼ねた休日となりました。
◆Civil Rights Day(アリゾナ州、ニューハンプシャー州)
1月第三月曜日、上記の州では、Martin Luther King Jr. BirthdayとCivil Rights Day(市民権の日)の両方を祝う祝日として制定されています。
2月 アメリカらしい祝祭日、プレジデント・デー
President’s Day(大統領の日・2月の第三月曜日)
(アラスカ州、カリフォルニア州、コロラド州、ハワイ州、アイダホ州、イリノイ州、メリーランド州、メーン州、ミシガン州、ミネソタ州、ノースダコタ州、ネブラスカ州、ニューハンプシャー州、ニュージャージー州、ネバダ州、オハイオ州、オクラホマ州、オレゴン州、ペンシルベニア州、サウスカロライナ州、サウスダコタ州、テネシー州、テキサス州、バーモント州、ワシントン州、ウェストバージニア州、ワイオミング州)
アメリカ合衆国初代大統領ワシントンの誕生日を祝う祝祭日です。実際には誕生日当日の2月22日ではなく、2月の第三月曜日が祝日として制定されています。なお、州によっては、2月12日生まれのリンカーンも併せて讃えているため、呼び方が異なる州も。特別な行事はありませんが、学校では大統領についての授業が行われたり、街ではバーゲンが行われたりします。
◆George Washington/Thomas Jefferson Birthday(アラバマ州)
◆Lincoln / Washington / Presidents’ Day(アリゾナ州・モンタナ州・ユタ州)
◆Washington’s Birthday(コネチカット州、マサチューセッツ州、ミズーリ州、ミシシッピ州、ニューヨーク州、バージニア州、ワシントンDC)
◆George Washington Birthday / Daisy Gatson Bates Day(アーカンソー州)
Daisy Gatson Bates氏は、アーカンソー州にある、Little Rock Central High Schoolにて市民権運動を率いたリーダーとして2月の第三月曜日に、ジョージ・ワシントン生誕記念日とともに祝われています。祝日当日、学校では市民権の大切さなどを教える授業が行われ、人々は当時の彼の活動を称え、感謝するのです。
5月 夏の始まりを告げる、メモリアル・デー
Memorial Day(戦没将兵追悼記念日・5月最終月曜日)
戦没将兵追悼記念日は、元々は戦争で亡くなった兵士を称える日でしたが、次第に戦時中になくなったすべての人を称える日となりました。各地では軍隊・退役軍人によるパレードやスピーチが行われ、軍人・退役軍人・その家族などが参加します。実際にパレードに行く人もいれば、テレビでその様子を見る人もいますが、多くの人は通常の祝日として過ごしており、特別な行事には参加しません。
7月 アメリカの誕生日であり最も有名な祝祭日、インディペンデンス・デー
Independence Day(独立記念日・7月4日)
1776年7月4日、ペンシルベニア州フィラデルフィアでアメリカがイギリスから独立することを宣言した日です。上述した通り、月曜日になることの多いアメリカの祝日ですが、独立記念日だけは7月4日で固定されています。
独立記念日は“Independence Day”や“Fourth of July”と呼ばれ、アメリカ人たちはパーティーやバーベキューなどをしたり、各地で開かれるパレードに参列・鑑賞したりして、独立記念日を祝います。“Happy Birthday USA”と言いながら道行く人々とあいさつを交わし、アメリカ国旗を身につけ、アメリカ国民であることを祝う大切な祝日です。夜には花火が打ち上がり、一日の終わりを迎えます。特にワシントンDCで行われる花火は圧巻です。
9月 夏の行楽日、レイバー・デー
Labor Day(労働者の日・9月第一月曜日)
労働者を称える日。ニューヨークで行われた大規模なストライキがきっかけとなり、制定された祝日です。労働者とその家族を称えたパレードが行われることもあります。
多くの人は、家族旅行やBBQ、パーティー、ピクニックに出かけたり、街ではバーゲンが行われたり。夏の終わりを惜しむかのように行楽へ出かける人が後を絶ちません。また、国民的行事であるアメリカンフットボールのシーズンが始まるため、スポーツ観戦をする人もいます。
10月 ハロウィンだけが目玉じゃない、コロンブス・デー
Columbus Day(コロンブスの日・10月第二月曜日)
