11月某日、秋葉原で開催された「オーストラリア留学フェア」。オーストラリアの学校60校が参加して、留学に興味のある小学生から社会人までを対象に留学説明が行われるこちらのイベントをレポートしてきました。
この留学フェアは年に1度しか行われない貴重なイベント。せっかくなので「海外留学に行きたくて行きたくて堪らなそうな人」も道連れにしようと思って探してみたところ、
海外行きたいなー
— さえりぐ (@saeligood) 2015, 11月 8
いました。
株式会社LIGの編集者であり、妄想ツイッタラーとしても知られる、さえりさん(@N908sa)です。
「海外行きたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい会社休みたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい海外行きたい」
こんな調子だったので、「海外を感じられる場所に連れて行きますよ」と言って誘い出したらとても簡単につかまりました。ちなみに、留学には興味があるか尋ねると「海外のおしゃれな学校で胸キュン学園生活が送れるなら」という回答が返ってきました。
フェア会場にチェックイン!様々な留学コーナーを前に、さえりおおはしゃぎ
ということで、さえりさんと「オーストラリア留学フェア」にやってきました! 会場は、秋葉原UDXビル内にある多目的ギャラリー。
憧れの海外を前にテンション上がりまくりのさえりさん。後ろの外人さんの気配にも気付かずノリノリで会場入りです。
このイベントでは、全60校の学校案内ブース、留学経験者と話せるブース、留学相談ブース、留学セミナーなど、様々なコーナーが用意されています。
さえりさん(以下「さえり」)「留学生が多くてしっかり勉強できて胸キュンな学園生活が送れちゃう学校はありますか?」
インフォメーションの男性「全力でサポートしたいのですが、胸キュンに関しては自分次第となりますね」
さえり「なんだ、そうなのか」
会場全体の案内をしてもらったあとは、胸キュンできそうな学校を見つけるべく散策してみることに。すると、さえりさんが突然、どこかに向かって一目散に駆けていきました。その先にあったのは……
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さえり「こういうやつください」
イケメン外国人の看板でした。
さえり「こういうのでもいい」
さえり「こっちもあり」
「外国人の彼と文化の壁を感じながらしどろもどろに一生懸命愛を伝えていたら、首をふって『もういいよ』と髪を撫でながら言われてしまって、あれ……困らせたかな……って思ってたら『言葉なしで十分伝わる』とかってくすくす笑われちゃったりなんかして、ああもう無理オーマイスイートダーリンアイラブユ(以下略)」
看板を見ただけでイケメン外国人との胸キュン妄想が止まらないさえりさん。さすがはプロ妄想ツイッタラーです。
イケメン看板で遊んだあとにやってきたのは、留学セミナーや小中高校生対象の学校案内が行われているゾーン。
さえり「海外行きたいんじゃーーーーーーーーーーーーー!!(絶叫)」
今回は時間がなくセミナーには参加しませんでしたが、東進ハイスクールの英語講師であり、英語学習に関する数々の書籍を出版する安河内哲也氏による「オーストラリア留学レポート」や、マイナビによる「留学体験を就活・キャリアアップに生かすヒント」など、留学に少しでも興味がある人にはかなり贅沢なラインナップとなっていました。
各ブースで留学相談。胸キュンできる学校は見つかるのか?
ひと通り会場を見て回ったところで、お次は各ブースにて留学相談を受けてみることに。
学校と一口に言っても、
・語学+大学の卒業資格を得られる「大学」
・語学+専門的な知識を得られる「専門学校」
・語学を徹底的に学ぶ「語学学校」
など、種類はさまざま。留学先で何を成し遂げたいのかによって、選ぶ学校の種類も変わります。
各学校のカリキュラムにも個性があるので、比較検討して自分に合った学校を見つけることが重要なんです。
まず初めにやってきたのは、ニューサウスウェールズ州にある「Western Sydney University(西シドニー大学)」。大学ではあるものの、大学進学前の語学研修機関も大学に附属しているため、語学学校としての利用も可能だそう。日本の大学に在籍する学生でも、1年の休学留学を通じて、英語+大学の本科のコースを体験できるプログラムがあったり、大学在学中にオーストラリア以外の国の提携校への留学ができたりするのが特徴。
ご案内してくれたのはこちら、日本語ペラペラのアラーナさんです。
アラーナさん「この学校ではフレキシブルに授業が選択できるので、自分が興味のある内容について学習を深めることができるんです」
さえり「おすすめのコースはありますか?」
アラーナさん「教育、ビジネス、メディア、看護など優秀な学部がたくさんありますが、翻訳・通訳のコースが一番有名で人気です。学校で資格が取れるので、卒業後は翻訳者・通訳者としてすぐに動き出すことができるんです」
さえり「じゃあ会社辞めて通訳者目指しますね!」
……さて、次にお話を伺ったのは、クイーンズランド州にある「University of the Sunshine Coast(サンシャインコースト大学)」という大学です。
先ほどと同じく、大学でありながら語学学校としての利用もできるそう。案内してくれたのは、とっても陽気なミシェルさんです。
ミシェル「当校は自然に囲まれており、すぐ近くにはビーチもあるんです。そのため、授業の休み時間や放課後にサーフィンに行く学生もいますよ。スポーツ施設も充実しているので、勉強もしっかりやりつつ、サーフィンやブッシュウォーキングなど大自然を介したアクティビティなどを楽しみたい人にはぴったりかもしれないわ」
さえり「サーフィンにスポーツ施設……、ワイルド系イケメンがめちょめちょ多そうですね!」
さえり「じゃあこの学校にします」
……また、こちらの学校にいる日本人の数は、1万人以上いる学生のうちたったの35人とのこと(あとはほとんどがオーストラリア人)(2015年11月現在)。これなら、留学にありがちな、「現地の日本人とばかり喋ってしまって語学が上達しない」という事態にもならなくて済みそうです。
そしてもう1校、「University of Technology Sydney(シドニー工科大学)」という学校。こちらも、大学と語学学校両方の利用が可能です。100以上の大学課程と200以上の大学院課程があり、大学では、ビジネス・IT・デザインファッションなど様々なジャンルのコースが用意されています。
絶対に日本人だと思って話しかけたこちらの男性の名前はカールさん。日本語で話しかかけたらものすごく流暢な英語で返答がきて驚きました。
最後にやってきたのがこちらのブース。
ニューサウスウェールズ州にある「TAFE NSW(テイフ ニューサウスウェールズ)」です。こちらは専門学校と語学学校の機能を備えた学校なのだそう。
お話を聞くべくさっそく座ってみると……、
あれ? 見覚えのある顔が……、って、寺田さん※じゃないですか!!
