海外ドラマ『PRISON BREAK (プリズンブレイク)』で学ぶ英語表現・英会話フレーズ

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英語の勉強法

今回は、海外ドラマ『PRISON BREAK (プリズンブレイク)』から英語表現や英会話フレーズを取り上げています。私も今回のこの記事に関わりながら7年前、8年前に毎日の様に続きが楽しみで一晩に何話も見ていたことを思い出して懐かしく感じます。過去に見た人でも、その時は英語+英語字幕で見ていた人は少ないと思いますので、既に知っている映画こそ今となって勉強をすると「あぁ、こういう意味だったんだ」とより深い知識となるはずです。
今回も日本で大ヒットした海外ドラマ「プリズンブレイクのSeason 1」から楽しみながら英語の勉強をしましょう。

まず、最初にこの作品では、主人公役のウェントワース・ミラー (Wentworth Miller) (役名はマイケル・スコフィールド(Michael Scofield))、その兄のドミニク・パーセル(Dominic Purcell) (役名はリンカーン・バーローズ (Lincoln Burrows))の2人がイギリス英語話者、そしてその他にもサラ・ウェイン・キャリーズ (Sarah Wayne Callies) (役名はサラ・タンクレディ (Sara Tancredi))はアメリカ英語話者、アマウリー・ノラスコ (Amaury Nolasco) (役名はフェルナンド・スクレ(Fernando Sucre))はプエルトリコ出身など、様々なタイプの英語が聞ける点でも非常に有益だと思います。それでは、様々な”使えるようになりたい”英語表現を見ていきましょう。

プリズンブレイク Season1の着目すべき英語表現&英語フレーズ

1. Tattooist: Takes guys a few years to get the ink you got.
 これほどの入れ墨を入れるのには普通数年はかかるのよ
 
ストーリーの冒頭でMichaelの上半身に描かれたタトゥー。これを彫った彫り師がこの発言をする。文法的には“It takes + 人 + 時間”の構文で「人に~の時間がかかる」という意味を持つ。日常会話でも、“It takes me 10 minutes to get there.” (そこに行くのに10分かかる)という風に用いることが出来る。

2. Judge: Given your lack of prior criminal conduct, I am inclined toward probation.
 前科がないことを踏まえ、執行猶予が適切だと思う。
 
“Given that~”を接続詞的に使い、considering 「~を考慮に入れると」と同義で使っている。また、be inclined toward / for / to ~という表現も「~したい気持ちにさせる」という形で使っている。日常会話ではI am inclined toward taking a walk. (散歩したい気分)のように使える。

3. Michael: Come again?
 もう一回 (言って)
 
看守に言われたことが聞こえずに(理解できずに)聞き返した場面。日本人は“Can you say that again?”や“Could / Can you repeat that?”などと聞き返しがちだが、圧倒的にこの“Come again?”や“What’s that?”と言ったカジュアルな聞き返しが多い。

4. Sucre: I’m proposing to my girl if you got to know.
 知りたいなら言うけど、おれ、彼女にプロポーズするんだ
 
Michaelが刑務所でcellmate (同房者)となったSucreが彼女を思い、こう発言する。一見簡単な言い回しだが、“propose to + 人”と“to”を使えるようになりたい。

5. Michael: Abruzzi, I need you to hire me at P.I.
 アブルッチ、おれをP.I. (Prison Industry: 刑務作業)に採用して欲しいんだけど
 
 Abruzzi: Beat it.
 うせろ

 
Michaelが囚人のリーダー格である、Abruzziに話しかけるシーンである。まず、“need”の構文であるが、“need + 人 + to”で「人に~(してもらう)必要がある」という形で使う。
次に“Beat it”と言い方はスラングではあるが、良く使われ、「逃げろ」や「出ていけ」などと訳される。

6. Michael: Mull it over.
 (それを)よく考えてみてくれ
 
“mull”は“mull ~ over”の構文で使われることが圧倒的に多い。“think ~ over”としても意味は一緒だが、アメリカ英語らしい言い方でもある。

7. Sebastian: Are you putting this off?
 これ(=結婚)を延期するのかい?
 
 Veronica: What do you mean?
 どういう意味?
 
