映画館のチケット購入方法は日本と違う? 割引がある曜日は? クラシフィケーション(レーティング)の見方は? など、映画を観る前に気になるポイントをチェック! オーストラリアでは作品公開が日本より早いものや、日本で公開されない作品が観られるチャンスもあります。字幕なしで英語の映画作品観賞に挑戦して、楽しみながら英語力の伸びを確かめてみましょう!
日本よりひと足早く公開!
オーストラリアで上映される映画の多くは、アメリカやイギリスなどとほぼ同じ頃に封切りされることが珍しくありません。通常、日本より1ヶ月〜半年ほど早いだけでなく、中には版権の都合などで日本では公開されない作品も観ることができるのも「海外生活ならでは」の映画の楽しみ方。
例えば、日本で今年10月29日から公開予定の『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(原題:Bridget Jones’s Baby)は既に9月15日からオーストラリア全土で公開中です。つまり日本語レビューやネタバレがネット上にたくさん出回る前に鑑賞可能なので英語の勉強のためにも良いですね。
クラシフィケーション(Classification)って?
観る作品を選ぶ時に参考にしたいのが、対象年齢などをカテゴリ分けした「クラシフィケーション」。日本では「R-15」などのレーティングがお馴染みですが、国が変わる
と同じ作品でも違うカテゴリの分け方があり、オーストラリアでは以下の通りです(下に行くほど過激な内容になります)。
G(General)
最もマイルドでインパクトの少ないもの。
PG(Parental Guidance)
比較的マイルドだが15歳未満は保護者との鑑賞を推奨。
M(Mature)
中程度のインパクト。15歳以上の鑑賞を推奨。
MA15+(Mature Accompanied)
インパクト強め。15歳未満の鑑賞は禁止。
R18+(Restricted)
ドラッグや性描写あり。大人(18歳以上)以外は鑑賞禁止。
X18+(Restricted)
大人向けの作品で明らかに性的な場面があるもの。大人以外は鑑賞禁止。
これらの表示は映画作品だけでなくゲームソフトなどにも付与されており、詳しい説明は以下のオーストラリア政府のウェブサイトで見ることができます。
http://www.classification.gov.au/Public/Resources/Pages/Parents.aspx
実際に映画館で作品を観よう!
観る作品を決めたら、チケットは事前にオンラインで購入、または映画館のボックス・オフィス(窓口)で購入します。最近は事前購入が一般的なようで、これなら売り切れの心配もなく、現地でもほとんど並ばずに入ることができ時間を節約可能。ただし、オンライン購入手数料がかかる場合もあるので必ず確認しましょう。
通常チケットとVIPチケット
「Event Cinemas」や「HOYTS」などのシネマ・コンプレックス(複合型映画館)では通常の座席で作品を観るチケットの他にちょっとラグジュアリーなVIP気分の特別シートのチケットも販売されています。通常チケットより値段は少し高くなりますが、別室の広々と座り心地の良いシートでお酒や食事を優雅に楽しみながら映画鑑賞ができるのでデートや特別な日にぴったりです。
割引チケットはどうやって入手?
①毎週火曜日は映画の日!
オーストラリアでは映画館や作品によってチケット価格が異なるのですが、普通に買うとだいたい21ドル。しかし多くの映画館で毎週火曜は割引の日!老若男女を問わず安くなり、通常20〜21ドルのところ火曜は13ドル(通常30ドル以上のVIP券も少し値引き)のところが多いようです。単館の小さな映画館などではこの「火曜の値引き」システムが異なる可能性もあるため事前に確認しましょう。
②通信会社のユーザー割引を利用!
オーストラリアで携帯電話などの通信会社をTelstra(テルストラ)かOptus(オプタス)で契約していれば、電話番号とメールアドレスだけで特別割引メンバーサイトに登録できます。全ての映画館、全ての曜日と時間に使えるわけではありませんが、以下のサイトからチケットを購入するとなんと11ドル。これは使わない手はないですね!
<テルストラ>
https://www.partners.telstra.com.au/latest_offers/loyalty/movies.html
<オプタス>
https://www.optusperks.com.au
飲み物とスナックの準備はOK?
オーストラリアの映画館ではもちろん日本と同じようにポップコーンやアイスクリーム、チップスや飲み物などを販売しています。ポップコーンは一番小さいサイズでも1人で食べきるのが大変な大きさなので要注意、かもしれません。ちなみに、映画館によっては専用カウンターで購入した飲食物以外は持ち込み禁止という場合もあります。
ローカル色あふれる広告が面白い!
「12時上映」と記載されている映画の場合、12時から広告映像や別作品の予告編が流れ始めるのは日本と同じですが、人気のある映画だと広告の多さが尋常でないのがオーストラリアの面白いところ。というのも、映画館の周辺にある地元のレストランや病院、ショップなどが広告を流すことも多く、その後に大手電話会社や自動車メーカーなどの広告、その合間にオススメ作品の予告映像が流れるので、本編の上映開始までに最長20分程かかることも。広告を流している間は館内の明かりも点灯されており、この間におしゃべりしたりトイレや買い物を済ませに行く人もいるようです。
さいごに
オーストラリアの映画館のシステム、おわかり頂けたでしょうか?英語作品を字幕なしで観るのは最初はハードルが高いように感じるかもしれませんが、アニメーション作品など幅広い年齢層向けに作られた映画を選ぶなどすれば自分の英語のリスニング能力を確かめやすいはずです。また、英語以外の言語の作品なら英語字幕があるので読みながら理解するトレーニングにも。是非自分に合う映画の楽しみ方を見つけてみてくださいね!
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