スマートフォンやタブレットが主流の今の社会では、画面を通して活字を読むことが多くなりましたね。インターネットで書籍を買う人が増え、巷の本屋さんは閉店する店も増えてきました。また、日本でもようやく電子書籍の人気が上がってきました。
実は外国では、何年も前から電子書籍が主流になっていて、留学時、外国の空港で親子が電子書籍を読んでいる姿をみて、「すごい」「進んでる」と感じたのを覚えています。
さて、試験や入試で英語の文章を読む時、みなさんは楽しんで読めていましたか?私はそうではありませんでした。読むのを苦痛に感じていたのです。頭の中で英語を処理しきれない。意味の分からない単語が頻出し、文章が進まないから面白くない。問題に答えなければならないとう義務感に迫られる。こういった理由が挙げられますが、このリーディングは確かにくせ者です。
入試までリーディングが苦手だった私が、どう乗り越えたのかを今回ご紹介致します。
我慢して読む
実は、これに尽きます。国語の授業を思い出してください。私たちは、多くの文章を今まで読んできました。平行して、興味のある本も読んでいたと思います。英語もこれと同じで、たくさんの文章に触れることが、実は乗り越えるコツなのです。
私は大学の授業で、「ペンギンリーダーズ」という本を何冊も読まなければいけませんでした。初めは嫌々読んでいましたが、徐々に読むスピードや理解力が上がり、本の3分の1で嫌になっていた当初と比べ、遂には半分、そして最後まで短時間で読めるようになりました。
では、このペンギンリーダーズとは何かをご説明致します。
ペンギンリーダーズ
ロンドンに本社を置く、出版会社の代表的なシリーズです。英語レベルによってレベル分けされており、自分のレベルに合わせた文章・本を読むことが出来ます。また、とても薄い本なので、飽きて途中でストップすることなく読めます。口コミでも、勉強が続けられると評判です。
英語が苦手な人はレベル2、そこそこ出来る人はレベル3、4をお勧め致します。
本の内容は、映画化されているような有名な話から、伝記、歴史小説、オリジナル小説、評論など様々。だからこそまずは知っているストーリーの本や興味のある本から始めるといいのではと思います。
ペンギンリーダーズは、書店の洋書コーナーに売っています。自分に合ったものを探してみましょう。
本は読むだけじゃない!意外な活用方法
ここまでリーディングの話をしてきましたので、みなさんは、早く読む力や、英語に慣れる力、必要な情報を的確に得る力を読書から得ようと思ったのではないでしょうか。実は、発音やスピーキング、ライティングも学べることを知っていますか?
一度本を読んだら終わりではなく、もう一度初めのページを開くのです。そして、次は声に出して音読をしてみます。その時、発音には最大限注意します。RやL、thの発音は特に意識し、ゆっくりはっきり発音してみましょう。初めは早くなくてよいのですが、句読点で区切り、文章を理解しながら読んでいきます。慣れてきたらスピードを上げて、すらすら読むイメージを抱きながら音読しましょう。日本人がスピーキングを苦手とする理由の一つが、話すことに慣れていないからです。コミュニケーションにはなりませんが、口の動きが英語に慣れる良いチャンスとなりますので、是非試してみてください。
客観的に発音を聞きたければ、自分の声を録音して聞いてみると、「この発音は日本語英語だな」とわかるはずです。
そして、読んだ本の感想文を英語で書けば、ライティングの練習にもなります。一石二鳥ならぬ、一石三鳥ですね。
「洋書はどうしても手が出せなくて…」と悩んでいたみなさんも、この薄い本なら、トライ出来るはずです。
もし面白い本を見つけたら、是非ワールドアベニューのカウンセラーにも共有してくださいね!
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