引用元:The Sydney Morning Herald “New data shows Sydney suburbs with fastest rising rents” 21/01/2017
http://www.smh.com.au/nsw/new-data-shows-sydney-suburbs-with-fastest-rising-rents-20170131-gu22j6.html
オーストラリアでアパート(マンション)を自分で借りようとしている方たちには悲しいニュースが舞い込んできました。。。最新の賃貸に関するデータを分析した結果、”アパート(マンション)ブーム”の影響を受けてシドニーのアパートの家賃が跳ね上がっているそうです。
景気が良いことをきっかけに人々の「マンションを購入したい量 > 建設・物件量」が成り立ち、その結果が物価(マンションの家賃)が上昇する。
物価が上がるということは人々の支出の負担が大きくなり、オーストラリアで生まれ育った正社員として働くオージーでさえローンを組まなきゃ購入できない状態になっているも事実です。
しかし、景気が良いということは物がたくさん売れるということで、これは国の経済が活発的になるとても良い状態だという見方はできます。
また、楽天的に考えれば、急騰しているところにはバブリーな人が買い漁っている可能性があり、オシャレなお店ができる可能性があります\(^o^)/
もちろんこういった状況の後には、最低賃金を上げるなどの対策が予想されますし、留学生の多くが住むシェアハウスでは、1人あたりの家賃の上昇を防ぐためにシェアメイトを1人増やして、家賃相場を保つオーナーなどもいます。
シドニー郊外の家賃に関する具体的なデータを確認してみよう
NSW州賃借人団体による家賃の調査結果によると、2016年の1-8月まで3つの地方自治体があるエリアで家賃の値上がりがあった影響で、シドニー全体のアパートで生活することにかかる支出が以前に増して大きくなったことがわかりました。NSW州政府の報告によれば、NSW州における賃貸物件の数は以前よりも増えていて、“貸し出し・入居に伴うボンド(保証金)の値が上がる速さは人口が増加する速度よりも圧倒的に速い”と例えるほど。
なお、この調査結果によって以下の3つのエリアの家賃が急激に値上がりしたことが明らかになっています。
- ● Auburn(シドニー西部):+11%
- ● Hurstville(シドニー南部):+11%
- ● Blue Mountains(ブルーマウンテンズ周辺):+14%
シドニーにある家賃の高い地域と家賃の値上がり率
家賃が高い地域のグラフ
家賃の値上がり率のグラフ
上の2つのグラフは、2016年1-8月において2ベッドルームのアパートの1週間の家賃が高い地域上位10ヵ所と、その10ヵ所の家賃が2015年-2016年でどのくらい値上がりしたかを表しています。まず注目すべきポイントは、トップ10に挙げられている地域はどれもシドニーCBDから距離のある郊外であることです。日本でもCBDのような人の行き来が激しく交通機関や商業が発達している都心は物価や土地が高く、そこから離れるほど物価が安定していてアパートやマンションの家賃も下がると考えられます。したがって上のグラフから、ここ2年でシドニーのマンション・アパートブームはシティだけでなく郊外の家賃の値段も押し上げていることがうかがえます。
「家を借りるだけでも精一杯なのに購入しようなんて無理!」こんな声をこれまでよく耳にしてきましたが、ここ最近では上のグラフが示しているように今後2016年8月までの家賃高騰の波が押し寄せた結果、一軒家の賃貸料をアパートの賃貸料が上回り始めているらしいのです。
現在シェアハウスを探している方は、地域を確認して探す必要があるかもしれませんね。
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