[2020年度IELTS勉強方法ガイド]初めてのテスト挑戦から最短で目標スコアを達成する学習法

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英語の勉強法

海外の大学や移住、ビザ申請に必要な英語力証明の試験としてTOEFL(トフル)と並んで受験者の多いのがIELTS(アイエルツ)です。
これまでは海外に行くなら必要とされていた試験でしたが、当初2020年4月から予定されていた大学入学共通テストに採用され注目を集めています。
共通テストの開始は、2019年11月時点では2024年度まで延期されてしまいましたが、”読む力”・”書く力”・”話す力”・”書く力”を世界に通用する基準で測定出来る試験として英語学習者にとって魅力的な試験と言えるでしょう。

純ジャパニーズでスコア5.0点からスタートし、リスニングスコア満点、オーバーオールスコア7.5点まで取得した私の経験から初めてIELTSを勉強し始める人から目標スコアを満たすために頑張っている人まで、どのように効率よく勉強する方法をご紹介いたします。
 
正しい方法で諦めずに勉強すれば目標スコアは達成できる日が来ます!
これから勉強をスタートする方は果てしない道のりに感じるかと思いますが、本記事を参考に一つずつクリアしていってください!
ボリュームがあるので、ぜひこの記事はブックマークして振り返りながら読んでもらえると幸いです。
 
 

2020年IELTS最新情報

・IDPテストセンター(日本)では試験日の三日前まで試験申し込みが可能
・コンピューターベースのIELTS試験が日本でも開始(東京会場) 
・大学入学共通テストは2024年度へ延期
・2020年1月以降のリスニング試験でサンプル問題の読み上げが廃止、セクションからパートへ名称変更、ページ番号のリファレンスが廃止
・コロナウィルス流行に伴い試験が開催されるか確認が必要
・コロナウィルス期間中に限り受験困難な地域に住む受験者にIELTSインディケーターが開催

 

これさえ分かれば大丈夫!IELTSの基本を知ろう。

日本では、4技能試験としては英検が、就職活動においてはTOEICが長年有名であるため、IELTS(the International English Language Testing System)を初めて聞いたという方も少なくないでしょう。IELTSは、ブリティッシュ・カウンシル、idp、ケンブリッジテストが合同で出資し、全世界で1200箇所、30年間に渡って開催されている世界でも最大規模の英語検定テストです。※IELTS発表の2019年11月時点のデータ
広くイギリス連邦に属する国家(オーストラリアやニュージーランド、カナダ)やアメリカの大学・大学院入学に採用されているだけでなく、イギリスやオーストラリアの永住権や就労ビザ申請時にも使用することが可能です。
大人から高校生まで学習するメリットがある英語検定試験です。

参考記事> TOEFLとIELTSの違い

アカデミックとジェネラルの違いって何?

大学・大学院や資格申請のために学術的な英語力を証明するアカデミック・モジュールと主に永住や就労ビザで英語圏の生活に耐えうる英語力を証明するジェネラル・モジュールの2つの試験タイプがあります。
2つのモジュールで試験内容が異なるのは、ライティングとリーディングだけになり、リスニングとスピーキングに関してはどちらのモジュールを受けても共通の試験内容が実施されます。
どちらの試験タイプを受験すべきかは、受験者の目的によって異なりますが以下を参考にしてください。


大学や大学院などの留学を目指す人は アカデミック・モジュールを勉強しよう
永住権や就労ビザなど移民局に英語力の証明を出したい人は ジェネラル・モジュールを勉強しよう

全世界で受験者が2018年に受けたIELTSのモジュールごとの比率は以下になります。※IELTS公式サイト発表

ペーパーベースとコンピューターベースの違いって何?

2018年より日本に先駆けてIELTSの試験はコンピューターベースのテスト形式が試験的に運用されていましたが、2019年より日本のIDP Educationが主催する試験で東京会場(高田馬場)・ブリティッシュカウンシルが主催する東京会場(神楽坂)で受験が可能になりました。
リーディング・リスニング・ライティングはコンピューターの画面上で解答していきますが、スピーキングは従来の試験通り試験官と一対一で対面する試験形式が採用されています。
スピーキングはコンピューターではないところが、TOEFL ibt(すべてのモジュールがコンピューターベース)との大きな違いといえます。
2019年11月時点で発表されている情報元に従来の紙での試験とコンピューターによる試験タイプの違いを整理しました。

試験タイプ
項目 ペーパー コンピューター
リスニング スピーカーから音声を再生
海外の会場では、個別のヘッドフォンが配布されることもあり。
用紙にメモを取ることが可能
個々人ごとに試験用のパソコン端末に接続されたヘッドフォンから音声が再生
ハイライト・メモ機能もパソコン上で可能
リーディング 用紙にメモの書き込みが可能
手書きのため文字が不鮮明だとスコアを落とす要因となる
回答をタイピングで入力可能なため、文字が不鮮明ということが発生しない
ハイライト・メモ機能もパソコン上で可能
ライティング 手書きのため構成を途中で変更するのが難しい。会場によって鉛筆指定があり、ボールペン慣れの人には注意が必要
タイピングより書くことによってワードの相性やミスを防ぐことができるタイプの人には有利
タイピング可能で、コピー&ペーストが可能なため構成変更が容易
ワードカウントが自動であるため文字数把握が簡単
英文タイピングの習熟度によっては解答する時間が不利になる人もいる
タイピングミスによるスコアを落とす可能性がある
スピーキング 共通
試験費用 共通 ¥25,380(日本会場)
試験時間 会場の時計で確認 コンピュター画面に表示
試験結果 13日以内 5−7日以内
試験会場 日本各地 2019年11月時点では東京のみ
試験の流れ ライティング

リーディング

リスニング

スピーキング
リスニング

リーディング

ライティング

スピーキング
大学共通試験 採用 2019年11月時点では不採用

コンピューターでのサンプルテストはIDPの公式サイトで無料受験可能となっていますので、気になる方は試しに受験してみましょう!