(アラバマ州、アリゾナ州、コロラド州、コネチカット州、ジョージア州、アイダホ州、イリノイ州、インディアナ州、マサチューセッツ州、メリーランド州、メーン州、ミズーリ州、モンタナ州、ネブラスカ州、ニュージャージー州、ニューメキシコ州、ニューヨーク州、オハイオ州、ペンシルベニア州、ロードアイランド州、テネシー州、テキサス州、ユタ州、バージニア州、ウェストバージニア州、ワシントンDC)
1492年にコロンブスがアメリカ大陸に上陸したことを祝う祝日ですが、すべての州で祝日となるわけではありません。各地ではセールが行われ、イベントが開かれる都市もあります。
マサチューセッツ州ボストンでは、コロンブス・デーを含む3連休にコロンブス・デーパレードが開催され、マーチングブラスバンドや軍隊、イタリア-ボストン協会や政治家などがパレードに参加。クリストファー・コロンブス・パークでピクニックをする家族も見受けられるなど、大切な祝日として祝われています。
また、ニューヨークでも大きなパレードが行われます。イタリア出身のコロンブス上陸を祝う日とあり、アメリカにいるイタリア人が中心となりコロンブス・デーを各地で祝うのです。
11月 家族で食卓を囲む祝祭日、サンクスギビング・デー
Veterans’ Day(退役軍人の日/または、復員軍人の日・11月11日)
第一次世界大戦が終結した1918年11月11日を記念し、祝日として制定されました。第一次世界大戦で戦った兵士、はたまた戦場に出たことのある兵士を称える日です。アメリカの他にも、休戦記念日として祝日に制定している国もあります。
ワシントンD.C.にあるアーリントン国立墓地を訪れる人もいます。アーリントン国立墓地には、戦没将兵や無名戦士が眠っているのです。また、この墓地では式典が行われ、第一次世界大戦が正式に終戦した11月11日11時に大統領が花を供えます。
Thanksgiving Day(感謝祭・11月第四木曜日)
提供:Happy Thanksgiving everyone! By Satya Murthy
感謝祭は、収穫に感謝するための日。歴史的には、病気の蔓延や不作に苦しんだイギリス人宗教家の窮地を、アメリカ人が作物の栽培方法を教えることで救ったことが始まりです。ターキー(七面鳥)、ハム、マッシュポテト、パンプキンパイなどの家庭料理を食べて過ごします。
街中の店はほぼすべて閉まり、国民全員が家族と過ごすことに。サンクスギビング・デーの翌日・金曜日は「ブラック・フライデー」と呼ばれ、早朝3時から店がオープンし、一年間で最も大きなセールが開催。クリスマスプレゼントの仕入れも兼ねて夜中から行列を作る人で溢れています。また、その次の月曜日は「サイバー・マンデー」と呼ばれ、ネットショッピング上で大きなセールが行われますよ。
12月 アメリカ中がプレゼント戦争、クリスマス・ホリデー
Christmas Day(クリスマス休暇・12月25日)
親戚が一堂に会し、クリスマスを祝います。肉料理、魚料理、パンなどを食べ、エッグノックと呼ばれる特別な卵酒を飲み、プレゼント交換をするのです。
24日のクリスマス・イブには用意したクリスマスプレゼントを子供へ渡し、大人同士でも交換をします。25日には大きなクリスマスツリーの下に、サンタからのプレゼントが置いてあるわけです。テレビではクリスマスの番組が流れ、子供も大人も盛大に盛り上がります。
また、アメリカ国内で大きな割合を占めるユダヤ教徒は、ハヌカーと呼ばれる8日間のホリデーを祝います。アメリカ合衆国首都のワシントンDCには、クリスマスツリーパークにハヌッキーヤーと呼ばれる燭台が飾られていますよ。(写真)
アメリカの祝日・祭日・記念日「State Holidays(州政府制定祝祭日)」
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1. 歴史上の重要人物バースデーが目白押し 1月~3月
2. イースターが三連休になっている州もある 4月~6月
3. 州固有の祝祭日が多い7月~10月
4. サンクスギビング・デーにクリスマス…。行事で忙しい11月~12月
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歴史上の重要人物のバースデーが目白押し 1月~3月
1月
1/16 Lee-Jackson Day(バージニア州)
1/19 Confederate Heroes Day (テキサス州)
2月
