オーストラリアにもファストフードのチェーン店はありますが、やはり美味しいのはバーガー専門店。シドニー中心部にある「Burger Project(バーガープロジェクト)」は平日・週末を問わずランチタイムはローカルの人々で混み合うおしゃれなお店です。肉汁のしたたるオージービーフのバーガーにかぶりつけば気分はオーストラリア人。日本とは少し違う具材も美味しくて大満足間違いなしです!
「スローフード」の価値のあるファストフード
シドニー市に2店舗ある「バーガープロジェクト」は「Fast food slow food value」をキャッチコピーとしたハンバーガー専門店。ホルモンやアンチバイオティクス(抗生物質)を一切使わずに育てたオーストラリア産の肉だけを使用し、ハンバーガー提供時のパッケージの80%はリサイクル紙などの素材を使用しているという、体や環境にちょっと優しいお店なのです。
今回はWorld Square(ワールドスクエア)という複合商業ビルの中にある店舗に行ってきました。
バーガーショップで注文してみよう!
店内に入るとレジの上に手書き風のメニューが並んでおり、カウンターで注文する仕組みです。バーガーとチップス(ポテトのことです)と飲み物をオーダー。ドリンクメニューの中にはワインなどもあり、夕方くらいになるとバーガー片手に赤ワイン、なんていう人も多く見かけます。
さて、カフェやバーガーショップで注文する時によく聞かれる2つの質問があります。もし英語がまだあまり得意でなくても、以下の通りに覚えておけば安心ですね。
「Have here or take away?」
自分の希望の商品を全部伝え終わった後に尋ねられる質問です。日本語で言うと「こちらでお召し上がりですか?お持ち帰りですか?」となります。日本で習った英語では持ち帰りは「Take out」だったという人も多いかもしれませんが、オーストラリアでは「Take away(テイクアウェイ)」しか使いません。
こう聞かれたら、答え方は「Have here, please」または「Take away, please」でOKです。
「May I have your name please?」
これもよくある質問で、「お名前を伺えますか?」。スターバックス・コーヒーなどでも必ず聞かれます。他の人のオーダーと間違えないために紙のカップに名前を書いたりするんですね。日本だとこういった場合に「苗字」を答えますが、こちらでは「名前(ファーストネーム)」が基本です。
名前を伝えてもスペルミスや聞き取り間違いは頻繁に起き、「スミレって言ったらSmithって書かれたよ!」なんていう話もよく聞きます。日本人に限らず、英語名でない人は誰しもこうした経験があるようですよ。
まずは基本の「Classic Burger」!
この時オーダーしたバーガーはClassic Burger($8.90)。グラス・フェド・ビーフのパティ、ピクルス、トマト、玉ねぎ、レタスを「シークレットソース」で頂くボリューム満点のハンバーガー。グラス・フェド・ビーフとは、人工的に作られた飼料でなく、自然の草を食べて育った牛の肉のことで、臭みがなくとても美味しいです。ソースのレシピは秘密…とのことですが、ケチャップやバーベキューソースと違ってしつこくない味わいがクセになります。
Chips(フライドポテト)はスモール($2.90)を頼みましたがかなり食べ応えがありました。塩味とチリソルト味が選べ、さらに好みでケチャップやマスタードをディップして食べることもできます。
ドリンクはコーラ、スプライト、アイスティー、ミルクシェイクなど様々な種類がそろっていますが、オススメはHouse made soda($4.50)。ストロベリーとパッションフルーツから選べ、どちらもそのままのフルーツの香りと味がしっかり楽しめて、バーガーショップとは思えない美味しさです。
ベジタリアンにも対応!「Magic Mashroom」
面白いネーミングのMagic Mashroom($10.50)は、なんとまるごとフライされたキノコがミートパティの代わりに挟まれたバーガー。他にチーズ、玉ねぎ、ピクルス、トマト、レタスとシークレットソースも入っていて大ボリューム。マッシュルームと言っても日本でおなじみのあの小さなマッシュルームではなく、シイタケをひと回り大きくしたような肉厚のキノコがサクサクの衣の中に入っていて、シイタケよりクセもなく美味しいんです。ベジタリアン向けメニューということを考えずに食べても大満足のキノコのバーガー。多民族国家であるオーストラリアには出身、文化、宗教、生活習慣の違う様々な人が一緒に暮らしており、食の嗜好も実に人それぞれ。レストランではベジタリアンやビーガン向けのメニューを用意するところが多く、そのほとんどは味の点でも満足感の高いものばかりです。
ルートビートって?
今回オーダーしたバーガーには入っていませんでしたが、オーストラリアのバーガーショップやパブなどでハンバーガーを食べると、赤紫色のビートルート(Beetroot)という野菜の薄切りが入っていることがよくあります。これは、赤かぶのような見た目をした根菜で、色鮮やかですが味や食感はジャガイモに似てあまりクセがない印象です。ビートルートは日本では見慣れない野菜ですが、オーストラリアでは缶詰の状態などでどこのスーパーでも売られています。ステーキに添えて食べたりしても美味しいので、見かけたらぜひトライしてみてくださいね!
さいごに
今回ご紹介したお店、バーガープロジェクトはランチタイムと夕方はとても混んでいますが、少し時間をずらしていけば落ち着いた雰囲気でのんびりくつろげます。ハンバーガーというカジュアルな形で提供されるメニューですが、その味やお店のこだわりはファストフード店というよりレストランに近く、シドニーの人々に愛されています。皆さんもシドニーに来たらぜひ訪れてみてくださいね!
<Burger Project公式ウェブサイト>
http://burgerproject.com/
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