コンピューターベースの公式テストセンター東京(一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF)運営)の公開イベントに参加した際にご許可を得て確認した情報は以下となります。


試験ブースは個人ごとに間仕切り付となっている


広いスペースが確保されています。


試験に使用される端末はUS配列(英字)キーボード

コンピューターベーステストの日本公式動画もあわせてご確認ください。

 

まとめ
コンピューターベースは、英字キーボードが苦手でなければメリットが大きいが東京会場しかないため関東在住者以外には負担が大きい

試験実施団体の英検とIDPは何が違うの?

日本でIELTSを申し込む場合には主に2つの試験実施団体から選ぶことができます。※それぞれに会場は異なります。
従来より日本よりテストを実施しているのが、英検で有名な公益法人英語検定協会です。日本全国16都市で開催されています。英検に加えて現在ではIDP EDUCATION(本社はオーストラリア)が主催する試験が日本でも選べるようになりました。それぞれに特色・会場が異なります。どちらが主催するテストでも公式スコアが発行され、試験内容や難易度に差異はありません。しかし、試験実施会場、試験申込方法、特典などが異なるので、ご自身にあった試験実施団体を選ぶようにしましょう。※開催地については各公式サイトに掲載されている最大数で各回によって開催される都市が異なります。

項目 公益法人英語検定協会 IDP Education
試験開催地 札幌、仙台、埼玉、東京、横浜、長野、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、熊本 札幌、福島、埼玉、東京、横浜、山梨、名古屋、京都、大阪、神戸、山口、岡山、広島、福岡、熊本、北九州、長崎
試験会場の通知 同じ開催地でも開催回によって会場は異なり、試験開始日の15日前にオンラインで表示される受験確認書に記載がある 予約時点で試験会場が明らかになっている
スピーキングテスト開催日 筆記試験日と同日または2Day表示の試験では筆記試験の翌日に実施 筆記試験日と同日
試験タイプ ペーパーベース ペーパー・コンピューターベース
試験結果 筆記テスト13日後の1PMにマイページに掲載・成績証明書(書面)は試験結果発表日より指定の住所宛てに発送される ペーパーで受験する場合は試験日から13日後、コンピューターで受験する場合は試験日から試験日から5~7日後にIDP結果閲覧サイトから確認。成績証明書(書面)は郵送される。
特典 特になし IELTSライティング・アシスト(¥3,500)がIDP経由で試験を申し込んだ人には無料で提供される。

 

まとめ
試験会場を予め決めたい人にとっては、IDPが良い。スピーキングテストを別日に受けた方が良い方は、英語検定協会主催が良いでしょう。

IELTSスコアはステップアップで達成していくのがコツ


各科目ごとに0.5刻みで点数が決まり、1(最低スコア)〜9(最高スコア)のスケールで点数が決まります。もう一つ英語力全体の能力を判断する指標として全科目の平均点をオーバーオールスコア(Overall Score)が算出されます。TOEICのように最高点が990点まであるわけではないため、0.5スコア(最低単位)を伸ばすのにも時間を要する可能性があります。
筆者も2010年に初めて英語検定協会を通じて受験した試験結果はオーバーオール5.0というスコアとなり、目標の7.0スコアには遠い道のりだと感じましたが5.0→5.5→6.0→6.5→7.0→7.5と少しずつスコアをアップさせ、オーストラリアの大学院入学と専門資格の取得という目標を叶えました。
初めての受験から目標スコアまでのコツをステップアップ形式でご紹介します。

一回目の受験を早く済ませてしまおう

実際の試験を受けてみるまで本当の自分のスコアが確定しません。公式問題集や模擬試験などで擬似的にスコアは算出できるものの、試験本番の環境を自習で再現するのは難しくスピーキングやライティングなどは公式テストを受験するのがスコア把握の近道です。目標スコアになかなかたどり着けない、英語の勉強のモチベーションが上がらないという、重い腰を上げられないという方に共通しているのが一回目の受験を先延ばしにしていまっている傾向があります。
一回目の受験は初めての緊張や試験に慣れていないことによるストレスなどがあります。
『凄いスコアが悪く出たら落ち込んでしまう。』
ではなく、もし悪くても一回目だからしょうがない!という気持ちで、2ヶ月先の試験を予約してしまいしょう。
そうすれば目標までの初めての一歩を踏み出せます。試験を予約してしまえば、テスト形式や模擬試験、単語の勉強、エッセイなど後回しについしてしまう英語の勉強を真剣にやろうという気持ちがグッと高まるはずです。
試験の申し込みにはパスポート情報が必要となりますので、事前にパスポートを作成しておくことも忘れないようにしましょう。

