アメリカのホームパーティー文化をご紹介!これであなたも★パーティーモンスター★

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アメリカ留学 News

アメリカというと、ホームパーティーをよく開いている、というイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。実際その通りで、誰でも一度は自分でホームパーティーを開いたことがある、と言っても過言ではないくらいパーティ文化が確立しています。そのパーティの名目も日本ではあまり馴染みのないものも多いので、今回は一般的なアメリカ式ホームパーティーの開き方から、アメリカに根付く様々なパーティの種類をご紹介します。

アメリカのホームパーティーの種類1:テーマパーティ

アメリカのホームパーティーを開く上で1番の味噌となるのがテーマ決めです。むしろ、後ほどご紹介する様々な名目はなくともこのテーマを掲げてなんでも無い日に開くパーティも少なくありません。「ジャングル」や「レトロ」など、色々なジャンルで開かれて、デコレーションからお料理まで全てそのテーマをもとに構成を練るのです。テーマに合わせてカラーコーディネートも決めるので、色とりどりの風船やプラスチックカップなどが揃った大型のパーティグッズ専門店まで存在します。

ゲストの服装

テーマやカラーコーディネートが決まったら、ゲストにはそのテーマを更に体感してもらうためにドレスコードを指定することもよくあります。ドレスコードというとフォーマルやビジネスカジュアルなど形式的なものを思い浮かべてしまうかもしれませんが、この場合は「白がテーマだからドレスコードは全身ホワイトで」など、パーティの雰囲気を盛り上げるような内容です。

ペーパーグッズ

アメリカでは子供のバースデーパーティーでも、パーティの招待状はちゃんとした紙のカードを送るのが一般的です。そもそも普段からカードを贈り合う文化が根付いているので、街中のスーパーマーケットにもカードなどのペーパーアイテムだけの大きなコーナーが設置されています。そして更に、パーティ開催日から数日後には来てくれたゲストにサンキューカードを送り、感謝の気持ちを伝えることも欠かしません。

ギフトリストを作る

バースデーなどのお祝いする主役がいるパーティの場合、ゲストはプレゼントを持ち寄るのは日本も同じですが、アメリカではレジストリーというスタイルが定番です。なんとお祝いされる側が一定の予算内で自分が欲しいものをリストアップしたウィッシュリストを作成して、ゲストがその中から好きなものを選んでプレゼントするのです。日本では考えられないシステムかもしれませんが、もらう側は本当に欲しい物をもらえるし、あげる側も本当に喜んでもらえる物を悩む事なくあげられるので、合理主義のアメリカならではなのかもしれません。

アメリカのホームパーティーの種類2:色々な節目を祝うパーティー

一般的なパーティの開き方をご紹介できたところで、アメリカらしいパーティの種類をいくつかご説明します。まずバースデーパーティーというとお子さんを主役としたパーティをお母さん達が張り切ってお祝いするところは日本にも共通するところがあると思いますが、アメリカには大きな意味を持ってお祝いする歳もあります。

その一つがユダヤ教の行事である、バーミツバ(Bar Mitzvah)と バトミツバ(Bat Mitzvah)といわれるものです。Bar Mitzvahが13歳を迎える男の子のお祝いで、Bat Mitzvahが12歳を迎える女の子のお祝いです。これらはユダヤ教の教えの中でこの年齢に達すると「自分の行動に責任がもてる」成熟した大人になったということで彼らの成長をお祝いするのです。家族や友人を集め、彼らの前で成人になった証としてワインを飲む、などの儀式も執り行われます。それ以外は盛大なバースデーパーティーと変わりはなく、バンケットでプレゼントを開けたりご馳走を食べたりします。

ちなみに一般的には日本でいう成人式のような習慣はないにしろ、アメリカでの飲酒年齢である21歳は、みんな待ってましたとばかりに大盛り上がりにお祝いします。

卒業記念パーティ

あまり日本では聞きませんが、高校や大学を卒業するとよく開かれるのが、卒業記念パーティ(Graduation Party)です。高校卒業で行われることが多く、ゲストはみんな物ではなく、主役のお子さんにアメリカでは珍しく現金をプレゼントします。これは「大学入学にあたっての準備に使ってね」という意味合いをもち、中には1ドル札で作った花束をプレゼントする人もいたり、遊び心が溢れています。

ハウスウォーミングパーティ

新しいおうちに引っ越した時に開かれるのがハウスウォーミングパーティといわれるパーティです。その名の通り、家主が居なかった冷え切ったおうちを家族や友人を集めて暖めようという意味合いがあります。もちろんまだ住み始めて間も無い家主の負担を軽減するために、持ち寄りという意味のHot Potスタイルで行われることが多いです。

ベビーシャワー

赤ちゃんが出来たことが分かると、出産前にベビーシャワー(Baby Shower)といわれるパーティを開きます。赤ちゃんを迎える前の妊娠お披露目パーティのようなもので、出産祝いとなるプレゼントを持ち寄って参加します。ベビーシャワーならではのプレゼントなのがオムツで作ったケーキやお花などのオブジェで、それらを見るのもとても楽しいです。

アメリカのホームパーティーの種類3:季節のイベントをお祝いする

もちろん、ハロウィンやイースターなど日本でも浸透してきたような季節のイベントをお祝いするパーティも、そのシーズンになるとあちこちで開かれています。イースターはもとは宗教的な意味をもつイベントですが主に子供たちを呼んで家の庭に隠した卵、もしくは卵型のお菓子を探すエッグハントや、ウサギをモチーフにしたパーティグッズを使って可愛らしいデコレーションをしたりと色々な形で楽しまれています。

そして日本ではまだあまり浸透していませんが、サンクスギビングも大事なアメリカの行事の一つです。サンクスギビングは学校や会社をはじめ、ショッピングモールやコンビニまでお休みになります。この機会を利用して、家族が一堂に集まってターキーの丸焼きなどのサンクスギビングの定番料理のご馳走を囲んで日本でいうお正月のような時間を過ごします。

多国籍なアメリカならではの国際色豊かなイベントも数々存在します。国全体でお祝いするような深くアメリカに根付いたものも多く、セントパトリックデーもその一つです。アイルランドの移民が多く、それが起源となるのですがもはや各地で大規模なパレードが行われたりと国をあげて盛大にお祝いするアメリカを代表するイベントのひとつになりました。この日はどこかにアイルランドの国色である緑が入った服装を着るのが習わしで、なんと緑色に着色したグリーンビールを提供するアイリッシュパブもあります。

その他にヒスパニック系移民も多いのでシンコデマーヨ(Cinco de Mayo)と呼ばれるラテン系のお祝いもあり、ドリンクにはマルガリータ、フードにはナチョスやタコスなどメキシカン料理でお祝いします。

さいごに

様々なイベントをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。日本には七五三や成人式、ひな祭りなど国全体で一斉にお祝いする日や時期が決まっていますが、アメリカでは各自の誕生日や節目に合わせてパーティを開くので余計にパーティをしているイメージが強いのかもしれません。そして多国籍の国民が住むアメリカならではのものも多く、パーティの楽しみ方にもアメリカ人の国民性がホームパーティーにも表れているのです。

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