モデル・イラストレーター五島夕夏の      ワールドアベニュー留学相談体験レポート

「タックスリターン(Tax Return)」って何?オーストラリアで働く人必須の確定申告!

水田 真梨
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オーストラリア留学 News

アルバイトでも短期の仕事でも、オーストラリアで収入を得たら必ず必要な「タックスリターン」の手続き。税金に関することだとは知っているけれど、よく分からなくて不安…という方のために解説します。タックスリターンとは何か、そのために何を用意したらいいか、払った税金は戻ってくるのか、などを実際のタックスリターン体験を元にお伝えします。6月末の会計期末に向けて、初めての人も基本を押さえておきましょう。

そもそもタックスリターンって何?

タックス1オーストラリアのタックスリターンとは、日本でいう「確定申告」のようなもので、「1年間の収入から所得税を国に収める手続き」のことを指し、オンラインで手続きします。
日本の確定申告は、自分の勤め先の会社がやってくれる場合と、自分で手続きする場合の2パターンに分かれていますが、オーストラリアでは勤務先ではなく全ての人が自分でやることになっており、希望によっては代行業者(タックスエージェント)に手続きを依頼することも可能です。

1年間っていつからいつまで?

タックス2日本の会計年度は4月1日から翌年の3月31日を1年として区切っていますが、オーストラリアの場合は7月1日から翌年の6月30日まで。この間の収入を、会計期末後にタックスリターン手続きとして申告することになります。
申告期限は7月1日から10月31日まで。これを過ぎてしまうと罰金が科せられることもあるので、忘れずにこの期間内に必ず手続きしましょう。

タックスリターンの仕組み

タックス3簡単に言うと、「稼いだ金額ー所得税=自分の収入」ということになるのですが、1年間で稼いだ金額(課税対象額)によって、支払う所得税額が異なったり、課税対象額から差し引ける経費がある場合など、その計算方法は一定のルールに基づいて設定されています。そのルールも、法律が改正されれば変わる可能性があるので、「知らないうちに法律が変わっていた」ということがないように、タックスエージェントに手続きを依頼するのが確実といわれています。法律を知らないせいで法律違反を犯していた、なんてことは避けたいですし、何を経費として申請できるかという内容も日本とは異なるので注意が必要です。
また、その会計年度内にオーストラリア以外の国で働いた収入がある場合はそれも一緒に申告しなくてはなりません。例えば、一時帰国の際の日本でのアルバイトの収入などがそれに該当します(オーストラリア初入国前の収入は関係ありません)。
さらに、銀行口座の預金額に応じて得られる利息も収入なので、申告する必要があります。

ペイスリップとペイメントサマリー

アルバイト(カジュアル)やパートタイムの場合でも、会計年度末が過ぎると勤務先の会社から「ペイメントサマリー(Payment Summery)」という書類をもらいます。これは「あなたはこの会社で1年に●●ドルの収入があり、そこから◯◯ドルを所得税として源泉徴収しました」という証明書で、とても重要なものです。
この源泉徴収についてですが、たいていの会社では「あなたの稼いだ額」をそのままあなたに支払うのでなく「稼いだ額ー所得税として予測される金額」が毎回給与としてあなたに支払われています。これは、あなたの年間給与額を予想した上で、その給与額(課税対象額)にかかる所得税額を会社側が計算し、先に国に納めてくれているもの。
つまり、タックスリターン手続きの時に全ての所得税を支払うのでなく、「源泉徴収額」と実際支払うべき所得税の差額が、あなたに戻ってきたり、あるいは追加として支払うことになる、ということです。
なぜ差額が生じるかというと、会社側が計算した源泉徴収額はあくまで「あなたが7月1日から6月30日までこの会社で働いた場合」を想定して計算したものであることが多いので、実際には会計年度の途中からの入社であったり、別の仕事をしていたりすると、あなたのトータルの収入額が変わるため、タックスリターンの手続きにて、この差額を計算し直す必要があるのです。虚偽の申告は犯罪ですので、必ず嘘や間違いのないように正しく慎重に申告をしてくださいね。
なお、給料支払いのタイミングで毎回もらう「ペイスリップ(Pay slip)」も必要になることがあるので、必ず保存しておきましょう。

私のタックスリターン体験

タックス4私の例ですが、初めてのタックスリターンの際、会計年度内の勤務先が複数あったこともあり不安だったのでタックスエージェントに手続きを依頼しました。手数料100ドルほどで受け付けてくれ、パスポートやペイメントサマリーなどの必要書類を持ってオフィスに行き30分もかからずに申請手続きが完了しました。
何が経費として申請をすることが可能かなども詳しく教えてくれたので、損をせずにタックスリターン手続きを済ませたい人にはとても便利だなと感じたのを覚えています。
そこから1〜2週間後、ATO(オーストラリア国税局)から上の写真のような手紙が自宅に届きました。内容は「手続き上、更に必要な書類があるので必ず提出してください」とのこと。何のことか分からなかったので、手続きをしたタックスエージェントに問い合わせると同じ手紙がそちらにも届いているそうで、「勤務先のうちの1つが、徴収した所得税を国に納めている確認が取れないそうなので、あなたのペイスリップを提出する必要があります」と言われ、それらをメールで送付し、タックスエージェントに手続きしてもらいました。自分1人では不安だったので、やはり依頼してよかった、と思いました。
そこから再び1〜2週間で手続きは完了し、約2000ドルが私の銀行口座に振り込まれました。これは「過払いの所得税が戻ってきた」ということです(もちろん収入や源泉徴収状況によって、戻ってくる金額の有無は変わります)。

さいごに

タックス5タックスリターンの仕組み、お解り頂けたでしょうか?個人の所得や勤務先での雇用形態、オーストラリア居住者(6ヶ月以上同じ住所に住んでいる人)か非居住者かによっても税率などは変わってきます。
お金の話は複雑ですがとても大切。知らないうちに法律を破っていたなんてことがないように、7月からのタックスリターンの時期に向けて、周りの人やタックスエージェントにしっかり相談しておき、確実に手続きするようにしましょう。

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