「Hotel=Bar」って本当? お酒のルールから持ち物まで、シドニー夜遊び 虎の巻

水田 真梨
この記事は私が書きました。

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オーストラリア留学 News

︎バー、クラブ、カジノ…昼とは一味違う表情を見せるシドニーの夜。平日も週末も楽しいシドニーですが、日本とは少し異なるルールも存在します。Hotelという看板の付いたバーがあったり、酔っ払いすぎているとお酒を出す店に入れなかったり、街に繰り出す前に覚えておきたい豆知識がたくさん。きちんとマスターしてシドニーのナイト・ライフを満喫しましょう!
 

オーストラリアで気軽にお酒を飲むなら「ホテル」で!

夜1シドニーの街中を歩いていると、そこかしこに「Hotel」という看板を出した店があります。店内にはお酒を出すカウンターが見えますが、しかし高級ホテルのバーカウンターとは違うような…。そう、オーストラリアには2タイプのホテルが存在します。1つは宿としておなじみのホテル、もう1つはホテルという名の「バー」なんです。

はるか昔、まだ禁酒法という法律があった時代には「夜遅くにお客にお酒を出して良いのはホテル(宿)だけ」という厳格なルールがあり、その規則を逆手に取って「ホテル」という看板を出したバーがたくさん出来たそうです。その名残りで今もオーストラリアには多くの「ホテル(=バー)」が存在するんですね。ちっともいかがわしいお店ではなく、誰もが仕事帰りに同僚と軽く一杯飲むような飲み屋さんばかりなので、安心して入ってみましょう。ビリヤード台がある店などもあり和気あいあいとしていて楽しいですよ!

ちなみに、下の写真は普通の宿泊施設のホテル。看板だけではどちらがどちらだか判断できない場合もあるので、店構えで判断するのがこちらでは一般的なようです。
夜2

 

お酒を飲む/買うにはパスポートが必要?!

いざホテル(バー)やパブでお酒を飲もう、と思った時に必要なのが身分証明書。オーストラリアの法律では18歳以上は飲酒が認められていますが、年齢を確認することがお店側に義務付けられているからです。

夜3特に遅い時間や週末はお店の入り口にガードマンが立っており「Any IDs?(何か身分証を持ってる?)」と尋ねられることがしばしばですので、パスポートや現地の免許証などを提示しないと店内に入れてもらえません。ついでに荷物チェックもされます。これはお酒を出すクラブやカラオケ店、カジノでも同様です。

友達と飲みに行ったのに自分だけIDを持っていなくて入れない!なんてことが起きないように、夜遊びの際は必ず身分証明書を携帯していきましょう。アジア人は特に若く見られがちなので、パスポートで年齢確認をしてもらったら「冗談でしょ!?」なんて言われることもよくあります。

ボトルショップ(酒屋)でアルコールを買う場合にも、身分証の提示を求められますのでお忘れなく。

 

泥酔しているとバーやレストランに入れない!でも運転は・・・

夜4オーストラリアでは、路上や公園などの公共エリアで酩酊状態となることを禁止する法律があり、ベロベロに酔っぱらった状態で外にいる人を見かけることはまずありません。泥酔して街を歩いている姿を警察に見つかると罰金が科せられるとか。そうすることで治安を維持しているんですね。そのおかげか見知らぬ酔っ払いにからまれるようなこともなく何年も安全に過ごせています。

お店サイドにも「泥酔状態のお客が来たら入店を断らなければいけない」という法律を守ることが義務付けられており、日本と比べると随分厳しいような気もしますが、ナイト・ライフを快適にするためにはとても役立っているようです。

その一方で、「少量のアルコール摂取後の車の運転はOK」という法律もあるんです。1時間にビールの小グラス1〜2杯くらいの量であれば合法なので、飲んで運転しても咎められることはありません。但し、ランダムブレスチェックという検問があり規定以上のアルコールを摂取したとみなされると罰金・罰則の対象となります。特に日本人は白人と比較するとアルコールに弱い方が多いので、運転する際は飲酒を避けた方が良いでしょう。
 

お酒のお供、タバコのルールは?

夜に限ったことではありませんが、お酒を飲むと吸いたくなる人もいるタバコ。オーストラリアでは店内でタバコが吸えることはほとんどなく、路上や所定のスペースでの喫煙が必須となります。またお店の入り口に以下のようなマークがあることも。
夜5これは「お店の出入り口から4メートル以内の場所ではタバコを吸わないで」というサインで、店内へ煙が流れ込むことを徹底阻止して分煙を図っているわけです。嫌煙家には嬉しい限りですし、きっちり分煙をすることで愛煙家にとっても気遣いせずにタバコが吸える、と考えれば良いことですね。

さぁ、夜の街に繰り出そう!

シドニーのナイト・ライフのルール、いかがでしたか?日本よりも規則が多いと感じる方もいるかもしれませんが、より快適に安全に楽しむために国や法律がしっかり守ってくれている、という安心感のほうが強いです。実際にお店に入って怖い雰囲気を感じたことも一度もなく、シドニーの人々はとても陽気に人生を楽しんでいるのが伝わってきます。シドニーでの昼間の生活に慣れたら、ぜひ夜の街も楽しんでくださいね!

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