最初のテストまでにやるべきリスト

テストを予約したらすぐにやっておきたいことがあります。

□試験の流れ(進行)を確認
□集合時間・持参物などを確認
□最新版の公式問題集を購入
□英語の教材が苦手な方は、日本語解説付の学習教材を使用し問題形式・問題文の内容を理解する
□筆記用具の準備(ペーパーベース)
□ネイティブスピーカーと話した経験がない人は、オンライン英会話などで練習しておく

試験形式が分からないままのぶっつけ本番は、スコアが想定以上に悪く出てしまいますので、一回は模擬試験をやるか、公式問題集を説いてどういう問題がでるか把握することが大切です。
模擬試験の出来は考える必要はありません。スピーキングとライティングは自己採点が難しいため、まずやってみるくらいの気持ちで大丈夫です。
もう一点、経験者の視点からアドバイスしたいのが、スピーキングの予行演習は別途やっておいた方がいいです。
私は初めてのスピーキングテストが、英語圏の方と話す初めての経験だったので、テスト内容の前に緊張で頭がいっぱいになってしまいました。
英語で話すということをやったことがないのと、慣れているのは大違いですので英語で話す練習もしておきましょう。

IELTS公式の模擬試験がオンラインで受験可能!IELTSプログレスチェック

ジェネラルモジュール・アカデミックモジュール別にIELTSの公式採点による模擬試験が受験可能になりました。
IELTS本番の試験よりも安い4,885円で、4技能全てのスコアが算出されるため、本番受験前の練習には最適です。

スコアはテスト完了後5日以内に送信されます。
あくまで模擬試験であるため、算出されたスコアをビザ申請や大学入学試験などには利用できません。
しかし、IELTSの公式採点者によるスコアが算出されるため、ライティング・スピーキングといった自分では目安が立てにくい英語技能の能力を算出することが可能です。
公式テストを受験するまでの予行演習に必ず受験した方が良いと言えます。

詳細はこちらから

最初のスコアを分析して、苦手な科目と勉強するレベルを判断しよう

いよいよテストを終え、ドキドキしながら試験結果を待つ二週間は楽しみでもありストレスもあります。
でも、実は最初のテスト結果は悪いスコアの場所を見つけるために使うものです。
TOEFLなど他の4技能が測定できる試験を受験した経験が乏しい場合は、何が苦手な科目で、どの科目や分野から勉強に取り組むべきかが判断できません。
闇雲にIELTSの試験対策本などを買ってとりあえず最初のページから勉強をスタートしてしまうと、苦手な分野に学習が行き届かず、目標達成まで長い時間が必要となってしまう可能性があります。
実際に、私が相談に乗っていた方々の話を伺うと、予想よりもリーディングが悪かった、ライティング対策が必要と思っていたけど、スピーキングがとても悪かったなど自己評価と異なる試験結果になることが多いと感じています。

個々人によって対策と最適な勉強方法が違うものの以下の点を参考に勉強の方針を定めると良いでしょう。

1教科でもスコア5.0以下がある場合

スコアが5に到達していないケースでは、IELTS試験対策よりも前に基礎英語単語力の強化・基礎英文法の復習・短文での英作文練習からスタートする必要があります。
焦って試験対策をスタートしても英語力が足りずスコアを伸ばすのに苦戦してしまいます。
英語の基礎体力である、単語力と英文法、そしてシンプルな英作文によるアウトプットの練習からスタートさせましょう。

5.0台のスコアがある場合

スコアが5はあるが6に到達していない場合は、IELTS試験の問題方針や採点基準を理解していない、試験慣れをしていない可能性が高いといえます。
IDPの公式サイトからライティング、スピーキングの評価基準表もダウンロードできます。
日本語の教材でも構わないので試験の問題文(設問)理解が間違っていないか、ライティングの構成が間違っていないかなど試験形式の研究に時間を使うと良いでしょう。
同時にスコア5.0以下の場合と共通して、単語力と文法力の強化に主に時間を割くようにする必要があります。

試験形式に慣れるための教材は以下がおすすめです。


【音声ダウンロード付】IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集


【音声ダウンロード付】IELTSブリティッシュ・カウンシル公認 本番形式問題3回分

以下からIELTS公式問題集が検索できます。by AmazonJapan

最低スコアが6.0の場合

最低スコアの科目を重点的に対策していくのは6.0スコアを達成してからがおすすめです。2回目を受けてもスコアが動かない場合は苦手教科である可能性がありますのでじっくりと時間をかけて対策をしていきましょう。特にIELTSではライティングやスピーキングの6.0からスコアを伸ばすのに苦戦する傾向があります。プロの講師や試験対策本などを研究するとともに苦手科目を避けずに勉強していくことが目標達成に大切です。

・リーディング試験対策
・リスニング試験対策
・スピーキング試験対策
・ライティング試験対策

ターゲットバンド7を狙うためのTipsが掲載されている以下の有名な教材も参考にしましょう。

Target Band 7: Ielts Academic Module – How to Maximize Your Score (Japanese Edition)

目標スコアまで点差があっても気にしない

日本国籍の受験者が取得している点数の分布がIELTSより発表されています(以下の表を参照)

国籍が日本人のアカデミックIELTSスコア分布 IELTS.org 発表2018年

大学レベル相当の6.5以上となると、取得できているのは全体の26.65%と約4分の1ほどです。
大多数の方が5.0〜6.0で勉強を頑張っているのが結果から見て取れます。
このスコア帯で諦めずに6.5以上(日本人スコアの上位25%)、7.0以上(日本人スコアの上位11.94%)を達成できたらすごく自慢したくなりますよね!
初回のテスト結果を踏まえてしっかり対策し、目標到達まで頑張りましょう!

