カナダ西海岸に位置するブリティッシュコロンビア州。2016年、最大都市であるバンクーバーは市制130周年を迎え、翌年のカナダ建国アニバーサリーと相まって活気づいています。定番から穴場まで、押さえておきたい見どころをご紹介します。
1. バンクーバー・オリンピック聖火台
2010年の冬季五輪では、フィギュアスケートの浅田真央、髙橋大輔両選手ほか、多くの選手から感動をもらいました。あの印象的な聖火台が今もなお、コンベンション・センター横の広場に健在です。聖火台のバックに広がるバンクーバー・ハーバーの美しい景色も必見! 海沿いの遊歩道はシーウォールと呼ばれ、総距離は世界一です。
Jack Poole Plaza
http://www.vancouverconventioncentre.com/
Photo by Destination BC/Albert Normandin
2. リッチモンドで飲茶
初めてバンクーバーを訪れたなら、中国系移民の多さに圧倒されるはず。そこら中に中国語の看板や案内があるのは、もはやバンクーバーに古くからあるチャイナタウンだけではありません。バンクーバーからモノレールでつながるリッチモンド市周辺は、飲茶天国! もともとは麒麟など香港系の店が中心でしたが、近年はお国の好景気を反映して本土系、台湾系の店も続々と増えています。
リッチモンド観光局
http://www.tourismrichmond.com/
麒麟
http://www.kirinrestaurants.com/
3. グランビル・アイランド
再開発された埋立地、グランビル・アイランドはオシャレなショップやレストラン、カフェ、アート・ギャラリーが立ち並び、観光客だけでなく、地元カナディアンにも人気の散策スポット。特ににぎわうのが地元食材を販売するパブリック・マーケットで、カナダならではのスイーツ専門店もたくさん出店していて、思わず目移りしそう!
グランビル・アイランド観光局
http://granvilleisland.com/
Photo by Destination BC/Kamil Bialous
4. イングリッシュ・ベイ・ビーチ
海に囲まれたバンクーバーでビーチに行かないなんてもったいない! 英『ガーディアン』紙で世界のシティービーチ6選に入ったイングリッシュ・ベイ・ビーチはダウンタウンの南に位置し、サンセットの美しさで知られています。イヌシュクの石像などパブリック・アートも人気。花火大会も開催されます。
English Bay Beach
http://vancouver.ca/parks-recreation-culture/english-bay-beach.aspx
Photo by Destination BC/Albert Normandin
5. ソルトスプリング島
ソルトスプリング島はスピリチュアル・スポットとして人気上昇中の離島。ロマンチックなベッド&ブレックファストやコテージに宿泊し、のんびり休日を過ごしたい場所です。アート、オーガニックあふれるのどかな島内をぜひ散策してみて。バンクーバーからフェリーでアクセスできます。
ソルトスプリング島観光局
http://www.saltspringtourism.com/
Photo by Destination BC/Andrea Johnson
6. ワイナリー巡り
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、ブリティッシュコロンビア州は名ワインの産地として愛好家の間で評判。特にカナダ特有の寒い気候を生かした、アイス・ワインと呼ばれる氷結ブドウから造られた希少なデザート・ワインが有名で、お茶など関連商品もお土産にぴったり。バンクーバー周辺ほか、オカノガン、バンクーバー島などに素敵なワイナリーが点在します。
Wine of British Columbia
http://www.winebc.com/
Photo by Destination BC/Albert Normandin
7. ビクトリアで英国気分
バンクーバーからフェリーで行けるバンクーバー島南端のビクトリアは、ブリティッシュコロンビア州の州都。英国文化の影響が色濃く残り、19世紀末からの建物もその面影をとどめています。市役所や州議事堂、マーケット・スクエアで歴史探訪を楽しんで! ブッチャート・ガーデンを始めとする英国式庭園、アフタヌーン・ティーも名物です。
ビクトリア観光局
http://www.tourismvictoria.com/japanese/
Photo by Destination BC/Reuben Krabbe
8. クートネイ・ロッキーで温泉三昧
カナディアン・ロッキーのブリティッシュコロンビア州側には、自然豊かなクートネイ国立公園が広がります。日本人として見逃せないのが、豊富に湧き出る温泉の数々。日帰り利用可能な温泉プール仕様のフェアモント・ホット・スプリングス、ラジウム・ホット・スプリングスほか、川の水が入り込む源泉かけ流し露天風呂、ルシアー・ホット・スプリングスも風情があってオススメです。
ブリティッシュコロンビア州観光局:クートネイ・ロッキー
http://www.hellobc.com/kootenay-rockies/things-to-do/food-wine-relaxation/hot-springs.aspx
Photo by Destination BC/Kari Medig
9. カナディアン・コーヒー
意外かもしれませんが、カナダ・バンクーバーはコーヒーの街。地続きのアメリカ西海岸同様にカフェ激戦区となっています。Revolverなどオシャレ・カフェ巡りも楽しいですが、カナダを席巻するコーヒー&ドーナツ・ショップ・チェーン、ティム・ホートンズもカナダ旅の記念にぜひ訪れてみて!
Revolver
http://revolvercoffee.ca/
Tim Hortons
https://www.timhortons.com/
Photo by Destination BC/Dave Heath
10. オーロラ観光
カナダはオーロラ観光の地として有名ですね。ブリティッシュコロンビア州でも、ストーン・マウンテン州立公園などノーザン・ロッキー北部の町でオーロラを見られることが知られています。まれにですが、バンクーバー上空にも出現しています。見られたらラッキー!
Stone Mountain Provincial Park
http://www.env.gov.bc.ca/bcparks/explore/parkpgs/stone_mt/
Photo by Destination BC/Andrew Strain
いかがでしたか?
大都市のバンクーバーはもちろん、ブリティッシュコロンビア州全体が独自の文化を持ち、大自然に抱かれた魅力あふれるエリア。旅先に選んで損はありません! 車や電車で南の国境を越えればアメリカ・シアトルもすぐ。ぜひ訪れてみてくださいね。
ライター:ハントシンガー典子
アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経て、フリーランス・エディター/ライターに。日米のメディアでの執筆経験は17年以上。
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