「肉」のイメージが強いオーストラリアですが、実際はスーパーマーケットでもレストランでも魚介類を使ったメニューのある店が多いです。シドニーで食べられるフレッシュなシーフードのほとんどは「Fish Market(フィッシュマーケット)」から調達されるもの。このフィッシュマーケット、業者向けだけでなく一般にも開放されているんです。日本の築地とは一味違うオーストラリアの魚市場で、美味しい牡蠣やホタテを堪能しましょう!
シドニー中心部からアクセス便利!
穏やかな内海に面したピアモント(Pyrmont)にあるフィッシュマーケット。車がないと行けないのでは?と思う人も多いようですが、実はシドニーCBD(シティ中心部)からバスかライトレール(路面電車)で15〜20分程度という便利な立地。もちろん車で行くことも可能で、その場合は所定の駐車料金がかかります。
到着すると目に飛び込んでくる鮮やかな水色の建物がフィッシュマーケットです。魚市場として営業しているだけでなく、シーフードを使ったクッキング教室なども開かれています。
中に入ればシーフード天国!
フィッシュマーケットの建物の中はいくつもの店舗が並び、品質や値段などを比べながら買い物ができるようになっています。氷の上に並べられた魚介類の種類の豊富さには驚くばかり。スーパーマーケットの魚売り場が決して広くないことを考えると、フュッシュマーケットは見ているだけでも感動モノです。生きたカニや水槽の中を泳ぐ魚や巨大なエビを見ることもできますよ。
もちろん日本と全く同じ品揃えではありませんが、見慣れたものであってもちょっと戸惑うのが魚介の英語名。オーストラリアでよく聞くシーフードの英語名を、この機会に覚えておきましょう!
King fish = ハマチ
Yellow tail = アジ
Swordfish = カジキマグロ
Yellow fin tuna = キハダマグロ
Barramundi = スズキ目アカメに似た白身魚
Founder = カレイ
Mussel = ムール貝
Blue swimmer club = ワタリガニ
Cuttlefish = コウイカ
Squid = スルメイカ
Calamari = ヤリイカ
さて、いくつ知っていましたか?私は最初、イカの呼び方がたくさんあることに少し戸惑いました。輪切りのイカフライになっているものは「Caramari(カラマリ)」であることが多いようで、最も目にする名前です。また「Barramundi(バラマンディ)」はフィッシュ&チップスにもよく使われる白身魚で、日本人の舌にも合うあっさりした味わいが特徴です。
フィッシュマーケットでランチタイム!
調理しなくては食べられない魚介類ばかりでなく、買ってすぐに食べられるように加工されたものもたくさん売られているフィッシュマーケット。上の写真はホタテに炊いた白米とチーズをのせてバーナーであぶったもの。3つで10ドルほどで売られており(バラで購入も可能)、注文すると目の前で豪快に火を加えてくれるのが見もの。優しい味わいがクセになりそうです。
また、寿司店やパン屋、青果店、カフェ、お土産物店なども同じ建物の中に入っているので、シーフードと一緒に好きなものを買えばその場で食事を楽しむことも、家に持ち帰ってすぐ堪能できるのもでき嬉しいですね。
その場で食べるなら、天気が良ければ迷わずテラス席へ!観光客も地元の人にとっても、心地良い風に吹かれ穏やかな海を眺めながら食べるランチは最高の美味しさです。ただし空を飛んだり地面を歩いている白い鳥、ウミネコ(Black-tailed gull)にはご用心。油断しきっているとテーブルの上の食べ物をさらっていってしまうこともあるそうです。とはいえ海辺では実によく見かける鳥なので、動物と共存するスタイルのオーストラリアではあまり皆気にかけていないようで、普通に過ごしていれば食べているものを盗られてしまうことはないです。
今回買ったものはこちら。左から時計周りに、フィッシュ&チップス、ホタテとチーズのあぶり焼き、サーモンの刺身、カラマリのフライとシーフードBBQ串。味は後から好みで付けるようになっている場合がほとんどなので、レジでお会計をする際に、何種類も用意されているソース(スイートチリや醤油味、BBQソースやワサビソースなど)を好みに応じて買っておくか、あっさり食べたい人は無料の塩コショウをもらっておいたほうが良いでしょう。今回買ったものは4人で100ドルほどだったので、1人25ドルでフレッシュなシーフードをお腹いっぱい!と思うとかなり贅沢ですね。快晴の空の下で、大満足のランチでした。
さいごに
シドニーに来たら一度は行きたいフィッシュマーケット、いかがでしたか?アクセス便利な市場でお腹が満たされたら、対岸にあるきれいな緑地帯を散歩したり、近くにあるピアモントのおしゃれなストリートでお茶やショッピングを楽しむのも良さそうです。
フィッシュマーケットは曜日により営業時間が異なるので、訪れる際は必ず事前に営業時間をウェブサイトで確認してみてくださいね。
<Sydney Fish Market公式サイト>
http://www.sydneyfishmarket.com.au/home
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