IELTSに向けた基礎英語力を高めるのにおすすめの教材


歴史のある試験のため付け焼き刃の試験対策ではスコアに影響が出ないように設計されたよくできたテスト難易度になっています。そのため、遠回りと思っても英語の基礎能力を向上させることがとても大切です。
英語の基礎能力は以下のイメージを持つと良いでしょう。
英語の基礎能力 = 英単語力 × 英文法力

TOEICをとは違い、直接的な英文法力や単語を問う設問はIELTSでは登場することはまずありません。
しかし、スピーキングやライティングの評価項目の大きな評点の中に英文法力や英単語力があるだけでなく、英単語力がないとリーディング・リスニングの引っ掛け問題に気が付かない試験設計がされています。
また、単純な英文法を間違えたり、単語のスペルを間違えたりすると点数を致命的に落とすことに繋がってしまいます。

スコア5.0以下からスタートする場合のIELTS学習教材

コツは続けやすい少し簡単だと感じるレベルの教材からスタートすることです。いきなりIELTS専用の教材に飛びつくとこのレベル帯では難しく感じて勉強を挫折してしまう一つの理由となってしまいます。
単語・英文法ともに中学・高校レベルからスタートしましょう。簡単に感じるかもしれませんが、今一度正しいスペリングや発音、文の並びを確認しておくと勉強を進めていくと着実なスコアアップに繋がります。


CD付 改訂版 キクタン【中学英単語】高校入試レベル (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)


カード英単語ターゲット1900(5訂版)Part 1 (大学JUKEN新書)


大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (名人の授業)


Mr. Evineの 中学英文法を修了するドリル Mr. Evine シリーズ

スコア6.0からスタートしたい英語基礎能力向上のための教材

スコア6.0からは、アカデミック英語力を高めるために少し難易度を上げた英単語教材を使用していきましょう。
大学入試用の英単語教材からスタートし、最終的にはIELTS向けに作成された英単語帳を利用しましょう。


速読速聴・英単語 Core1900 ver.5


新版 百式英単語 最速インプット→2023 1日20分25時間で2023語が覚えられる!


文脈で覚える IELTS英単語

リーディング試験対策

全部で3パッセージ(3つのリーディング問題)、合計40問からなるリーディングテスト。試験時間は60分間ですので、1パッセージあたりにかけられる時間は約20分となります。
試験ごとに配分は異なる可能性がありますが、パッセージ1とパッセージ2がそれぞれ13問ずつ、パッセージ3が14問という構成となります。
難易度は問題ごとのテーマの得手・不得手によって感じ方が異なりますが、パッセージ1、パッセージ2、パッセージ3と進むにつれて難易度が上がっていきます。
ここでは主にアカデミック・モジュールの対策について紹介していきます。

正答数とスコアの目安

試験の難易度によりテストごとに正答数で算定されるスコアは上下しますが、公式ガイドに掲載されているスコアの目安をご紹介します。

アカデミック・モジュール

正答数 スコア(目安)
15 5.0
23 6.0
30 7.0
35 8.0

※IELTS Scores Guideより

ジェネラル・モジュール

正答数 スコア(目安)
15 4.0
23 5.0
30 6.0
34 7.0

※IELTS Scores Guideより

スコアアップのコツ:問題文を理解するのが大切

IELTSのリーディングならではの問題文があり、初見では問題文の意味が分からないということも珍しくはありません。
まずは、リーディングの問題文が何を意味しているのか理解することが大切です。

シンプルな穴埋め問題

問題文例

Complete the summary below.
Choose NO MORE THAN TWO WORDS from the passage for each answer.

訳:
以下の要約を完成させなさい。
個々の設問に対し、問題文から2文字を超えない単語を選びなさい。

シンプルな設問ですが、注意したいのが NO MORE THAN TWO WORDS といった文字制限が問題に課されている点、そしてパッセージ(本文)から単語を選びなさいという条件です。
文字数制限は、問題によって変更されますので注意しましょう。この設問の場合は2文字を超えないということなので、2文字までの単語となります。(3文字はアウト)
また、単語はスペルに間違いがあると不正答としてマークされてしまいますので、スペリングは正確に書くようにしましょう。

内容一致

問題文例

Reading Passage 1 has eight paragraphs, A-H.
Which paragraph contains the following information?
Write the correct letter, A-H, in boxes 1-5 on your answer sheet.

