イギリス留学News

イギリスに観光に訪れて大好きになった!という人も多いのではないでしょうか。
春はイースターの活気に満ちて、夏は涼しく薔薇が咲き乱れ、秋は優しい紅葉で満ち、冬は寒いけれどクリスマスの街並みは重厚で美しく感動的です。
イギリスで英語を勉強してみたいという人もいるでしょうし、憧れの国で働きたいと思う人もいるでしょう。
イギリスは確かにビザのシステムはいろいろ複雑で厳しい条件がありますが、逆にきちんと一つ一つクリアしていけば、移住実現の自分にあった道が開けるはずです。
まずは移住に必要なビザなどの基本事項をチェックしながら計画をたてることからはじめてみましょう。

(※移住の定義に「永住することを目的」として、ある地域や国に住むということがありますが、最近は週末移住という言葉も流行していることから、イギリスに観光以外のビザで、一定期間住む方法全てをまとめています。)

1. イギリスに留学目的で移住する

短期留学の場合 (Short-term study visa)

6か月までの留学に申請でき、英語コースの場合のみ11か月まで延長を申請することができます。
外国人向け英語コースであることや、Home Office から認可の出たコースである必要があり、入学証明書や、滞在の十分な資金があることの証明をする必要があります。

長期留学の場合 (Tier4 General student visa)

ビザ発行の資格のあるコースに申請可能でコースによっては2~5年間滞在のビザを申請できます。
大学からの入学証明、入学金のレシート、英語レベルの証明、滞在中の資金の証明がひつようです。
Londonとその近郊は£1265/月、地方では£1015/月で必要資金を割り出すことになります。(現在£1=約150円)要求される英語レベルはコースによって違うのでチェックしておきましょう。

2. イギリスで仕事をして移住する

現地企業に就職する (Tire2 General visa)

現地の企業がスポンサーになり、スポンサーが申請するシステムで、特殊技術者やハイレベルのマネジメント資格所持者などへ申請できます。
また日本に本社がある会社がイギリスの支店などへの求人の場合はIntra Transfer visaの申請になります。
特にイギリスで不足している職種での申請をチェックしてみましょう。
(Shortage of workers in the UK)特殊技術取得者、医療関係者、看護婦など

ワーキングホリデーに参加する (Tier5 Youth Mobility Scheme visa)

まずメールで抽選に申し込み、毎年1000人が無作為に選ばれ、申請許可が通知されます。18歳~30歳までの年齢制限があります。その後申請手続きを進めていくことになり、必要書類を東京または大阪の英国ビザセンターで本人が申請することになります。
最大2年までの滞在期間で、特に英語レベルなどは要求されません。

チャリティー事業や研究者として一時滞在する
(Tier5 Temporary worker, Charity worker visa)

認定を受けた機関や人材不足の職種などに無償で働いたり、研究に参加したりする場合に申請するビザで、最長で一年間滞在できます。

3. イギリスで起業家、投資家になって移住する

起業する(Tier1 Entrepreneur visa)

少なくとも20万ポンドの資産があることが必須で、滞在期間最大3年4か月のビザが申請できます。
ビジネスが順調な場合さらに5年まで延長することができます。
英語の能力がIELTSで4~4.5以上あることが必要です。

投資家になる (Tier1 Investor visa)

少なくとも200万ポンドを英国で投資できる必要があります。
最長で3年4か月滞在でき、順調な場合さらに2年延長できます。
このビザでは特に英語のレベルは問われず、年齢の制限もありません。

4. イギリス人と国際結婚をして移住する

イギリス人のフィアンセとして入国(Finance visa)

6か月以内に結婚することを示す必要があり、ベネフィットなしで暮らせる資金があることなどを証明しなくてはいけません。IELTSで一定以上の英語レベルを取得する必要があります。
二人の銀行の残高証明や、二人の関係を証明するもの、などが必要になりますので、十分余裕を持って準備をすることをお勧めします。
さらに移住の流れとしては、イギリスで結婚式を挙げたあと、Spouse visa(配偶者ビザ)を申請することになります。

イギリス人の配偶者として入国する (Apply to remain in the UK with family)

イギリス人と日本で結婚してイギリスに入国する場合に申請するビザで、5年の滞在期間の後、永住ビザを申請することになります。
結婚後婚姻証明などの必要書類をそろえて申請します。
その他、配偶者がEU諸国国籍やそれ以外で英国の永住権保持者の場合などは必要書類もかわってきますので、かならずよく各自 でチェックし、事情が複雑な場合は専門家に相談しましょう。

おすすめの移住方法は?

一般の労働ビザ取得は、日本の企業からの転勤など以外ではやはりなかなか難しいようです。
イギリスの大学で学位、修士などを取得後に現地での就職、というのがより可能性が上がるでしょう。

30歳までの方ならワーキングホリデー制度を利用してみるのが最適だと思います。
特に美容師やシェフなどの技術を持っている方なら、英語のレベルが低くても、技術を生かしてイギリスでも活躍の場は多いと思いますし、もちろん英語学習も同時進行することが可能ですし、近隣のヨーロッパ諸国への旅行も楽しめます。
私がお世話になっている美容師の方は、ロンドンのヴィダル・サスーンで訓練を受けたという方で、日本人の髪質の特徴もよくわかっていらっしゃり、本当に助かっています。
人気のある制度ではありますが、応募してみないことには何も始まらないので、ワーキングホリデーHPで最新情報をチェックし、まずメールで応募してみましょう。

イギリスで起業しようという方も、例えばイギリスは近年日本食ブームが続いていますので、日本食レストランなども多く成功しています。
専門家と早くからよく話し合い、しっかりしたビジネスプランと資金力があるのなら、チャレンジしていけるのではないでしょうか。

年々増えている国際結婚による移住については、申請できる条件が特に複雑な就労ビザや起業ビザなどと違い、必要条件を満たし、関連した書類さえきちんとそろえていたら、必ずビザ申請は通るものですから、とにかくよく最新情報をチェックし、準備にとりかかりましょう。
もし結婚相手の方に犯罪歴があるとか、定職がないなど複雑な事情がある場合、ビザが却下されてアピールする場合は、専門家のアドバイスを受けて対処していきましょう。

最後に

留学をはじめほとんどの移住方法では十分な滞在費があることの証明など、移住費用として余裕を持って確保しておくことが重要になります。
一定の英語のレベル以上が必要になることも多いので、英語の勉強に励むと同時に、移住資金を十分に貯めておくことがイギリス移住への近道のようです。
申請条件が複雑なビザなどは専門家をうまく利用しながら着実に準備をしていきましょう。
イギリスの本当の魅力はある程度長く滞在してこそ実感できるものです。
みなさんのイギリス移住の夢がかなうことを応援しています。

【参考】
GOV.UK
ブリティッシュカウンシル

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