多国籍の人が暮らすオーストラリアでは食の選択肢が実に多く、それは外食だけでなく家での食事も同じ。1日の始まりを彩る朝ごはんも、ミルクやパン、シリアル、ミューズリーなどの種類が豊富で、個人の好みに細やかに対応することができます。しかしその分、どれが美味しいのか迷ってしまうことも。今回はオージー家庭の食生活の一例をご紹介。明日からの朝食用の買い物の参考にしてみてくださいね。
新鮮なフルーツがたくさん!
農業大国でもあるオーストラリアには、スーパーマーケットに並ぶ果物も種類豊富! 朝にさっぱりフルーツを食べたい人も、ヘルシーなスムージーを作って飲みたい人にもぴったりです。
オレンジやイチゴといったものはもちろん、ブルーベリーやラズベリー、パッションフルーツ、ザクロ、マンゴー、洋梨、ライチ、そしてオーストラリアならではのアップルカスタード(アイスクリームのような風味のフルーツ)など、数え切れない程の果物が並び、売り場面積もとても広いのです。
リンゴも常時4種類くらいがそろい、生で食べるならピンクレディーやゴールデンデリシャスなどの品種がオススメ。
オーストラリアでは生の果実を絞って作るフレッシュジュースやスムージーが大人気で、街中にスタンド店舗があります。家でジュースを作るためのミキサーやブレンダーも高性能な商品が多く出回っており、自宅でお気に入りのドリンクを作って持ち運び用のボトルに入れたものを片手に出勤、なんていう人もよくみかけます。ケールなどの野菜やアサイーのようなスーパーフードも日本より比較的安く手に入り、栄養満点なので是非試してみてくださいね。
パンにはヌテラ? ベジマイト?
オーストラリアの朝食と聞いて一番にイメージするのは、チョコレートとヘーゼルナッツのペースト「ヌテラ」と、上の写真の「ベジマイト」ではないでしょうか。特に気になると言われるのがベジマイト。塩辛いテイストの茶色のペーストで、オーストラリアとニュージーランドのみで非常にポピュラーという不思議な製品です。もちろんオーストラリア人でこれを嫌いな人がいないわけではありませんが、実際に冷蔵庫に常備している家庭も多いのです。野菜などを発酵させて作る酵母エキスを原料としており、食べ方によっては健康的でおいしい!と言われています。オージーの友人に聞いた正しい(?)食べ方は以下の通り。
①トーストにバターかマーガリン、またはチーズペーストをしっかり塗る。
②その上に、ごく少量のベジマイトを薄く伸ばして塗って、食べる。
「ベジマイトだけ塗ることはしないの?」と尋ねたら、「そんなのおいしくないでしょ!」とのこと。「パンが透けて見えるくらい薄く塗る」がポイントだそうです。教えてもらった通りの食べ方をしたら、バターなどとマッチして本当においしくてびっくり。是非一度はご賞味あれ。
ベジタリアンも少なくないオーストラリアでは、「オリーブオイルで出来たスプレッド」も売られています。テイストや舌触りはマーガリンとほとんど同じですが、マーガリンが魚の油などを使って作られるのに対し、オリーブオイル・スプレッドはその名の通り植物性。トランス脂肪酸などを含まないため体に良さそうです。
ちなみにオーストラリアでは食パンの1パックに日本の2倍くらい量が入っており、お値段は2ドル〜。パン派の人にはうれしい安さですね。
シリアル派も歓喜のラインアップ!
日本でも見かけるケロッグのようないわゆるコーンフレークの種類も豊富で、鉄分がたっぷり入ったものや、コーンだけでなくマルチグレイン(五穀)などから作られたシリアルも数多く選べます。
また、オーストラリアでよく見かけるのがミューズリーやグラノーラ。おいしそうだし見た目もおしゃれだけど、違いが分からずに買うときにためらってしまう人もいるのでは?ということで、詳しくは以下の通りです。
【ミューズリー】
蒸したオーツ麦をつぶして乾燥させたもの+他の穀類+ナッツやドライフルーツ。
【グラノーラ】
オーツ麦、ナッツなどにはちみつなどの甘みを加えてオーブンで焼いたもの。
つまり、フルーツの甘さだけで焼いていないのがミューズリー、甘みがついていて焼いてあるのがグラノーラ、ということですね。いずれもミルクやヨーグルトなどと混ぜて食べることが多く、冷たくても温かくても美味しいので季節を問わずオススメです。
ちなみにミルク、と一言で言っても種類が多いオーストラリア。いわゆる牛乳は安いものだと2リットルで2ドル程度からで、その他にもソイミルク(豆乳)、アーモンドミルク、ライスミルクなど、穀物やナッツから作られたミルクもどこでも手に入ります。
ヨーグルトのバラエティーの豊富さにもびっくりするかもしれません。フルーツソースのたっぷり入ったリッチな味わいのものから、プレーンのもの、オーガニックのものなど、好みやニーズに細かく応じた製品がそろっているので、売り場に行くのが毎回楽しくなるほどです。
さいごに
オーストラリアの代表的な朝食、いかがでしたか?多国籍国家ですので、もちろん家庭によって出身国独自の食事をとる場合もあるはずですので、ホームステイ先などでどんな食文化を体験できるかも楽しみの1つです。ぜひ、オーストラリアらしい食事を楽しんでくださいね。
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