英語の勉強法

私も普通に日本で英語の学習をしていましたので、テキストもアメリカ英語でしたしハリウッド映画やアメリカのドラマも好きだったので普通にそういう感じで馴染んでいました。

大学でイギリス文学を勉強したときにいろいろな違いには気づいて勉強していたものの、実際にイギリスに移住して住むようになってから、さらにイギリス英語とアメリカ英語の違いを経験することになりました。もしイギリスで生活をしたいと思っている方や、イギリス映画やドラマ、音楽などイギリス文化に興味があってイギリス英語をもっと知りたいという方たちのために、主なものを紹介していきます。

イギリス英語とアメリカ英語の違い 〜あいさつ編〜

日常のあいさつですが、イギリス人は礼儀正しくアメリカ人が「Hi, What’s up?」などカジュアルなのにたいして、「Hello, how are you?」と少し改まった感じ、というイメージがあるかもしれません。たしかにそんな場合もありますが、実際親しい友達同士などフォーマルな場ではない場合は、「Hi」, や「Hiya(ハイヤ)」などをよく使います。「Hiya」(HiとHow are youが短くなったものらしい。女性のほうがよく使う)のあと「You alright?」(Are you alright?のことだと思われる)と続くことがよくあります。これは最初「何でそんなこと聞くのかな?具合悪いように見えるのかな」と思ったものですが、実際大した意味はなく、ただ「Alright?」とだけ言われることもあり、「How are you?」のかわりみたいなもので、「Yes, and you?」などと答えればいいだけです。

別れ際によく聞く「Cheers!」ですが
■ありがとう!
■またね!
■乾杯!
などいろいろな場合に使われています。「Cheerio!」も同様にバイバイ!という感じです。

イギリス英語とアメリカ英語の違い 〜意味の違う単語編〜

ファッションに関する単語

単語の違いは沢山ありますが、まず買い物などに必要になりそうな物でセーターのことを「sweater」とは言わず「jumper」と言います。ジャンパー(上着)のことは「jacket」、厚手のものは「coat」、女性の下着ショーツは「knickers」 (ニッカーズ)、男性用は「pants」、トレーナーは「sweat shirt」、フード付きなら「hoodie、trainers」(トレーナー)は靴のスニーカーという意味になります。「Wellies, Wellingtons」は長靴、普通「rain boots」などを使いますね。

【例文】

お店では

「I am looking for a cashmere jumper. 」
(カシミアのセーターを探しています。)

「Have you got some light weight trainers?」
(軽めのスニーカーありますか?)

と言う感じになります。
 

フードやドリンクに関する単語

レストランやパブなどでも必要になりそうな食べ物の名前の違いについては、ポテトチップスは「crisps」(クリスプス)と言いますが、アメリカでは「chips」、はイギリスではフライドポテトが「Chips」になります。「Fish&chips」がおなじみですね。野菜の名前もズッキーニが「courgette」(コジェット、フランス語)と呼びます。なすの「egg plant」は「aubergine」(オーバジーン、フランス語源)「sweets」が甘いお菓子全般、アメリカでは「candies」と言われるのが一般的ですね。

「pudding」(プディング)がプリンみたいなものを想像してしまいますが、デザート全般のことです。teaの定義がいまだに慣れないこともあるのですが、普通はお茶のティーで、夕食を表すこともあります。

ということで「Can you have tea with us after school tomorrow?」などと聞かれた場合、夕飯を明日放課後一緒に食べれるか、と聞かれている時があります。よくわからなかったら、「Do you mean, dinner(supper)?」などで確認してみてください。

イギリス英語とアメリカ英語の違い 〜いろいろな単位の違い編〜

アメリカ英語ではマイルや重さのポンド(pound 発音はパウンド)などが私たちにはなじみがないとはいえ、大体cm,km,kgなども通じるのではないでしょうか。しかしイギリスではいまだに旧式ともいえる重さの単位オンス(oz,ounseアウンスと発音します)や長さの単位フィート(feet, foot)などは日本人には全く感覚がわかりません。さらに体重はよくstoneであらわし、石の重さで数えるの?とびっくりですがティーンエイジャーくらいならキログラムもわかってくれますが、大抵の大人はストーンで体重を言ってきます。I am so happy I lost a half stone! (半ストーン減ってうれしい!)というのを聞いたりしますが、1ストーンが大体6.3kgらしいので3キロちょっとの減量成功ということでしょうか。身長がまたわかりにくく、よく5f10(ファイブ フット テンと読みます)とか言ってきますが、私たちには全くイメージがわきません。

このような換算表をみつけましたので、参考にしてみてください。
http://www.kelleher-international.com/convertUnits.html

あとは年、月、日の並びが日、月、年となります。8月24日は24th of August.24/8/2016という順番が一般的です。

イギリス英語とアメリカ英語の違い 〜スペルの違い〜

大体もともとイギリス英語がオーストラリアに渡ったということでオーストラリア英語と同じような感じです。

center (アメリカ) ― centre(イギリス)
apologize (アメリカ) ― apologise(イギリス)
defense (アメリカ) ―  defence(イギリス)
color (アメリカ) - colour(イギリス)

などで語尾が少し変わるものがあります。私のパソコンがイギリス英語設定になっているのかアメリカスペリングではミススペリングの表示がでてしまいます!もちろん世界標準ではどちらでも正しいわけですので、問題ないのですが、イギリス人と仕事で取引がありイギリススペリングで統一してメールを作成したりすると印象もいいのかもしれません。たまにイギリス英語が正しい英語、と思い込んでいるイギリス人もいるとはいえ、アメリカスペリングだろうが正しい英語に変わりないので私たちはそんなに気にする必要はないと思います。

イギリス英語とアメリカ英語の違い 〜発音の違い〜

イギリス発音と言っても、イングランド内だけでも北部のマンチェスターやリバプールなどは独特の訛りがあり、ロンドンはコックニーという地元っ子の訛りが有名だと思います。mateをマイトと発音したりするei がaiになるところなどがコックニーがオーストラリアに伝わり、定着したのかもしれません。ブリティッシュ英語、と範囲が広くなると、スコットランドやアイルランド、ウェールズはまたそれぞれ独特のなまりがあり、極端なものだと慣れない人にはただの雑音にしか聞こえないことがあると思います。

標準的なイギリス英語の発音としてよく耳につくものだけを挙げると、「can」 が「カン」、「can’t」が「カーント」になります。「schedule」スケジュールは「シェデュール」、とシェにアクセントで全く違う発音です。「o」はスペル通りに発音するので、「Hollywood」は「ホリウッド」、「a」も「オ」と発音することがあり、「Washington」を「ウォシントン」、「Dr. Watson」も「ドクター・ウォトソン」になります。

イギリス英語とアメリカ英語の違い 〜まとめ〜

気づき始めるときりがないアメリカ英語とイギリス英語の違いですが、イギリス人でも一般的にティーンなどはアメリカ英語やスラングも抵抗なく理解していると思います。逆にアメリカでイギリス英語を理解してくれるか、というのも特に問題はないようですし、イギリス英語といえばみんなハリー・ポッターやハーマイオニーみたいに綺麗な英語を話すと誤解している人にとっては魅力的だと思っているようです。日本人としてはクリアーに通じるように話せたり書けたりすればいいと思うのでどちらをお手本にして英語学習を進めていってもいいのではないでしょうか。たまにシャーロックなどのイギリスの人気ドラマなどでもイギリス英語の違いに馴染んでいただいて、どんどん実際にイギリスを訪れていただけると嬉しいです。

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