訳:
本文1はAからHの8つのパラグラフがあります。
以下の1−5の情報が含まれているパラグラフはそれぞれどれか、当てはまるパラグラフのアルファベットA-Hを解答用紙に記入しなさい。

本文のパラグラフ内容と問題文で与えられる情報の一致を問う問題です。
問題の文章が本文中の記載の内容のパラフレーズ(言い換え・書き換え)で表現されている問題となるため、問題文をしっかりと読むことが大切です。
内容を理解し、素早く問題本文から一致するパラグラフを探しましょう。

内容理解問題

問題文例

Do the following statements agree with the information given in Reading Passage 1?
Write

TRUE if the statement agrees with the information
FALSE if the statement contradicts the information
NOT GIVEN if there is no information on this

訳:
以下の設問は、本文1内の情報に一致(整合)しているか答えなさい。
TRUE(正しい) -> 本文中の情報と内容が一致
FALSE(誤り) -> 本文中の情報と内容が矛盾・食い違っている
NOT GIVEN -> 本文中には情報が与えられていない。

IELTSのリーディングで鬼門となるのが、NOT GIVENという概念と言えるのではないでしょうか。
初めて見たときは私も、FALSEと何が違うのか?また、YES/NO/NOT GIVENとの違いについて悩みました(むしろ勘違いしていました。)
NOT GIVENは本文に全く関連する情報(設問を判断するための)がないという判断です。

例で見ていきましょう。

問題
子どもたちは新しい技術の勉強を楽しんだ

本文中
新しく開発された技術を、研究対象の8つの中学に通う学生に教えたところ、ほとんどすべての学生が学習を楽しんだ。

回答
TRUE

 

問題
子どもたちは新しい技術の勉強を楽しんだ

本文中
新しく開発された技術を、研究対象の8つの中学に通う学生に教えたところ、新しい技術の内容は難しく学生の学習満足度は低かった

回答
FALSE

 

問題
子どもたちは新しい技術の勉強を楽しんだ

本文中
新しく開発された技術を、研究者達は同僚の社員に伝えたところ、あらゆる世代の学習に効果がありそうだという意見が大半を占めた

回答
NOT GIVEN

違いをわかってもらうために作った文章とはなりますが、NOT GIVENは明確に問題で与えられた内容を判断する情報が含まれていないことが伝わったでしょうか。
TRUEとFALSEは、本文中と問題文の内容が一致・不一致と明確に判断できるかで回答可能です。
公式問題集などで、FALSEとNOT GIVENとなっている解答はよくチェックして、差が理解できるようにしておきましょう。

単語は公式問題集から覚えるよりも単語帳がおすすめ

IELTSの公式問題集に掲載されているリーディングテストを説いてみると、本文中の単語や熟語がわからない、文法が複雑でどういう文意か分からないという方がほとんどのはずです。大学入学レベル(スコア6.5)・大学院入学レベル(スコア7.0)・高度専門職認定英語レベル(スコア8.0)とニアネイティブレベルの英語力まで一つの試験で判定するテストであるため、単語や文法の難易度もかなり高いレベルまで要求されています。ほとんどの方がIELTS4.0〜6.0からのスタートになるので、いきなり7.0や8.0を取得可能なレベルの単語を覚えるのは難易度が高く、効率もよくありません。

でも、初めて勉強する初心者の方は、どの単語が高難易度なんて分かりませんよね?
マニアックな単語なのか、後々のテストにも役に立つから覚えた方がいい表現なのかはよっぽど英語の勉強に親しんでいる人でないと分からなくて当然です。
そのため、試験問題の分からない単語を全て調べて覚えていくというやり方はおすすめできません。

市販されているテスト対策用や中学・高校向けの英語単語帳は、ターゲットとしている英語学習者が勉強するのに最適な難易度の単語を、覚えた方がよい順番と組み合わせを単語帳作成者が考えて作成してくれています。

公式問題集や模擬試験を解いてみても、なかなか正答数が変わらない、スコアが上がらない場合は、自分のレベルにあった単語帳にもどりボキャビルに努めることが、リーディングのみならずIELTS全体のスコアアップに繋がるためおすすめです。

リスニング試験対策

全部で4つのセクションから成り立っているのがリスニングテストで、全40問(各セクション10問)を30分と解答用紙の転記時間10分(ペーパーベース試験タイプ)で解答します。ペーパーベースの試験では、解答用紙に転記する時間が設定されているため、リスニングの音声が流れている間は、問題用紙にメモと解答を書き込んでいくのがコツになります。私も、一回目のテストは転記時間の活用方法を知らず、音声を聞きながら解答用紙に書き込みをしていたため、次の問題の聞き流しをしてしまうなど痛恨のミスをしてしまいましたので注意するようにしましょう。

リスニングは練習とスコアップが1番繋がりやすい科目であると個人的に感じています。
私も最後に受けた3回くらいで8.5→9.0→8.5とほぼ満点を維持できるようになりましたが、リスニング力が格段に上がったから満点がとれるというだけではなく、英語の基礎力がありIELTSのリスニング慣れをしていると満点近くのスコアは狙いやすいという印象です。

また、出題される語彙レベルや文法レベルも他の科目と比較すると簡単です。リスニングテスト対策をしっかりして点を取れる科目にしましょう!

