こんにちは! 2013年11月から2014年10月までオーストラリアでワーキングホリデーをしていた前原です。
みなさん、ワーホリの準備は順調に進んでいますか?
準備万全と思っていても、いざ現地に到着したらトラブルだらけ、なんてことも。
ぼく自身、ワーホリしたときは情報収集が甘く、予想外のことにも見舞われ、現地では無駄なお金と時間を使ってしまいました。
そこで今回、ぼくが自ら経験したトラブルから、皆さまへささやかながらのアドバイスをお送りできれば幸いです。
準備不足でぼくは数万円以上、無駄にしました
何を隠そう、ぼくはワーホリ初日用の宿を予約をしておらず、大失敗をした人間です。
当時のぼくは東南アジアをバック1つで旅していた経験があったために、「バックパッカーは当日宿に行って交渉するもの」という勝手なイメージを持っていました。また「台湾やタイなどはお店でフリーWi-Fiが飛んでいるから、現地に着いてからインターネットで調べよう」という感覚でいたのです。
しかしそんな東南アジア旅行気分でワーキングホリデーへ行ったぼくは、現地に着いてから冷や汗をながら気付きました。
「あ、ここは途上国の東南アジアじゃなくて、先進国オーストラリアだった」と。
まずオーストラリアに着いてから、ぼくは宿に重たい荷物を引きずって行きましたが、そこで言われた言葉が「今空いている相部屋の部屋なんてないよ」という死刑宣告。
その日は30ドル (約3,000円)の相部屋に空きがなくて泊まることができず、1泊70ドル (約7,000円)するシングルルームに泣く泣く泊まり、無駄なお金を遣ってしまいました。
さらにフリーWi-Fiが飛んでいなかったため、わざわざ5ドル (約500円)を払って24時間のWi-Fiを使うなど、本当にムダなことをしてしまいました。
この他にも準備不足でかかったお金は数万円以上。ちゃんと準備していけば、余計なお金を節約できたのに……。
同じ失敗を繰り返さないよう、ぼくの失敗からそれぞれ学んでいただければ幸いです。
出発前に日本でやるべきだったこと
1. SIMフリースマートフォンの購入をすべきだった
海外で使えるスマートフォンの準備は、日本を出る前に用意しておきましょう。なぜならスマートフォンは着いた当日から使えたほうが便利なことはもちろん、オーストラリアの電化製品は日本で買うよりも1.5倍、モノによっては3倍近い値段がするからです。
日本で買って海外でも使えるようにする方法は2通りあります。1つは日本で使っているスマートフォンをドコモやau、ソフトバンクのお店に行って、海外でも使えるようにしてもらう方法。
こちらは事前に「SIMロック解除」という説明をドコモ、au、ソフトドリンクのホームページで読んで理解した上で、お店に持っていきます。
もう1つは海外で使えるSIMロックフリーのスマートフォンを直接購入してしまう方法です。
価格比較サイトなどで調べると、たくさんの種類が売っています。そのままネットで注文するのが一番便利でしょう。
詳しくは前回ご紹介した下記記事を参考にしてみてください。
知らないと高額請求が!?オーストラリアへの旅行や留学前に確認しておきたいスマホの通信契約を失敗しない方法−2015年10月版
2. 最初に泊まる宿の予約をすべきだった
もう1つ日本を出る前にやっておくべきだったのが、現地に着いたら泊まる最初の宿の予約です。 あらかじめ安く泊まれるところを探しておくと、当日の無駄な出費を防げます。
こちらはホテル予約サイトのBooking.comやAgoda.comなどで予約できます。
ただし、オーストラリアではWi-Fiを利用するのに別料金を取られることも多いため、予約する際にはフリーWi-Fiが使えるところを探しておくと節約ができますよ。
オーストラリアの街の中では図書館などの公共施設や特定のお店など、限られた場所でしかフリーWi-Fiが使えません。そのため宿を予約するときはWi-Fiがあるかどうかをチェックするのは非常に重要です。
現地に着いてからすべきだったこと
3. 家探しはすぐに始めるべきだった
Wi-Fiのある宿に泊まり、オーストラリアの携帯会社の電話番号を手に入れたら、次にするべきことは家探し。
ホテル等での宿泊日数が増えれば増えるほど、宿泊費もかさんでしまいます。
そこで節約のためにオススメなのが、シェアハウス。
オーストラリアでシェアハウスを探したければ、オーストラリア人が使うGumtreeという英語サイトで探すのが一番メジャーな方法です。
Free Local Classifieds Ads from Brisbane Region Australia – Gumtree
その時になるべく多くの物件を見たほうがいいのですが、いい物件は保留しておいても誰かに入られる可能性があるので、いいと思ったら直感で決めてしまうのがよいかなと経験上、感じます。
そこで自分の家を決めて、住所を獲得したら、ついに最後のステップに移ることができます。
住む家を決める期間はその人次第ですが、早く決めたい人ならだいたい1週間もあれば決めることができるでしょう。家が決まったら、続いてやるべきなのが、タックスファイルナンバーと銀行口座の開設です。
4. 最初にタックスファイルナンバーを申請すべきだった
Tax file Nunmeber (タックスファイルナンバー)とは、オーストラリアで現地の仕事に就くときに雇い主から要求される税金徴収の番号のことで、オーストラリアで仕事する際に必ず必要となります。
申請から取得までは最大で28日間かかるとも言われているため、オーストラリア到着後すぐに仕事を始めたい場合は、まずはじめに申請をするようにしましょう。タックスファイルナンバーがないため仕事に就けず、「何しに来たんだっけ?」となったら本末転倒です。
オーストラリアのタックスファイルナンバー申請のリンクはこちらからどうぞ。
TAX File Numberは、オーストラリア国内に入国した後に申請するルールとなっています。
5. オーストラリアの銀行口座を持っておけばよかった
オーストラリアで働くときは雇用主から給料を振り込んでもらう必要があります。そのため、銀行口座ももちろん必須ですが、何かと便利なのが現地の銀行口座。オーストラリアの銀行口座は必ず最初のうちに開設してしまいましょう。
オーストラリアでの銀行口座開設に必要なのは、以下の4つです。
・パスポート
・電話番号
・オーストラリアの家の住所
・デポジット (最初の口座に入れるお金。いくらでもいい)
なお銀行のキャッシュカードは、申請時の住所へ郵送されるので、口座開設申請の前に住む家が決まっている必要があります。
そしてオーストラリアでのワーキングホリデー滞在者に一番オススメなのは、Commonwealth bank (コモンウェルス銀行)です。
なぜなら、Commonwealth bankは一定条件を満たすことで「口座維持手数料」がかからなくなるから。
他のオーストラリアの銀行は口座を維持するだけで毎月4~5ドルかかってしまうので、ご注意を。
以上をあらかじめ把握し、現地についてすぐ行動できれば、オーストラリアで働く準備の完了です!
まとめ
いかがでしたか? 長くなってしまいましたが、ワーキングホリデーでオーストラリアに着いたら最初にやるべきことをご紹介いたしました。
事前に調べて準備すればするほど、現地で無駄なお金を使うことはなくなるはずです。
くれぐれもこれからワーキングホリデーする人が、ぼくのような失敗をされないように、そして余計なところにお金を使わずにやりたいことにお金を使えるよう願っています。
また、今回ご紹介したものの中には自分で交渉したり問い合わせたりと、英語力に自信のない方には少しハードルが高いかもしれません。そんなときは、ワールドアベニューのスタッフがサポートしてくれますので、ぜひお気軽にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
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