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「THE MANNZAI 2012」の決勝で優勝したハマカーンのネタを覚えていますでしょうか。

 

クリケットはインドで国民的に愛されてるスポーツだよ。

だけど日本人のおれらにとったら一個も興味ねえだろうが、お前。

代表戦やってるよって言ってチャンネル合わせて、クリケットだったら腹立つだろうが、お前。

 

ねぇねぇ、あのね知ってる?

クリケットって1試合が1日で終わらないらしいですよ。

なんか試合中に食事とか取るんですって。ティータイムとかも。

 

お前、クリケットに興味出てくる様な情報入れてくるなよ!!

試合中にティータイム?ちょっと面白そうじゃねえかよ。

 

興味ないからって情報を遮断しちゃいけないんだよ。

 

このネタを見た人はクリケットを少しだけ調べたかもしれませんが、日本では知らない人がほとんどなのではないでしょうか。
私が住んでいるオーストラリアでは、週末に車を走らすと必ずと言っていいほど、公園では何かスポーツをやっています。
サッカー、ラグビー、オーストラリアンフットボール、そしてクリケットです。この記事ではクリケットの歴史や簡単なルール説明をご紹介します。クリケットのルールを知っているだけで、外国人とのコミュニケーションの輪を広げることができるでしょう。

1.クリケットの歴史

クリケットに関する資料は非常に少なく、曖昧な情報も非常に多いみたいですが、13世紀に羊飼いが仕事で疲れた後にリラックスのために始めた遊びがきっかけでできたスポーツであると言われております。
羊飼いは棒をバットにし、投げ込まれる石から味方のゲートを守るゲームが非常に面白いと人気を集め、16世紀後半にイングランド南部でスポーツとして認められ、18世紀末にはイングランドの国民的スポーツにまでなりました。当時からたくさんのクリケットクラブが誕生し、富裕層や貴族を中心に人気が高まっていきました。

大英帝国の広がりと共に海外でもプレーされるようになり、19世紀中頃には国際試合が開催されるようになりました。現在は100カ国以上でクリケットがプレーされており、英連邦諸国を中心に、オーストラリア、ニュージーランド、インド、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、南アフリカ、ジンバブエ、西インド諸島で非常に人気なスポーツとなっています。

これを聞くと驚く人が多いのですが、競技人口は、世界で約1億5000万人いると言われ、バスケットボール、サッカーに次ぐ第3位です。そのため、タイトルに書いてあるようにクリケットのルールを知っているだけでも共通の話題は広がる可能性は極めて高いです。(インド人の競技人口が多い為であると言われています。)
世界最大のプロリーグが2008年にインドで作られ、インディアン・プレミアリーグと呼ばれています。世界のトッププレイヤーは、このリーグに属していることが大多数で、一番稼いでいる人で年棒約3億円をもらっていると言われています。

また、1975年からICCクリケット・ワールドカップと呼ばれるナショナルチームのクリケットの世界選手権が4年に1度開催されています。直近のワールドカップは、2015年に行われ、14チームが参加した中でオーストラリアが優勝をしました。オーストラリアは、過去5度優勝をしており、最多優勝国となっています。

2.クリケットの道具と簡単なルール

クリケットの道具と簡単なルール

簡単なルール説明の前に、クリケットに必要な道具を挙げたいと思います。
1. ボール
2. バット
3. ウィケット(3本の棒)
4. グラブ
5. レッグガード
6. ヘルメット
7. ユニフォーム

この7点と楕円の形をしたクリケットコートがあれば試合をすることができます。

ルールの説明が簡単に説明された動画があるので、見てみましょう。

【クリケットのルールの大事なポイント】

■ 野球と同じ様に打撃側と守備側に分かれてプレイするイニング制で、得点(ラン)を競い合います。(得点をするために走る必要があるので「ラン」と言います。)
■ 人数は1チーム11人で行われます。
■ 投げる側(ボウラー)は、バットで打つ側(バッツマン)の後ろにあるウィケットを壊すために投げます。
■ 投げる側は、ボールを助走をつけて投げてOKですが、肘を曲げて投げてはいけません。
■ 全ての打者が規定の投球数を打ち終えたら攻守交代になります。
■ 基本的には1試合は、1イニング10アウト交代で2イニング制が一般的です。

最近では、フルイニング(2イニング)を行うルールでは1日で終わらないということから、リミテッドオーバールールというものを採用しています。
6球が1オーバーという単位ですが、リミテッドオーバールールでは、このオーバーの数に制限をかけたものになります。
 
代表的なリミテッドオーバールールは、

1. トウェンティ・トウェンティ・ルール(投球数20オーバー「120球」、1イニング)
2. ワンデイ・インターナショナル・ルール(投球数50オーバー「300球」、1イニング)

上の2つになります。

 

【クリケットの得点(ラン)の取り方】

得点(ラン)は、打ち返したボールがフィールドが転がっている間に2人のバッツマンが反対側のウィケットに行けたら1点、続けて反対側まで行ければもう1点という形になっています。

 

【クリケットのアウトの取り方】

クリケットでは、複数の方法でアウトを取ることができます。代表的なものは、
 
1.打者に打ち返されたボールをバウンドする前に捕球する。
2.投げたボールがバッツマンが振ったバットに当たることなく直接ウィケットを壊す。
3.バッツマンが走っているとき、反対側のウィケットに着く前にウィケットを壊す。
4.ウィケットのキーパーが投げられた球を捕球に失敗し、ウィケットを壊す。
(バッツマンが空振り、もしくは見逃しをした場合)
5.バッツマンがバットでウィケットを壊してしまう。もしくは、足でウィケットに触れてしまう。
6.バッツマンが故意的に足でボールがウィケットに当たるのを防いだと判断されたとき。

 

野球で言う送りバントのようにちょこっと当てるような打ち方でもバッツマンが走り出さなければアウトになることはありません。ボールを打ち返さない方がウィケットに当たり、アウトになってしまう可能性が高いので、打ち返しにくいボールは当てるだけで走らない場合が多く見られます。
 
上の代表的なアウトの取り方を見ても守備側はアウトを取るがの非常に難しいので、1つのアウトを取ると大喜びします。試合で叫んでいるシーンは、試合に勝ったときか、アウトを取ったときになります。
1人で連続3アウトを取ることができれば、クリケット版の「ハットトリック」と呼ばれます。サッカーとは大違いですね(笑)

3.クリケットの動画集

 
スーパープレー集①

 

スーパープレー集②

 

いかがでしたでしょうか。
スーパープレー集を見ているとルールがわからない、長くてつまらないと言われているクリケットも面白そうに見えてこないでしょうか。さぁビールを片手に外国人クリケットの話をしてみてください!

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