正答数とスコアの目安

正答数 スコア(目安)
16 5.0
23 6.0
30 7.0
35 8.0

※IELTS Scores Guideより

スコアアップのコツ:難しくない問題を確実に解答する

リスニングのスコアは、落ちついた状態で問題を解くだけでもすこアップが狙えます。
引っ掛け問題もあり、スペリングを問う問題もありますが、テスト慣れをしながら1回しか流れない音声の中で最大のパフォーマンスを発揮できるようにしましょう。

問題の構成を知る

リスニング音声は以下の構成になっています。

セクション1の前半 → 解答時間 → セクション1の後半 → 解答時間
セクション2の前半 → 解答時間 → セクション2の後半 → 解答時間
セクション3の前半 → 解答時間 → セクション3の後半 → 解答時間
セクション4の全て → 解答時間 → 解答用紙への転記時間

各セクションのスタート前には問題を読む時間があります。
コンピューターベース・ペーパーベースともに、この時間を最大限有効活用することが高スコア取得の絶対条件です。
セクション4以外は、前半の問題と後半の問題それぞれ問題を読む時間が取れますので、一気に読む必要はありません。

問題の難易度は、私個人の体感となるのですが、以下だと思っています。

(易しい)セクション1 < セクション2 < セクション4 < セクション3

え、セクション3の方がセクション4より難しいの!?と思ったのではないでしょうか。
セクション4は、前後半に分かれていないため10問連続して問題を解く難しさ(集中力の維持)がありますが、引掛け問題の要素がすくないため、難易度はセクション3よりは高くないと思っています。
セクション3はとにかく引っ掛け問題が多く、満点を取らせないような高度なリスニングスキルが要求される出題もあり、セクション4より正答するのは難しいでしょう。

よく間違えてしまうスペルに注意

リスニング問題も、セクション1・セクション4の多くのパターンで解答となる英単語のスペルを書かなければいけません。
高難易度の単語が要求されるわけではないものの、このスペルこれであってったっけ?と不安になるような出題があります。

以下に、これまで遭遇した不安になった単語の例を紹介します。

  • ゴム rubber (rかlか不安になる・bが一個か2個か不安になる)
  • 保険 insurance (surかsrが不安になる・cかsか迷う)
  • 捕食者 predator (rかlか不安になる・datorかdetor, daterで不安になる)

正解をみたら間違うことはないだろうと感じますが、答えが分からない合計40問の1つをスペルミスしたくないというプレッシャーでスペルに自信がなくなります。
単語を覚える時は、必ず音だけではなくスペリングもちゃんと覚えるようにしましょう!
IELTSのリスニングスコアはこれだけでも目標スコアに達成する確率を高めることができます。

また、セクション1では電話番号または人の名前のスペルを正確に聞き取り解答する問題が高頻度で出題されます。

例えば電話番号だと 02926404491 という数字を1数字ずつ読み上げられますので正確に書き写す問題です。
人の名前なら EDWIN LODDITS というアルファベットを1つずつ読み上げられます。
ここで覚えておくべき言い回しと注意点が以下です。

  • 0 は zero または O(オー) と発声されることがある
  • 同じ数字やアルファベットが流れる時は、44 = double 4 / DD = double D と読むことがある
  • 読み上げ間違いのひっかけがあるので混乱せず集中して聞き取ること。

リダクション(音の脱落)に慣れよう

リスニングテストでは、はっきりと聞こえる発声で録音された音声が再生されます。
しかし、イギリス・オーストラリア・アメリカのアクセントは多少ありますし、ネイティブスピーカーによるリダクションがあります。
リダクションとは、英語の文章を読む際に、省略・結合される音のことです。
これは普段から慣れておかないと、聞き取った英語のスペルでは正しい英単語にならず意味がわからないという問題が起きてしまいます。


バイリンガルが教えるリダクションとは?

スピーキングテスト試験対策

ライティングと並んで日本人の苦手科目と言われているのがスピーキングです。
日本で生活していると、英語を話す機会は学校の授業くらいではないでしょうか?
運良く英語圏の友達がいたり、海外留学経験があれば英語で話すことに慣れているのですが、純ジャパニーズにはハードルが高いのは事実です。

試験は、コンピューター・ペーパーベースともに、スピーキング試験部屋で試験官と一対一でテストが行われます。

試験官は試験問題のブックレットを持っており、受験生それぞれに原則違ったトピックを出題します。(パターンが有限のため重複はあります。)
試験の流れは以下のようになっています。
セクション1(単純な質問に対して2〜3文程度で答える)

セクション2(トピックカードが渡され最大2分間のスピーチ)

セクション3(抽象的なトピックを中心に、試験官の質問に対して3文程度で答えながら議論を展開する)

スピーキングテストの採点評価基準はidp公式サイトよりPDFファイルがダウンロードできます。

スピーキングテストのスコア目安(参考)

  • スコア5.0台:質問によっては回答に詰まる、抽象的な質問に答えられない、単語のバリエーションがかなり限定される
  • スコア6.0台:ストレスなく話し続けることはできるが、単語のバリエーションは限定されている。文法にまだエラーがある
  • スコア7.0台:ストレスなく話し続け、適切な英単語を使い分けすることができる。抽象的な質問にも答えられる。ネイティブレベルの表現も一部使いこなせる

以下に IELTS.org が公開しているサンプル問題を日本語訳つきで紹介します。
 

セクション1のサンプル問題

Let’s talk about your home town or village. (あなたの故郷について話しましょう)
• What’s the most interesting part of your town/village? (あなたの町で最も面白い場所はなんですか?)
→受験者が回答
• Would you say it’s a good place to live? (Why?)(あなたの町は住むのに良い場所といえますか?理由はなんですか?)
→受験者が回答