2/4 Rosa Parks Day (カリフォルニア州)
2/12 Lincoln’s Birthday (コネチカット州、イリノイ州、ミズーリ州、ニューヨーク州)
2/17 Mardi Gras Day (アラバマ州(ボールドウィン郡、モービル郡のみ) 、ルイジアナ州)
3月
3/2 Texas Independence Day (テキサス州)
3/3 Town Meeting Day (バーモント州)
3/17 Evacuation Day (マサチューセッツ州 (サフォーク郡のみ))
3/26 Prince Jonah Kuhio Kalanianaole Day (ハワイ州)
3/30 Seward’s Day(アラスカ州)
3/31 César Chávez Day (カリフォルニア州、コロラド州、テキサス州)
イースターが三連休になっている州もある 4月~6月
4月
4/3 Good Friday(コネチカット州、デラウェア州、ハワイ州、インディアナ州、ケンタッキー州*(半日)、ルイジアナ州、ノースカロライナ州、ノースダコタ州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、テネシー州、テキサス州)
イエス・キリストが十字架にかけられたことを記念する日です。聖書によると、イエスが復活したのは日曜日(イースター)と言われ、その3日前である金曜日を「Good Friday」と呼びます。このGood Fridayを祝日としている上記の州では、3連休のイースターホリデーとなるのです。
4/16 DC Emancipation Day(ワシントンDC)
4/20 Patriots’ Day(メーン州、マサチューセッツ州)
4/21 San Jacinto Day (テキサス州)
4/24 Arbor Day(ネブラスカ州)
4/27 Confederate Memorial Day (アラバマ州、ジョージア州、ミシシッピ州)
5月
5/5 Primary Election Day(インディアナ州)
5/8 Truman Day(ミズーリ州)
5/11 Confederate Memorial Day (サウスカロライナ州)
5/22 Service Reduction Day (メリーランド州)
6月
6/1 Jefferson Davis Day(アラバマ州)
6/11 King Kamehameha Day(ハワイ州)
6/17 Bunker Hill Day (マサチューセッツ州 (サフォーク郡のみ))
6/19 Emancipation Day / Juneteenth (テキサス州)
6/20 West Virginia Day (ウェストバージニア州)
州固有の祝祭日が多い7月~10月
7月
7/24 Pioneer Day (ユタ州)
8月
8/10 Victory Day (ロードアイランド州)
8/16 Bennington Battle Day (バーモント州)
8/21 Statehood Day (ハワイ州)
8/27 Lyndon B. Johnson Day (テキサス州)
9月
9/25 Native American Day (カリフォルニア州)
10月
10/12 Native American Day (サウスダコタ州)
10/18 Alaska Day (アラスカ州)
10/30 Nevada Day (ネバダ州)
サンクスギビング・デーにクリスマス……行事で忙しい11月~12月
11月
11/3 General Election Day (デラウェア州、ハワイ州、イリノイ州、インディアナ州、ルイジアナ州、メリーランド州、ミシガン州、モンタナ州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、ペンシルベニア州、ロードアイランド州)
11月第一月曜日の翌日火曜日が「アメリカ公職選挙の日」です。上記の州では休日となり、他州では半日休暇や、就労時間の最初か最後の2時間が有給休暇となる場合もあります。
なお、アメリカでは、大統領選挙は4年ごと、下院・上院議員の選挙が2年ごとに行われ、州政府・地方自治体の選挙は州ごとの決まりに従って実施されます。
11/25 (Additional) Thanksgiving Holiday(バージニア州* (半日))
