留学先にカナダを希望される方の9割が「英語が綺麗」を理由に挙げられます。
私も実際にバンクーバーにいる頃、「聞き取りやすいなぁ」と感じ、より親しみがわいたのを覚えています。
ただ、本当にカナダの英語が綺麗なのでしょうか。
先日、オーストラリア州立専門学校TAFEの肩が来られたとき、とても聞き取りやすい英語を話されていました。話をしていると、彼はスウェーデン出身でオーストラリアに移住したことが判明しました。
スウェーデンの教育機関では、主にイギリス英語を教えているようですが、TV番組はアメリカのものが普及されているので、アメリカ英語に似た発音も持ち合わせているのがスウェーデン英語の特徴です。
ちなみに、スウェーデンの母国語はスウェーデン語です。英語を母国語としない国の方が、綺麗な英語を話すこともあるということです。
もはや、どこが綺麗でどこがなまっている等、ないように思えます。
では、国によってどのような特徴的があるのでしょうか。
アメリカ英語とイギリス英語の違いは?
私達が学習してきた英語は、アメリカ英語です。
その為、イギリス英語を使う国の言葉を聞くと「なまっている・・・?」と思うこともあるかと思います。
イギリス英語は、現在完了形の言い回しを使用することが非常に多いです。
例えば・・・
Have you had dinner yet?(夕食はまだ食べてない?)
と聞くイギリス英語に対して、
Did you have dineer yet?
と聞くのがアメリカ式。
また、使われている単語や発音も多少異なります。
例えば、ファーストフード店でよく販売されているポテトを頼む際の“ポテト”という単語。
イギリス英語:Chips
アメリカ英語:French fries
このような違いがあるからこそ、アメリカ英語を勉強してきた私達は、「なんか違う・・・」と感じてしまうのかもしれませんね。
カナダ英語が綺麗に聞こえる理由
カナダの英語は、場所によって少し異なります。紐を解く鍵は、歴史にありました。
バンクーバーのある西側は、元々イギリス領であり、トロントのある東側は元々フランス領でした。東側には、いまだにフランス語を第一言語とする人々が住んでいます。そして、西側は隣国アメリカの影響を受けながらも、イギリス英語のなごりが残っています。
カナダの人々は、文と文を繋げて話すアメリカ英語と少し異なり、文法的にゆったり話します。(もちろん話すのが早い人もいますが)
日本で言うと、東京の人々はせわしなく早口で話す方が多いですが、福岡の方はゆったり博多弁を話す、そのような感じです。
また、移民が多いので、異国の人(英語を第一言語としない人)と話すことに慣れています。第一言語が違う言葉だったとしても、相手を尊重し、相互理解を深められるよう努めています。
つまり、カナダの英語は、私達日本人が学習してきた文法をそのまま使用している傾向にあり、かつ相手を重んじる話し方をしている為、綺麗に聞こえるのではないでしょうか。
英語を学ぶにはどこの国へ行けば良いの?
カナダの英語は聞き取りやすいですが、特別“綺麗”というわけではありません。
英語をきちんと勉強したいと思うのであれば、まずは第一言語が英語の国を選ぶこと。
イギリス英語を使用しているオーストラリアやニュージーランドを選んだとしても、
“綺麗”だと評判のカナダを選んだとしても、
スタンダードなイギリス・アメリカを選んだとしても、
英語は英語です。
国にこだわらず、”自分が満足するプラン”選びにこだわってプランニングしていくことが大切です。
国選び、プラン選びに悩まれている方は、ワールドアベニュー迄お問い合わせ下さいませ!
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