 

セクション2のサンプル問題

↓トピックカードで渡される内容

Describe something you own which is very important to you.(あなたが所有しているものでとても大切なものについて説明してください)
You should say:(以下の内容を含めてください)
where you got it from (どこで手に入れましたか)
how long you have had it(どこくらいの期間持っていますか?)
what you use it for (何に使うものですか?)
and explain why it is important to you. (なぜ、それがあなたにとって重要なのか説明してください)
You will have to talk about the topic for 1 to 2 minutes.  (1分から2分の時間で話してください。)

トピックカードが渡されたあと、1分間内容を考える時間が与えられます。
またメモとペンが渡されますので、考えた内容をメモに書き留めておくことができます。
考える時間は試験官が測っているので受験者が気にする必要はありません。
 

セクション3のサンプル問題

Let’s consider first of all how people’s values have changed.(どのように人々の価値観が変わってきたか考えましょう)
• What kind of things give status to people in your country?(あなたの母国では、どのようなものが人々にステータスを与えますか?)
→受験者が回答
• Have things changed since your parents’ time?(あなたの両親の時代からステータスを与えていたものは変化してきましたか?)
→受験者が回答

ここではセクション1と異なり、自分の意見+根拠となる情報や理由を答える構成となります。
 

スコアアップのコツ:同じ単語はなるべく使わずパラフレーズしよう

スピーキングで高いスコアを目指すためには、限られたスピーキングテスト時間内で自分の英語語彙力の高さをアピールする必要があります。同じ意味の言葉を話すのに、同じ英単語を使うとスコアが伸びません。そのためにパラフレーズ(言い換え表現)を多様するのが有用です。

例えば、always(いつも)という意味であれば、 all the time などの表現でパラフレーズ可能です。
パラフレーズを正確にやるためにはネイティブスピーカーの英語講師に教わるのが有効です。

バイリンガルが教えるパラフレーズの方法とは?


とにかく英語を口から出す練習をする

英語のスピーキング練習時間の確保って難しいですよね。
でもスコアを取りたいなら、独り言でもよいので英語を口から出す練習をしましょう。
リスニング力を上げる練習にもなるシャドーイングなどもスピーキングの練習になります。
正しい英語の発声リズムが身につく、発音が直る、相性の良い英単語が学べるという効果があります。

BBCが提供するLearning Englishコンテンツが無料でシャドーイング練習やスピーキングで使用するボキャブラリー習得に有効なので是非試してみてください。



ライティング試験対策

IELTSの中で最も対策が必要な科目とされているのがライティングです。
特に目標スコアが6.5以上となった場合には、ライティングに最後まで苦労する人が多いでしょう。
今回は、アカデミック・モジュールについてライティング試験対策の方法を解説します。

以下は、アカデミック・モジュールに絞ってライティング対策の内容を解説します。
ライティングの試験は、以下の2つのパートがあり、試験時間は合計60分となっています。

タスク1 150文字 図や表などから特徴を読み取り説明するタスク
タスク2 250文字 エッセイライティング

ライティングのスコアがどのように算出されているか知ろう

タスク1・タスク2ともに4つの評価基準0から9点(1点刻み)で採点あれ、それぞれの評価基準4つの平均点でスコアがつきます。
タスク1とタスク2のスコアを単純に足して最終スコアが決まるわけではなく、タスク1とタスク2のスコア分布によって最終スコアが決まる方式となります。
公式発表ではタスク2のほうがタスク1よりも2倍相当のスコアが割り当てられているため、以下のような結果になることが想定されます。
 

タスク2が6.5点とれていれば、タスク1は6.0〜7.0点のいずれであっても最終スコアは6.5と算出されます。
 
*計算式*
最終スコア = (タスク1のスコア + タスク2のスコア×2) ÷ 3

ライティングの評価基準も公式サイトで公開されています。

  • タスク1の評価基準
  • タスク2の評価基準
    •  
      結論:タスク2の対策を重点的にやったほうが良いです。

      タスク1の勉強方法

      タスク1は、図や表などから分析しながら内容を記載する問題が中心になるため、グラフや数字を表現する英語を覚えていくことが大事です。
      例えば、以下のような英文を書けるようになる必要があります。

      In Japan, students attend school for a brief five-hour day that begins around 8:15 and ends around 14:30. New Zealand students, who only attend school for 176 days a year. They’re in school from roughly 8:30 to 16:30, but get two breaks and a lunch period that lasts at least an hour and half.

      The graph shows what it would cost to send two children (aged two and four) to a childcare centre for at least 23 hours each week.

