旅行先としてはもちろん、留学先としても人気の国オーストラリア。ケアンズでのダイビング、ゴールドコーストでのサーフィン、メルボルンでのカフェめぐりなどとても有名ですよね。しかし、日本の喧騒から離れ、のんびりしたいという方にとってオーストラリアの人気スポットは日本人がちょっと多いなと感じることもまた事実です。今回は、西オーストラリア州政府 駐日代表部 事業開発マネージャー 遠山桃子様のご協力もいただき、オーストラリアのなかでも、日本人が少なく意外と知られていないオーストラリアの西側タウン5選をご紹介します。
魅力満載!意外と知られていないオーストラリアの西側タウン5選
– Fremantle(フリーマントル):おしゃれなお店やカフェが連なる、世界で最も19世紀の面影がある港町
– Cottesloe (コテスロー):シーフードとインド洋に沈む夕日が魅力のビーチタウン
– City Beach (シティー・ビーチ):家族連れにも嬉しい落ち着いたビーチタウン
– Margaret River (マーガレット・リバー):120ヶ所以上のワイナリーが存在する食とワインの中心地
– Rottnest Island (ロットネス島):イルカやクジラ、大自然を堪能できる身近なリゾート
きらめく太陽、色鮮やかな海、ワンダフルな自然、香り豊かなワイン、フレンドリーな人々。
西オーストラリアは、1年中いつ訪れても何かに出会えること間違いなしです。そんななかでも、イチオシの5選。一つずつ見ていきましょう。
■ Fremantle(フリーマントル):おしゃれなお店やカフェが連なる、世界で最も19世紀の面影がある港町
『世界で最も19世紀の面影がある港町』と呼ばれ、19世紀前半に開拓が始まってから現在まで、数々の歴史的建造物を美しく残す街、フリーマントル。
駅前のサウス・テラスは通称『カプチーノ通り』と呼ばれ、建ち並ぶカフェは地元の人や観光客の憩いの場となっています。また、最近日本でも人気を博すバス・ペール・エールを堪能できる地ビール工場や、フィッシュ&チップスを楽しむことができるとってもステキなレストランが多数あったりします。
なかでも筆者のオススメは、「フリーマントル・マーケット」。
1980年にナショナルトラスト(自然環境や歴史的環境の保存を目的にイギリスで発足した民間組織)に加えられた古いビクトリア建築の美しい建物内で開催されます。1879年から発展してきた伝統あるマーケットで、その他の様々な建築物と共に西オーストラリアの歴史を今に伝える遺産のひとつです。今では建物内に150以上のお店が立ち並び、海外ならではのおしゃれなオーダーメイド雑貨や新鮮で安い野菜、果物、さらには大道芸などで賑わいます。
西オーストラリアの人々はとってもフレンドリーなので、英語が苦手……という方でも、安心して買い物を楽しむことができますよ。
ちょっと飲み過ぎた週末の朝は、ふらっとマーケットに足を運び、ちょっと固めのバケットとオリーブオイルにたっぷりと漬け込まれたドライトマトやピクルス、新鮮な魚介や生ハムを買い揃え、簡単にサンドイッチを作って近くのビーチでのんびりブランチを楽しんでみてはいかがでしょうか。
▼フリーマントル・マーケット
■ Cottesloe (コテスロー):シーフードとインド洋に沈む夕日が魅力のビーチタウン
西オーストラリア州、Perth(パース)のなかで最も人気の高いビーチ、コテスロー・ビーチ。
パースのビジネス地区と、先にご紹介させていただいたフリーマントルの港の中間に位置し、市街地からもわずか15分の場所にあります。東海岸のような込み入った観光地のイメージはなく、地元パース市民に愛されるのんびりとしたビーチとして有名です。
コテスロー・ビーチでは毎年地元のアーティストたちの作品を展示する無料のスカルプチャー・バイ・ザ・シーや、世界で最大規模のオープン・ウォーター・スイミング・イベントと言われるコテスロー・ビーチからロットネスト島(Rottnest Island)沖合までを泳ぐ「ロットネスト海峡スイム」が開催されます。野外コンサートも数多く、他にもさまざまなイベントが開かれるため、旅行者でも思う存分に楽しむことができます。
▼コテスロー スカルプチャー・バイ・ザ・シー 動画
筆者のオススメは、1.5キロも続く金色の砂浜と、インド洋に沈みゆく夕日。
これを見ずしてコテスロー・ビーチの魅力は語れません。
もしあなたがパースへ留学したならば、学校が終わったら水着に着替え、クラスの友達とビーチへ向かいましょう。
エメラルドグリーンの澄み切った海で思う存分スイミングやシュノーケリングを楽しみ、泳ぎ疲れたあとは水着のまま、活気のあるマリン・パレード(Marine Parade)通りのアイスクリーム屋さんへ! 大人気のストロベリー味のアイスをほおばりながら他多国籍の友達と雑談を楽しみましょう。アイスクリームを堪能したら、ビーチに戻り、ビーチハウス横の芝生に寝転びながらインド洋に沈むサンセットを眺める……そんな生活をぜひ体験していただきたいと思います。
▼コテスロー・ビーチ マップ
■ City Beach (シティー・ビーチ):家族連れにも嬉しい落ち着いたビーチタウン
コテスロー・ビーチよりもさらに落ち着いた雰囲気を放つのは、知る人ぞ知るシティー・ビーチです。
