現在社会人として働いているが、会社を辞めて一度海外へ留学をしたい、そんな風に思い描いたことがある人は結構いるのかもしれませんね。しかし、留学後の転職活動はどうなるのか、留学を転職活動に活かすためにはどうしたよいのか心配になってしまいますね。社会人になってからの海外留学の転職活動への影響とその活かし方についてご紹介していきましょう。
何のための海外留学なのか目的を明確に
学生時代の留学と違って社会人になって一度働いてからの留学は何らかの目的がある人がほとんどではないでしょうか。
例えば以下のような具合です。
・仕事に活かすために英会話ができるようになりたい
・本場の外国で芸術やデザインを学んでスキルアップをしたい
・海外での就業経験を積んで帰国後も外資系の会社で働きたい
・外国のホテルサービスを学びたい
・本場のイギリスで美容師の技術を学びたい
このような場合は帰国後も留学経験がそのまま転職活動に活かせますね。
その際はわかりやすい実績や経歴があった方が面接でもアピールしやすいので、仕事のスキルアップに直結するような留学先を見つけるようにしましょう。
実際に海外の専門学校に行ったり、留学先のインターンで働いたりする目的の留学にすると目標もできやすいですね。
国によってはワーキングホリデーを利用するのも有効的です。
しかし、中には明確な目的もなく以下のような理由で海外に留学する人もいるのではないでしょうか。
・働くことに疲れたので自分探しの旅に出たい
・仕事で辛い目に合ったので思いっきり気分転換がしたい
・海外を放浪して自分が何をやりたいのかを探したい
20代の若いうちであれば上記のような理由で海外留学をするのもとても意義のあることです。
しかし、それを転職活動の際の良いアピール材料にできるかどうかは自分次第です。
上記のような直接仕事のスキルアップにつながらない海外留学の場合でも、思い切り「自分探しをしたり」「気分転換したり」「放浪したり」してみて下さい。
実際にだらだらと毎日を過ごすことでも何か自分の中で吹っ切れるものや感じるものがあるものだと思います。帰国後の転職活動では思いきり○○したからこそ「○○の仕事がやりたい」と言えるように、思い切り自分の好きなことをして過ごすことに集中してみて下さい。
海外留学に向けて十分な準備を
海外留学の前にはその後の転職活動に有効に活かすために以下のようなことに気を付けてみて下さい。
・仕事のキャリアアップの場合は有効な資格取得に適した環境を探す
・技術のスキルアップのためには有効なインターン先を見つける
・語学の習得が目的の先には必ず海外の語学学校に行く
・可能な限りホームステイ先を事前にみつけておく
キャリアアップの種類によっては海外の勉強の成果が活かせる資格などもあるでしょう。もし長期留学などを検討しているのであれば海外の大学や大学院に入って資格取得などに有効な授業を専攻するのも良いですね。
また実際にパティシエや美容師、メイクなど本場の技術を身に付ける場合には実際に働いてみた方が鍛えてもらいやすいです。
いきなり現地で探すのでは情報量が限られてくる場合もありますので、日本語が通じる日本にいるうちにいろいろと探してみましょう。
更に、語学の取得が目的の場合はなんとなく海外に留学しただけでは語学の取得が十分にできない場合もあります。
会話ができなくとも学生生活が過ごせる場合もありますし、買い物や宿泊も何とかなってしまうこともあります。
できるだけ事前に語学の学校に行くことを検討したり、現地の一般家庭に住まわせてもらうホームステイ先なども探したりしておきましょう。
ホームステイでは日常生活の些細なことも現地の言葉で話すことになるので、非常に会話が身に付きやすいです。
家族と密接に関わることで異国の人のものの考え方や文化に影響を受けることもあります。
これが職業観の変化や働くことへの意識改革にもつながることもありますので、海外に留学する際にはホームステイがおすすめです。
シェアハウスも良いですがその場合はできるだけ日本人がいないようなところにしましょう。
留学先によってはびっくりするくらい町に日本語や日本人が溢れていることがあります。
せっかく費用をかけて留学をするのですから、日本人がない環境に身を置きましょう。
留学中、もしくは留学から戻ったらすぐにTOIECを受けよう
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英語圏の国で生活した人は留学から戻ったらすぐにでもTOIECを受けましょう。国によっては、現地でTOEICを受験することが可能です。オーストラリアでは、JET English Collegeで行っています。
JET English College
https://www.jetenglish.com/about/toeic
留学をすると英語ばかりが耳に入ってくるので特にTOIEC用の勉強をしなくともリスニング能力が鍛えられているものです。
これは一ヶ月程度の短期留学でもある程度の効果が見込まれます。
海外留学をしたらすぐにでもTOEICを受けると、これまでの最高スコアが取れる可能性が高いです。
そのためにも留学に行く前に一度受けておくと良いですね。
長文読解などどのような傾向で問題が出されるかもわかりますし、海外留学によってどれだけスコアが伸びたのか目に見える結果を出すことができます。
TOEICが活かせる職場とは
TOEICが活かせる職場が何も英語を使う仕事ばかりではありません。
TOEICは転職に役に立つ資格ランキングの上位にもよく入っていますし、高いスコアを持っているとあらゆる職種、業種で歓迎されます。
例えば外国人が来る可能性があるサービス業全般では高スコアを持っていると職場で重宝されます。
旅行業やホテル業以外に小売業や飲食業でも外国人のお客様は増えていますので、好印象を与えられます。
また、外資系の企業であれば事務職や営業職でも英語での電話やメールのやり取りが日常的に必要になる場合もあるので、良いアピールができます。
エンジニアなどの技術職でも海外の現地社員とやり取りしたり、外国語の仕様書を読む機会があったりするのでTOEICの高スコアが転職に優位に働く機会が多いでしょう。
留学経験が活かせる職場とは?
それでも実際に留学経験が活かせる職場にはどんなものがあるのでしょうか。
留学先で学んできたことにもよりますが、やはり外国語が必要になる職場になります。
例えば以下の職場では留学経験が優位に働きます。
・外国人が多く訪れるホテルや観光業
・通訳や翻訳など英語を直接使う企業
・留学経験者が多い外資系企業
・英会話スクール
・留学コーディネーター
外国語の習得、TOEICの高スコアは幅広くいろいろな業種に役立ちますが、英語を直接使う仕事ならなおのこと歓迎されます。
特にこれらの仕事が未経験であっても留学を経験することで、十分なスキルを得ているとみなされて採用されることもあります。
これまで英語に関わる経歴がない人も海外留学を行うことで、選べる職業の選択肢が増えるということを覚えておきましょう。
せっかくの留学経験を転職に有効に活かそう
それまで働いていた会社を辞めて海外留学を行うということはそんなに簡単なことではありません。
費用もそれなりにかかりますし、キャリアを一時中断してしまうことにもなりますね。
しかし、海外留学はそれだけ得られるものがたくさんあります。
その経験をどのように活かすのかは自分次第なのです。
海外留学をする際にはできるだけ目標や目的を定めて十分な準備をして臨みましょう。
何らかの目標達成のために有意義な時間を過ごせた留学なのであれば、転職活動に必ず有効に活かせるということをまずは自分自身が信じて下さい。
面接で有効なアピールになるのは留学の内容そのものではなく、あなた自身が取り組んできた過程や思いだということをよく覚えておいてください。
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