      タスク1は公式問題集で練習するほか、英語のニュース(特に経済ニュースなどが図・表の表現が多い)を読みながら使えそうな表現を調べて自分のものにしていくとよいでしょう。タスク1はある程度、テンプレート化も可能ですがバリエーションも多いため、地道に使える英語表現力をおぼえていくほうがスコアが安定します。
       

      タスク2の勉強方法

      最も対策が大変でかつIELTSを勉強することで英語力も同時に伸びるのがタスク2と言っても過言ではないでしょう。
      私も主にタスク2の勉強に時間を大幅にかけていました。(この勉強にあわせてリーディング・リスニングのスコアも伸びて行きました。)

      私の失敗を元に、タスク2の最短の勉強法は以下です。

      1.遠回りでも英語の文法と単語力は固めておこう

      タスク2で簡単な英文法や単語を間違えるとスコアを下げてしまいます。
      簡単でも中学英文法など学んだ時から時間がたってしまい知識があやふやになっているものは早めに覚え直しをしましょう。
       

      2.テンプレートを覚えるというよりも型を覚えよう

      タスク2にはいくつかの質問タイプがありますが、質問で何を聞かれているのかを理解しエッセイの構成を整える必要があります。
      テンプレート丸暗記ではスコアが伸びないように試験が設定されていますが、高スコアのエッセイで使われている論理展開は参考になります。

      出題問題タイプ(抜粋)

      タイプ1
      To what extent do you agree or disagree with this opinion?
      この意見に対してどの程度、合意するか、反対するか述べなさい。
       
      タイプ2
      Do the disadvantages[advantages] of [Something] outweigh the advantages[disadvantages]?
      [問題で与えられるテーマ]の不利益は、利益を上回っているか述べなさい。

       

      ライティングは添削サービスやコーチングを受けた方が良い

      6.5以上のスコアを目指すなら、自分のライティングの何が悪いのか客観的に評価してもらうのが一番です。
      しかし、ここでネイティブなら誰でも良いかというわけではなく、IELTSの専門家にアドバイスをもらうことが大切です。
      なぜならライティングは特に採点基準や評価基準などが理解されていないと、適切なアドバイスができないからです。

      日本語で受講できるライティングのサービスとしては、プラスワンポイントが有名です!(私もお世話になりました!)

      \IELTS対策の無料相談はこちらから/

      これから受験される方へIDP市川様からのメッセージ

      年間350万人以上が世界中で受験している最も認知度の高い英語4技能試験のIELTS。日本でのIELTS受験生も年々増えてきており、今では年間約5万人がそれぞれの夢に向けて受験されています。IDPはIELTSの共同オーナーとして、2016年より日本でIELTSの試験実施を行っています。IDPのモットーは「受験生中心の試験実施」であり、IELTSをなるべく快適にリラックスして受験していただけるよう、試験実施においていくつか特徴があります。

      まずは、受験場所を皆さんで選んでいただけます。皆さんにとってアクセスが便利な受験会場を指定して申込を行っていただけ、更に関東と関西の会場では、スピーキングテストの時間も指定できます。また、IDPの試験会場は比較的小規模な会場が多く、大規模な会場特有の緊張感や待ち時間の長さが緩和されています。

      さらに、IDPでは皆さんがそれぞれの目標に到達できるように、試験対策も充実しています。特におすすめなのが、Writing Assistというライティングの添削サービスです。こちらは、通常は有料ですが、IDPで受験される方には無料でご利用いただけます。ライティングの勉強は自己採点で対策するには限界があるので、このサービスを試験対策の一環として利用いただけるとIELTSの専門家が添削し、スコアアップのためのアドバイスを提供します。

      そして、2019年から始まったコンピューターで受験するIELTSの国内最大かつ最新のテストセンターはIDP認定のJSAF高田馬場のセンターです。明るく広いコンピュータラボでの受験は皆さんの力を最大限発揮できる快適な環境です。2020年コンピュータで受験するIELTSの受験機会が増えますので、パソコンを使い慣れている方はおススメです。

      IDPではこれからも日本全国でIELTSの受験機会を増やしていくこと、そして、少しでも受験生の皆さんが快適にIELTSを受験頂けるように、より一層受験環境の向上と受験前のサポートサービスの充実していくことに全力で取り組んでいきます。

      英語圏の専門学校や大学に留学を目指す皆さんの前に立ちはだかる一つの大きな関門とみられるIELTS。私自身も大学や大学院でオーストラリアに留学をした時、また、その後海外移住を目指した時も含め、IELTSの関門を何度も乗り越えてきました。皆さんがイメージされるように決して簡単な試験では無いことは確かですが、IELTSの勉強を通して学んだことはその先の留学や仕事で必ず役に立つことは間違いありません!是非IDPが提供する様々な試験対策のツールを活用して留学・移住に向けて英語の勉強、IELTSの対策を頑張って下さい。

      さいごに


      いかがだったでしょうか?かなりのボリュームになってしまいましたが、初めての人が勉強するために必要な勉強方法を整理してみました。
      英語の勉強、特にアウトプット科目(スピーキング・ライティング)があるテストであるため勉強に時間がかかってしまいます。
      しかし、永住や海外大学進学などの目的がある人にとってIELTSを勉強することは、スコア達成後が英語を使う本番になるはずです。
      テストのために培った英語力は、確実に役に立ちますので諦めず、楽しみながら英語を勉強しましょう。

      —-筆者情報—-
      Kenta
      初回受験時2010年のスコア オーバーオール5.5 リスニング6.0 ライティング4.0 スピーキング5.0 から本格的にIELTSの勉強を開始しました。
      最高得点はオーバーオールスコア 最高点7.5 科目別最高点(リスニング9.0 リーディング8.5 ライティング7.0 スピーキング7.5)に到達し、オーストラリアの大学院入学・卒業・移民コンサルタント資格を取得しました。
      ※ペーパーベースのスコアです。

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