11/27 Thanksgiving Friday(カリフォルニア州、デラウェア州、フロリダ州、アイオワ州、イリノイ州、カンザス州、ケンタッキー州、メーン州、ミシガン州、ミネソタ州、ミシシッピ州、ノースカロライナ州、ネブラスカ州、ニューハンプシャー州、オクラホマ州、ペンシルベニア州、サウスカロライナ州、バージニア州、ワシントン州、ウェストバージニア州)
Thanksgiving Fridayは、サンクスギビング・デー(Thanksgiving Day/感謝祭・11月第四木曜日)の翌日金曜日を指します。金曜日を休日とすることで4連休とし、家族で過ごすサンクスギビング・デーをより長くするために制定されているのです。
11/27 American Indian Heritage Day (メリーランド州)
11/27 Family Day (ネバダ州)
12月
12/1 Rosa Parks Day (オハイオ州)
12/24 Christmas Eve (アーカンソー州、カンザス州* (半日) ミシガン州、ノースカロライナ州、オクラホマ州、サウスカロライナ州、 バージニア州* (半日) ワイオミング州、ウェストバージニア州* (半日))
多くの州では、クリスマス・イブの夜から親戚で集まりますが、上記の州では、クリスマス・イブも休日になります。クリスマスの過ごし方は、Christmas Day(クリスマス・ホリデー・12月25日)をご覧ください。
12/26 Day After Christmas (カンザス州、ケンタッキー州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、バージニア州)
上記の州では、クリスマスの翌日も休日となります。他の州の人に比べ、長いクリスマス・ホリデーを過ごすことができますね!
12/31 New Year’s Eve (ミシガン州、テネシー州、ワイオミング州、ウェストバージニア州* (半日))
アメリカの祝日・祭日・記念日(その他)
バレンタイン・デー(2月14日)
恋人だけでなく、家族や子供、友達など、愛する人と過ごす日です。日本と違い、男性が花束を渡すため、バレンタイン・デーの花屋はとても忙しくなります。
イースター(春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日)
キリスト教の復活祭です。聖書によると、イエス・キリストが十字架にかけられて亡くなったとされる金曜日から3日後の日曜日にキリストは復活したといわれています。そのキリストの復活を祝う日が「イースター」です。なお、「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」がイースターとされているため、毎年イースターの日にちは変わります。2015年は4月5日、2016年は3月27日です。
イースターのモチーフはウサギ、ひよこ、そして卵です。当日、子供たちはカラフルなゆで卵を配ったり、庭に隠された卵を探す「エッグハント」を行ったりする家庭もあります。
ハロウィン(10月31日)
最近、日本でも人気のハロウィンは、アメリカでは恒例行事です。ハロウィンが近付くと、ハロウィン限定ショップが街に現れ、コスチュームやデコレーションを買い集めます。この時期からアメリカ人家庭は、家のデコレーションに大忙しなのです。
仮装した子供たちは近所の家をまわり、“Trick or Treat(お菓子をくれないといたずらするぞ)”という決まり文句を言い、お菓子をもらいます。また、ハリウッドなど大きな街ではパレードやイベントが開催。大人も子供も楽しめる行事がハロウィンなのです。
ハロウィンが終わるとすぐにサンクスギビング・デーのデコレーション、そしてそれが終わるとすぐにクリスマスのデコレーションと続くため、アメリカの家々を見るのが楽しみな時期ですね。
さいごに
アメリカには多くの祝日・祭日・記念日があります。州により異なるため、自分が行く州について事前にしっかりと学んでおきましょう。祝祭日のことをしっかりと知っておくことで、日本では味わえない特別な日を過ごすことができますよ。ぜひ、イベントにも繰り出してみましょう。
また、Meet Upでもイースターのビュッフェがあったように、日本にいる外国人たちが自分たちの伝統行事や祝日を祝うこともあります。ぜひ、日本でも外国人が主催するイベントに参加して、文化を学んでみてくださいね!
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