※前回こちらの記事にも登場した、ワールドアベニューの認定キャリアカウンセラー資格を持っている寺田麻友子(@TeradaMayuko)さん。
この会場内にはワールドアベニューが提携する学校がいくつか出展しており、寺田さんはそのピンチヒッターとして、今日も仕事に奔走しているのだそう。
寺田さん「ふむふむ、3つの大学でもう説明を聞いてきたんですね。それらの学校との一番の違いは、ここが『専門学校』であることです。つまり、大学よりも短い期間で、英語+専門的な知識や技術を身につけることができるんです。ビジネスやIT、アート、デザイン、チャイルドケア、ビューティメイクアップ、フローリストリーなど、いろんなコースがあるんですよ」
さえり「『Floristry』がお花のコースですよね? じゃあわたし花屋になります」
……なんだか心配になってきましたが、少女のように瞳をキラキラさせているので放っておきましょう。
さえり「英語に自信がないんですが、海外でお花屋さんになって黒エプロンをかけたイケメンと素敵な展開になるような、そんな未来をわたしも描けるのでしょうか?」
寺田さん「急に壮大なかんじがしますが、英語に関しては問題ありませんよ。専門コースへの入学には一定レベルの英語能力を求められますが、大体どの学校にも附属の英語コースがあって、そこで英語を基礎から勉強することができます。私も最初に留学したときは、英語コースの1番下のクラスで前置詞の勉強から始めましたが(笑)、そこからしっかり伸ばせました!」
さえり「黒エプロンの男性は、黒縁メガネをかけていますか?」
寺田さん「それは人によるのではないでしょうか」
さえり「そっか、メガネかけてるのか……。よかった」
話は聞こえていないようです。
留学経験者から現地のよりリアルな話を聞いてみた
陽気なミシェルが説明してくれた学校、「University of Sunshine Coast」に留学していた方が会場内にいるとのことで、留学後のイメージをより膨らませるためお話を伺うことに。
自身の留学経験を話してくださったのは、現在はクイーンズランド州政府駐日事務所で教育分野にも携わっている、フォーサイス伊織さん。
さえり「こちらの学校は日本人が少ないとさっき聞いたのですが、ということは外国人男性との素敵な展開が待ち構えているということで間違いないですか?」
フォーサイスさん「そこは自分次第ですが、日本人が少ないほうが英語力は上がりますよ! 英語ができないと他国の学生と話ができないので、本気で勉強しようと気合いが入ります」
さえり「ふむふむ。学校は田舎にあるとのことですが、不便じゃないですか?」
フォーサイスさん「不便ではなかったですよ! たまに都会が恋しくなることはありましたが、自然が多くてリラックスできて人もマイペースなので、都会に疲れた人は癒されると思います」
さえり「……癒されたい。自然があるなら妄想もしなくて済みそう」
さえり「学校の後にサーフィンしたりするんですよね?」
フォーサイスさん「授業中でも海パンで教室に入ってくる生徒もいます(笑)」
さえり「サーファーの体格はどんな感じですか?」
フォーサイスさん「日本人よりかなり体格はガッチリしていて良いですね」
さえり「でもわたしガッチリよりインテリ系がいい」
フォーサイスさん「……」
……フォーサイスさんありがとうございました。留学先を決める際はこういった現地のリアルな状況を知ることも大切ですよね。
留学も情報収集が命!関連イベントへの積極参加がおすすめ
さえり「あーーーめちょめちょ会社の経費で留学したい!!!」
「留学して1年経って、不意にホームシックになってしまい泣きながら道を歩いてたら、たまたま通りがかった友人のマークが私の姿をみて何も言わずに抱きしめてくれて『ここも君の居場所だよ』って言ってくれて、そこから始まるマークとのあまい生活、ああ留学してよかった……って言いたい留学したい!!(140字) あ、これフリーTwitter素材なんで好きに投稿してくださいね」
ひと言で留学と言っても、外国語をマスターしたい、海外生活を楽しみたい、手に職をつけたい、イケメン外国人とたくさん出会いたいなど、目的によって行先は大きく変わります。今回のように、一度にいろんな学校の話を聞けて留学相談ができるイベントは、留学志望者には絶対におすすめです。
こちらは年に1度のイベントですが、他にもこのようなイベントがあったらぜひ参加してみてくださいね♪
取材協力:
クイーンズランド州政府駐日事務所、フォーサイス伊織様
オーストラリア大使館マーケティング事務所
執筆:真崎睦美/写真:飯岡拓也
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