海外ドラマ『The O.C. (Season 1)』で学ぶ英語表現・英会話フレーズ

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英語の勉強法

語学学習を自分で・自宅でするときに、映像を使った学習というのは、記憶にも定着するので、とても良いと思います。さらに、大切なことは、同じストーリーを何度も繰り返し見ること。 そういった意味では、2時間や3時間近い映画は不向きです。 どんなに長くても1時間で収まるような作品がそうした反復学習には向いています。ここでは、若者の言葉もnativeらしい表現ふんだんに出てくる、そしてハンサムで美人な俳優陣が盛りだくさんのThe O.C. Season 1を題材に、様々な”カッコ良い”英語表現を見ていきましょう。Season 1の最初の3エピソードから英語フレーズを抜き出しているので、見たことがない方は始めやすいのではないでしょうか。これをきっかけにThe O.C.から英語を学んでいただければ嬉しいです!個人的に最初は英語の音声に英語の字幕を付けて見る事をおすすめします。

海外ドラマ『The O.C. (Season 1)』
エピソード1:The Pilotの英語表現

1. Dude, I’m on your side.
「おい、俺はお前の味方だよ」

 
“dude”はスラングだが、「男性」を表す言葉として使われる。ここでは、刑務所で初めて対面した主人公であるRyanに対し、公選弁護人であるSandyがなだめるようにこう切り出す。
I’m on your side. (あなたの側に居る)ということで、味方であることを示している。

 

2. So I don’t want to commit to anything too soon.
「だから、何にもコミットしたくない」→「急いで社会にでるなんて嫌だね」

 
将来を悲観しているRyanがSandyに対しこう言い放つ。commitという言葉は昨今カタカナでそのまま使われるようになってきたが、commit to ~という形で使われる。

 

3. Sandy: When did you become so cynical?
「いつからそんなに意地悪になったの?」

 
Kirsten: When did you become so self-righteous? (君こそいつから独りよがりになったの?)
→ Sandyが罪を犯したRyanを自宅に連れ帰った時に、妻であるKirstenとSandyとのやり取り。質問にさらに質問で返しているネイティブらしいやり取りの箇所である。

 

4. You can like, steal cars and…
「車を盗んだりとかさ。。。」

 
若者(特に女性)に多いが、fillerと呼ばれるつなぎ言葉として“like”を会話(文)の中に入れることが非常に多くなっている。“you know”や“well ”と同じ働きをしている。

 

5. That sounds really cool man.
「カッコいいな」

 
日本人に対しても言われているのと同じように、英語においても若者の形容詞のバリエーションの少なさが指摘されている。ここでは、 “cool”という単語を使って、Sandyの息子であるSethの計画にコメントをしている。ここでの“sounds”の使い方も是非真似をしたい表現である。

 

6. Way to salt his game
「水を差すなよ」

 
Sethが想いを寄せているSummerが現れ、興奮してRyanに見るように指示したところ、父親のSandyが現れ、邪魔をしてしまう。それに対して、RyanがSandyに「彼が楽しんでいるところ(his game)に塩をまくな(salt)」と言っている、非常に若者言葉らしい言い回しである。

 

7. I’m not going to forget it, Ryan.
「(そのことを)忘れないよ」

 
一見簡単な言い方だが、日本語から英語にはしにくい表現である。いじめられていたSethを救ってくれたRyanの好意に対してSethがこう言う。

 

8. It’s not up to you to decide whether they’re good enough.
「彼らが良いか悪いかを決めるのはあなたじゃないわ」

 
“It’s up to you.”といえば、「君次第だ」となる。ここでは、否定文なので、「~するのはあなたのすることではない」という意味になる。

 