シティから最も近く、高級住宅街に隣接しており、週末になると家族連れの姿を見かけます。コテスローやその他のビーチと比較してサーファーも少なく、まるでプライベートビーチのような雰囲気です。
最近は、おしゃれなカフェやレストランが増え、テラス越しにビーチを眺めながらのんびり……なんて楽しみ方もできるようになりました。ただ、ここでもやはり一番のオススメは、オンザビーチで楽しむこと! 種類が豊富で楽しいデリや、フィッシュ&チップスをテイクアウトしてビーチへ向かいましょう。真っ白なビーチでピクニック気分を楽しみながらサンセットを眺めれば、気分はもうネイティブです♪
▼シティー・ビーチ マップ
■ Margaret River (マーガレット・リバー):120ヶ所以上のワイナリーが存在する食とワインの中心地
ワインといえば、フランスやイタリアのイメージが強いかもしれませんが、実はオーストラリア全土には60ヶ所以上の認定ワイン産地があり、数々の受賞歴を誇る世界的に有名なワインを生産しています。
シドニーのハンター・バレーや南オーストラリア州のバロッサ・バレー、マクラーレン・ヴェイル(世界最古のシラーズ種のブドウ園)などが有名ですが、西オーストラリアにもソービニョン・ブランなどで有名なワイナリーが存在します。そのうちの一つが、マーガレット・リバーです。
マーガレット・リバーは、パースから2時間半ほど南に下った場所にある、最高のプレミアムワインの生産地で、近くには数多くの鍾乳洞や美しいインド洋もあり、見逃せない西側タウンの一つです。観光地としても有名で、ワイナリーでは、世界から高評価を受ける高品質のワインのテイスティング(試飲)も堪能でき、ワイン好きにはたまらないツアーとなるでしょう。
朝早くパースを出発し、映画「千と千尋の神隠し」の海中電車のシーンのモデルとなったといわれるバッセルトン・ジェティでモーニングティを片手に休憩。その後、マーガレット・リバーのビール醸造所でランチ。お腹が落ち着いたら、サンダルフォードワイナリーを訪れてワインの試飲を思う存分に堪能し、ほろよい気分でマンモスケーブ(鍾乳洞)の冒険を楽しむ、なんていうのはいかがでしょうか♪
▼マーガレット・リバー マップ
■ Rottnest Island (ロットネス島):イルカやクジラ、大自然を堪能できる身近なリゾート
パースの沖合に浮かぶ小さな美しい島・ロットネスト島は、パースからフェリーで約1時間半、高速艇ならフリーマントルから約30分。透き通る海にはさまざまな種類の熱帯魚が泳ぎ、シュノーケリングやサーフィン、ダイビングを楽しめる、パースから最も近いリゾートアイランドです。A級自然保護指定の国立公園であるため、手つかずの自然が数多く残っており、その島の自然を満喫できるアトラクションは年齢を問わずに誰もが楽しむことができます。
例えば、ロットネストアドベンチャーツアーや、島内観光バスツアーなどのアクティビティが人気!
ロットネストアドベンチャーツアーは、オットセイ、イルカ、アシカや海鷲などの野生動物を探しに、島の沿岸をクルーズするツアーで、なんと、9月から11月までの間にはザトウクジラも見ることができます。
ツアー以外では、サイクリングも人気。一般の交通の乗り入れが禁止されているロットネスト島は、サイクリングをするのに絶好のスポットで、レンタルサイクルで島をまわれば、古い石造りの建物や人気のパブにも出会えます。早朝や夕暮れ時には、クオッカと呼ばれる、有袋類の仲間の小動物に会えることも♪ インド洋から吹く爽やかな風を浴びながら楽しむサイクリングや、動植物を観察しながらの散策は、他ではできない貴重な経験です。
▼ロットネス島 マップ
西オーストラリア州政府 駐日代表部 事業開発マネージャー(教育・科学) 遠山桃子様よりメッセージ
さいごに、オーストラリア 西オーストラリア州政府 駐日代表部 事業開発マネージャー(教育・科学) 遠山桃子様よりメッセージをいただきました。
「オーストラリア最大の州である西オーストラリア州は、今や世界的な影響力を持つ好況産業に発展した資源産業を柱に、オーストラリア経済の原動力となっています。
拡大成長をめざす日本企業にとって、西オーストラリア州には様々な可能性が秘められており、力強い経済・多文化・高い教育レベルの労働力・安定した社会制度・ビジネスを積極的に支援する政府・豊かなライフスタイル、それらすべての要素が長期的投資の絶好の環境を作り出しています。他都市と比較してアジア市場が非常に近い立地、時差が通年1時間と同じタイムゾーンに位置することなどは、よりアジアとの取引を容易にしており、多くの日本企業が進出しております。
西オーストラリア州政府駐日代表部は、東京そして神戸に事務所を構え、西オーストラリア州の貿易活動促進および日本企業への投資支援を行っています。ワールドアベニュー社とは、グローバル人材育成を柱に、共に西オーストラリア州における教育プログラムの紹介を行っており、今後も更に高まるグローバルに活躍する人材育成に寄与するプログラムの提供を行って参ります。」
さいごに。
パース留学中の学生さんの動画をご紹介!
「意外と知られていないオーストラリアの西側タウン5選」、いかがでしたでしょうか。
旅行先としても、留学先としても素晴らしい西オーストラリア。みなさんもぜひ一度訪れてみてくださいね。
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