みなさん、競馬といわれると、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
日本で競馬というと、新聞紙を片手に、耳にペンを指している中年男性が多く訪れる、という印象がステレオタイプとしてあるのではないでしょうか?
最近では、若者や女性向けに日本の競馬場も少しずつ変わってきていますが、「スポーツ」を観戦するというよりは「ギャンブル」というイメージの方が強いのではないかと思います。少なくとも私は上記のようなイメージが強く、あまり競馬に関心はありませんでした。そんな私が、欧米系の友達に誘われて、シドニーの競馬場へ訪れてみました。上記のイメージがあり競馬に関心が全くなかった私が、なぜ好きになってしまったのか。今回は「ギャンブル」としてではなく「紳士のスポーツ」といった観点でここシドニーの競馬の魅力を伝えていきたいと思います。(ちなみに小心者の私は一度もお金をかけたことがありません。。。笑)
海外では紳士のスポーツ
もともと近代競馬はイギリスが発祥の地と言われており、イギリスでは競馬は別名「スポーツ・オブ・キング」と呼ばれるほど、王侯貴族や有力者のみが楽しめる「紳士のスポーツ」とされていました。 時代とともに一般市民も楽しめるスポーツへと変化していきましたが、今でも男性はスーツ、女性はドレスを着用するなど、紳士の社交場としてその品位が保たれています。 ここオーストラリアでも、観戦にはドレスコードが必要とされています。
NSWで最大級の競馬場「ロイヤルランドウィック競馬場」
シドニーで競馬を観戦するなら、ここ「ロイヤルランドウィック競馬場(Royal Randwick Horse Race)」。ここはNSW最大のスケールの競馬場と言われており、シーズン時には各地から大勢の人が集まります。競馬場までのアクセスはCentral駅やBondi Junction駅からシャトルバスが出ており、所要時間も10分から15分程度と、便利な場所にあります。ちなみにこちらの競馬場では、入場料として$15(一般入場)かかります。その場で当日券を購入することも可能ですが、インターネットで事前に購入するとスムーズに入場することができます。
会場にはいたるところにバーカウンターがあり、お酒や食事を楽しみながら観戦することが出来ます。食事やアルコールは比較的高めですが、これからパーティが始まるかの如く、みなさんシャンパンやワインを購入していました。
まるで海外ドラマの中の舞踏会!
私が海外の競馬場でいちばん新鮮だったのが、女性陣のドレス姿。イギリスのキャサリン妃を思わせるようなドレスにちょこんとのった小さく華やかな帽子。ゴシップガールに出てきそうな豪華なドレス。そこはまるで海外ドラマの世界に入り込んだような、テレビでしか見たことのないような光景に圧倒されてしまいました。(ちなみに私はそんなお洒落なドレスなど持ち合わせていないので、シンプルな黒いワンピースを身にまといました。)
会場には、仕事の同僚で来る人、友達同士で来る人、家族で来る人、恋人同士で来る人、さまざまなパーティが広がっていました。 レースが開始するまでの間は、ここが競馬場だと忘れてしまいそうになるくらい、食事やお酒を楽しみながら、それぞれ会話を楽しんでいました。
いざ、レース開始!
ついついドレスやパーティに気を取られ忘れていましたが、ここは競馬場。さっそく馬券を購入してみましょう。レースが始まる前に、巨大な電光掲示板に次のレースでどの馬が走るのか提示されます。その中から、賭けたい馬があれば、周辺に設置されている販売機にて、好きな金額だけ馬券を購入することができます。
馬券を購入したら、いざ観戦!自分が賭けた馬の結果を見守ります。ちなみに名前は忘れてしまったのですが、日本の馬が出場しており、「日本との交友のために応援しよう」!と、なんと友達がみんなその馬にかけてくれたのです。すごくうれしい!!が、しかし、、、その熱い思いも空しく、その馬は最下位とい結果に終わり、なぜか私が責められたとこは忘れません。
最後に
冒頭でも少しお話ししたように、私は一度も馬に賭けることなく、ただただ雰囲気を楽しんでおりました。夕焼けの中を走る馬を観戦することができたり、セレブ気分でドレスを身にまとってみたり、ここでは非日常を味わえる、そんな空間でした。皆様もぜひ一度、海外での競馬を楽しんでみてはいかがでしょうか★
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