海外ドラマ『The O.C. (Season 1)』
エピソード2:The Model Homeの英語表現

海外ドラマ 英語

1. There’s a shark movie at the IMAX if that’s what you’re into.
「サメをテーマにした映画をIMAXでやっているよ。君に興味があるならだけど。。。」

 
突如訪れたRyanとの別れを惜しむようにSethは様々なアイデアを出す。その中で出てきたアイデアの一つだが、ここでは、最後のintoの使い方がポイントで、「~に興味がある、ハマっている」という意味で使う。

 

2. Fair enough.
「(もういい、)分かったよ」

 
どちらも簡単な言葉なのに、一緒に使われると分かりにくくなる表現の一つである。ネイティブは良く使う言い回しで、「分かったよ。」という感じで訳されることが多い。この場面では、Sethが出したいくつかのアイデアに対して、Ryanが一言“No”と冷たく言い放ち、それに対して、“Fair enough”と切り返した。

 

3. Seth: Where you going?
「どこへ行くんだ?」
Ryan: I don’t know. New town, get a job somewhere, save some money.
「分からないな。新しい街にでも出て、どこかで仕事を見つけて、お金を貯めるかな」
Seth: That’s a great plan. Sounds like you’ve given it a lot of thought.
「すごいプランだな。ずいぶん考えたんだろ?」

 
この部分の会話もネイティブらしい切り返しである。大した計画もないRyanに対して、Sethが“give it a lot of thought” (いっぱい考えたんだな)と皮肉を言っている。

 

4. Marissa: Why won’t you tell me where we’re going? This is pretty far away.
「どうしてどこに行くのか教えてくれないの?すごく遠くまで来ているけど」
Seth: Oh, wow. Complaining. That’s very interesting considering nobody invited you.
「おいおい、文句かよ。誰も君を招待してないんだけど、(そんなこと言うなんて)面白いな」

 
ここでは、まずprettyの使い方に着目したい。通常の「かわいい」という形容詞とは異なり、ここでは副詞として、“very”と同じように使われている。
また、このMarissaに対するSethのコメントにも彼の皮肉が見て取れる。ここでは、consideringの使い方に注目したい。ここでは、接続詞として「~であることを考えれば」として使っている。

 

5. Promise me right now that you’d never do that—that you’d never run away, no matter how bad things may seem. Your mom and I will always be there.
「どんなに上手く事が運ばなくても、決して逃げない。そういうこと(逃げたり)はしないと誓ってくれ。ママとパパはいつだってそばにいるよ」

 
Sandが息子であるSethに対して諭す場面。no matter how + 形容詞 + S + Vの構文は参考にしたい。
Pilotで使われていた“I’m on your side.”同様、“always be there”と言って、味方であることを伝えている。

 

海外ドラマ『The O.C. (Season 1)』
エピソード3:The Gambleの英語表現

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1.My mom ditched me.
「僕の母は僕を見捨てた」

 
“ditch”は“get rid of” (~を捨てる / 処分する )と同じように使い、“ditch my girlfriend”のように人を目的語に取ることも、“ditch the plan”のように物を目的語に取ることも可能である。

 

2. I’m not going anywhere.
「どこにも行かないよ」

 
“not”と“any(where)”の組み合わせにより、“no(where)”となり、「どこにも行かない」の意味になる。

 

3. I used to want to be an architect.
「昔は建築家になりたかったんだ」

 
“used to”を使い「かつては~だった」という過去の状態を表している。

 

4. Whatever.
「どうでも(なんでも)いいけど」

 
ネイティブらいし表現の一つである。提案や言われたことに対する返事として使うが、興味がなかったりする際に、「あっそ」といった感じで使われる。

 

5. I got a couple of ideas.
「考えがある」

 
a couple ofはネイティブらしい英語表現である。“some”と同じように「2・3の」といった意味で使う。

いかがだったでしょうか。 このドラマでは俳優陣の英語も概して聞き取りやすく、表情も表現も豊かですので、先々見たい気持ちはあると思いますが、まずは、「同じストーリーを何度も繰り返し見る」ということをテーマに一つ一つの表現に注目しながら、よりストーリーを楽しんでみましょう。

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