4月30日、世界銀行の発表によりますと、インドが日本を抜き、世界第3位の経済国となりました。1位はアメリカ、2位は中国と変わらずですが、日本は順位を下げているようです。人口や国土面積なども勿論関係するのでしょうが、日本人には、やはり英語力が足りないのではないかと思います。
大学ランキングに見るグローバル不足
世界大学ランキングの内の一つ、QSランキングでは、各国の学者の評価、生徒卒業後の職場の雇用主の評価、学生一人当たりの教員数、教員一人当たりの論文被引用数、留学生数、外国人教員数を評価軸として点数をつけています。(参照:http://resemom.jp/infographic/world-university-ranking/2013/)
日本の大学は、QSランキング100位までで6校、QSアジアランキング100位までで23校とアジア圏では最多のランクインにも関わらず、トップの東京大学がQSアジアランキングでは9位とやや出遅れ。その理由が、チャートを見ると、火を見るより明かです。外国人教員数と、留学生数が、QSランキングトップ3校(マサチューセッツ工科大学、ケンブリッジ大学、ハーバード大学)とQSアジアランキングトップ3校(香港大学、シンガポール国立大学、香港科技大学)と比べても圧倒的に少ないのです。東京大学の教員数が評価100に対し、外国人教員数はわずか11。今年発表されたAO入試の要項では、高校生に英語力や国際意識を求めたり、留学生を増やす為に秋入学を検討したりと徐々にグローバル化を進めている東京大学。東京大学だけでなく、日本政府がグローバル意識のある大学生を増やすために国際交流や交換留学制度などを充実させる取り組みを行っています。
文部科学省主催、トビタテ!留学JAPAN
文部科学省の発表によると、留学に行く日本人は、年々減少しているとのこと。そして対策として打ち立てたものが、官民協働のこの企画、「トビタテ!留学JAPAN」。留学奨学金が出る、トビタテ留学JAPAN日本代表プログラムに応募を希望しているお客様は、ワールドアベニューにも多数相談に来られました。300人の枠に、何と1700人もの応募があったそうです。そして支援企業・団体は53社にものぼります。実際、ワールドアベニューも先月イベントに参加させていただきました。1700人もの大学生が留学を希望しています。つまり、ここで留学にいかなければ、就職活動、そして入社後も英語力や経験、精神面で差が出てしまうかも。それだけでなく、自分の部下が留学経験豊富で、英語力などの面で追い抜かれる、なんて日もそう遠くありません。
行かないと後悔する?
留学の大切さは分かったが、今でなくてもいいのでは?と思っている方もいるはず。確かに、留学に踏み出す時期に決まりはありません。「思い立ったが吉日」という言葉があるように、「行きたい」と思った時が、ベストのタイミングだと思います。その時に一歩踏み出す不安にいかに打ち勝てるか、が留学の第一の試練だとも思います。
そして、国も世界も、グローバル化に動き出している「今」が、最大のチャンスなのです。グローバル人材としての需要がある内に英語と異文化理解力、そして積極性、論理性、チャレンジ精神を身につけましょう。そうした力を身につけると、休学はデメリットではなくなるし、就職してからもきっと活躍出来ます。
留学への第一歩、どう踏み出せばよいのか、是非ワールドアベニューのカウンセラーまでご相談ください。みなさんが個々に感じている、「伸ばしたい力」を伸ばす為の留学を考えましょう。
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