 Sebastian: I mean, are you having second thoughts?
 つまり、その、考え直しているのかい?
 
ここでは、2つの表現に着目したい。1つめは“put ~ off”で、真ん中に目的語をはさみ、「~を延期する」という形で使う。次に、“have second thought”という言い方で、“thought”は“think”の名詞形であることから、「2つめの考えを持つ→再考する」という意味で使っている。

8. Sucre: She’s supposed to come around for a conjugal on Tuesday.
 火曜日に彼女が(会いに)やってくる予定なんだ
 
この“be supposed to~”という言い方は非常に便利で「~することになっている」という意味で使う。次に、“conjugal”という単語だが、これは形容詞であるため、本来は“a conjugal visit”のように使うべきだが、日本人が英語を使うときもこうした細かいことにとらわれすぎるべきでないという意味でも好例だと思う。

9. Pope: You make it sound like a traffic infraction. Like all you did was turn the wrong way up a one-way street.
 (自分がやったことを)交通違反みたいに(軽く)言うじゃないか。(自分のやったことは)一方通行の道を方向転換しただけ、みたいに。
 
ここでは“like”の使い方に着目してみたい。最初の“like”は“sound like~”で前置詞として「~のように聞こえる」と使い、2つ目の“Like”は接続詞として“as if”「まるで~のように」と同義で使っている。また「一方通行」をa one-way streetと言えるように、a one-way ticketと言えば「片道切符」という言い方になる。

10. Maricruz: He was really sweet.
 かれは本当に優しかったのよ
  
Sucreの彼女であるMaricruzが友人だというHectorを称してこういう。“sweet”は使いこなしたいオシャレな形容詞である。

11. Prison guard: [Out of shot] That’s it over, wrap it up.
 時間だ。終わりにしろ。
 
看守が突然入り込んできて、こう告げる。まず、“That’s it.”は「それでおしまいだ」という意味で使う。そのあとのoverは、“game over”の“over”と同義である。そして、“wrap up”は“finish”と同義で用いる。

12. Lincoln: Look, whatever you got going on, fill me in. ’Cause I’m in the dark here.
 なぁ、おまえが知りえたこと、なんでも教えてくれよ。おれはなんにも知らされないんだから。
 
Lincolnが懇願するように弟であるMichaelに語りかけるシーン。“whatever”は “whatever you like” (好きなものはなんでも)のように用いる。次に、“fill in”のイディオムは「最新の詳しい情報を知らせる」という意味で、“in the dark”は「~を知らないで」という意味だが、ここでは文字通り真っ暗な独房に入れられているLincolnの状態をも示している表現といえよう。

13. Lincoln: You’ve seen the blueprints?
 (ここの)地図見たことあるのか?
 
 Michael: Better than that.
 そんなもんじゃないよ
 
 Michael: I’ve got ’em on me.
 全部体に書いてきたよ
 
第一話の最後の場面であるここでのやり取りは、Michaelが上半身裸になり、Lincolnにタトゥーを見せる場面である。最初のMichaelの発言は“It’s better than that.”となるべきところだが、主語が省略され、2つ目の発言では “them (= blueprints)”の音が “em”とだけ発音されている。日本語でもそうだが、通常の速度で話される会話の場合、こうした省略は多くおこる。

いかがだったでしょうか。 このドラマではアメリカ英語・イギリス英語はもちろん、様々なアクセントを持ったスピーカーが登場します。少しスラングが多いのが減点箇所ではありますが、ストーリー自体は大変見やすく、気が付いたらハマっているという感覚になることでしょう。是非とも語学学習の題材の1つに加えてみてください。

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