世界には200以上の国が存在することをご存知でしょうか。身近な雰囲気を持つアジア、まるで小説の世界に潜り込んだような気分になるアンティークな雰囲気のヨーロッパ、モダンでマルチカルチャーな北欧、大自然あふれるオセアニア・・・。そんな世界の数々の姿を「この目で見てみたい」、「各地域に住む人々と交流してみたい」と思ったことはありませんか。
ただ、世界をめぐるために費やす労力や時間、お金のことを考えると、なかなか実行には移せないのが現実です。そこで今回は、カナダ・トロントへの留学経験を持つ長谷川が、たった一カ所で世界一周気分を味わえるカナダのトロントをご紹介します。
世界一周気分?話される言語は150以上!カナダ・トロントの知られざる魅力10選
カナダのオンタリオ州にある都市トロントは、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次ぐ北米4番目の大都市であり、19世紀後半から20世紀にかけて、東ヨーロッパ諸国・ドイツ・イタリア・ユダヤなどより多くの移民を受け入れるマルチカルチャーな都市として有名です。そんなカナダ・トロントの知られざる10の魅力をご紹介しましょう!
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1. 呼び名は「リトルニューヨーク」多種多様な人種とコミュニティが溢れる街 トロント
2. 世界中の‘食’を堪能できる!トロント2大マーケット
3. スポーツファンにはたまらない!プロスポーツチーム本拠地トロント
4. 世界遺産は必見!その絶景は見逃せない「ナイアガラの滝」
5. ホームシックにてきめん!ソメイヨシノが美しい「ハイパーク(High Park)」
6. 雰囲気はイギリスの大聖堂!「トロント大学」
7. そこはまさにフランス!美しい町並モントリオールまでたった数時間
8. まるで巨大なブリティッシュガーデン オタワも目と鼻の先
9. 秘境ファンにおすすめ、ノーザン・オンタリオ鉄道の旅
10. 都会あり田舎あり治安よし!留学先としてもおすすめ
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1. 呼び名は「リトルニューヨーク」、多種多様な人種とコミュニティ
ニューヨークのようにイタリア人街の『リトルイタリー』があるだけでなく、韓国人街の『コリアンタウン』、言わずと知れた『チャイナタウン』はもちろんのこと、インド人街『リトルインディア』、ギリシャ人街『グリークタウン』など多様なコミュニティが一つの街を形成しています。
日本の居酒屋やラーメン屋も近年増えており、「IZAKAYA」といえば通じるようになってきたとか。さすが、「世界で最も多文化な都市のひとつ」と称されるだけありますね。
2. 世界中の「食」を堪能できる!2大マーケット
ダウンタウンにある「セント・ローレンス・マーケット」と「ケンジントン・マーケット」は、古くからトロント市民の台所として親しまれてきました。
初代の市庁舎を改装した歴史あるセント・ローレンス・マーケットには、地元でとれた新鮮な食材が手に入る八百屋や魚屋だけでなく、老舗のオーガニックストアやちょっと珍しいマスタード専門店など120もの店舗が軒を連ねています。
一方でケンジントン・マーケットはユダヤ系移民によって開かれたこともあり、異国に迷い込んだような雰囲気が漂っています。古着屋や雑貨屋がひしめき合っているのでお土産探しにピッタリ。どちらのマーケットにも各国の料理を楽しめるお店がたくさんあるので、お友達同士で違う国の料理を買ってきてシェアするのがおすすめです。
3. スポーツファンにはたまらない!数々のプロスポーツチームの本拠地
日本ではなかなか見られないスポーツを観戦できるところも、海外生活の醍醐味のひとつ。野球ならMLB(メジャーリーグベースボール)の『トロント・ブルージェイズ』、アイスホッケーならNHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)の『トロント・メイプルリーフス』、MBA(バスケットボール)観戦なら『トロント・ラプターズ』といったように、トロントを本拠地とする北米メジャーチームがずらりと揃っているので、まずは一度、試合に足を運んでみましょう。
お気に入りのチームを見つけてサポーター仲間を作ると、海外生活をより楽しめます。
4. 世界遺産「ナイアガラの滝」!この絶景は見逃せない
世界3大瀑布のひとつ「ナイアガラの滝」。エリー湖からオンタリオ湖へと流れるナイアガラ川の中間地点に位置し、落差52m・幅675mで馬蹄型をしたカナダ滝と、落差34m・幅320mでまっすぐに流れ落ちるアメリカ滝(国境を越えたアメリカ側)の2つからなります。
カナダ滝に最も近づけるテーブルロックでは圧倒的な水量と轟音が。高く立ちのぼった水煙からは激しい水飛沫を全身で感じられます。濡れるので着替えを持って行くのがベターです。
5. ホームシックにてきめん!ソメイヨシノが美しい「ハイパーク(High Park)」
長い留学生活のなかでホームシックになっても大丈夫。ハイパークに行けば、ソメイヨシノの桜並木がきっと慰めてくれるはずです。日本から寄贈された桜を見に、現地の人たちも観光客も毎年、数多く訪れます。湖でボートに乗ったり動物園に行ったりとのんびりすごして、元気をチャージしましょう。
6. イギリスの大聖堂のような雰囲気の「トロント大学」
「The Times Higher Education World University Rankings of 2013-14」では世界で第20位、「The QS World University Rankings of 2013」では17位と上位に位置するトロント大学。1827年に創立したカナダ最古かつ最大の大学の雰囲気は、まるでイギリスの大聖堂のよう。図書館だけで50か所もあり、外観だけではなく医学やバイオテクノロジーなどの研究も盛んで、政府機関や民間企業からの案件依頼も数多くあるレベルの高い学校です。ミュージックライブやアートなどの催しも多く行われているので、大学の雰囲気を感じに一度訪れてみてはいかがでしょうか。
7. そこはまさにフランス!美しい街並みの「モントリオール」までたった数時間
カナダ第二の都市、モントリオール。フランス語圏のため、言葉はもちろん、街並みもフランスです。北米にいながらにしてヨーロッパを体感できるなんてすばらしいですよね!
ノートルダム大聖堂や聖ジョセフ礼拝堂などの教会や美術館など歴史的建造物だけではなく、サンカトリーヌ通りやシェルブルック通りではショッピングも楽しめます。歩き疲れたら公園でひと休み。休日に友達と訪れるには最高の場所ですね。
8. まるで巨大なブリティッシュガーデン!オタワも目と鼻の先
国会議事堂などが位置する首都オタワ。イギリスの植民地時代にデザインされた街は全体が巨大なガーデンのようで、古きよきEUを思わせる印象を受けるはず。
国会議事堂ではイギリスのバッキンガム宮殿同様、衛兵交代の儀式も行われており、北米有数の都市にいながらヨーロッパを訪れるような感覚はここでしか味わえません。また、リドー運河は冬になるとすべて凍りつくので、その天然のスケートリンクは世界一長いスケートリンクとしてギネスブックに登録されています。
9. 秘境ファンにおすすめ!ノーザン・オンタリオ鉄道の旅
旅行者でにぎわう有名観光地もいいけれど、せっかく小さな島国から脱して世界有数の大陸にいるのだから、「世界の果て」への旅も楽しみたいもの。ということで、トロントからの鉄道の旅をご紹介します。
トロントからジェームス・ベイのほとりのムースニーまで、約1,000kmの距離を結ぶ「オンタリオ・ノースランド鉄道」は、もともと鉱物や木材を運ぶために20世紀前半に敷かれました。車窓の風景はのどかな田園地帯から広葉樹と針葉樹の混ざりあった森へと移り変わっていきます。夏の鮮やかな緑もキレイですが、秋の紅葉も華やかなこと間違いありません。
10. 都会あり田舎あり治安よし!留学先としてもおすすめ
1~9で触れたように、そこで生活するもよし、ちょっと足を伸ばして都会へいくも田舎へいくもよし!
世界中の文化や人々に触れながら言葉を学び、その言葉を使って世界を広げることができる国・カナダ。治安もよく、人が暖かいトロントは、初めての留学にもぴったりです。
さいごに
私自身、留学先をトロントに決めた理由は一番多くの民族が住んでいると聞いて、さまざまな国の人と友達になりたいと思ったからです。留学するまでは、自分がとても狭い価値観のなかで生活しているということに気づきませんでした。ここでは、みんな自分に自信があって目標を持っていて、すごく刺激になります。一方で、日本の気遣いの細かさや丁寧さにも改めて気づかされ、日本人であることに誇りも感じました。
トロントで多様な人種と友達になっていくなかで、世界と日本をつなぐ仕事につきたいという新しい目標もできました。
こんな素敵なカナダ・トロントをぜひ訪れてみてください!
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