シドニーから日帰りトリップ♪「カブラマッタ」でベトナム旅行気分が味わえる!?

多国籍国家オーストラリアでは、街や地域ごとに特定の国や地域の出身者が多く住んでいる土地があります。今回ご紹介するのはその中の１つ、「Cabramatta（カブラマッタ）」。シドニーの中心地から電車で南西へ１時間ほどのカブラマッタは、電車を降りた瞬間「ここはアジア？」と思ってしまうほど異国情緒あふれる街で、美味しい本格ベトナム料理店も多いことで有名です。今度の週末に、少し足を伸ばしてお出かけしてみませんか？

セントラル駅から電車で１本！

カブラマッタは、シドニーのセントラル駅からバンクスタウン線などで早ければ５６分で着いてしまう距離。シドニーのシティは慣れたしちょっと足を伸ばして違う所を見てみたいけれど車もないし…という人にもぴったりのお出かけスポットです。
中国系ベトナム人の移民が多く暮らす街として有名なので、街並みはまるで東南アジア！ベトナム語や中国語が飛び交うマルチカルチュラルな街への日帰りの小旅行に、いざ出かけてみましょう。

カブラマッタのアイコンは”鳥居”！

カブラマッタの駅を降りて徒歩５分の目抜き通り、ジョン･ストリートの近くまで行くと、大きな鳥居がお出迎え。これだけでも既に異国情緒たっぷりです。
カブラマッタでは新鮮な野菜や果物、シーフードなどが安く買えるため、特に週末は混み合うようで、小旅行を楽しむ人も多いのかこの鳥居の前で記念撮影をする人をたくさんも見かけました。

##看板は「英語、ベトナム語、中国語」

通りを歩いてみると、３ヶ国語が記載された店の看板をたくさん見かけますし、店頭ではアジア人はベトナム語で話しかけられることも。歩いている人も圧倒的にアジア人が多く、シドニーからたった３０キロほどしか離れていないとは信じられないほど「外国」感を味わえます。
通りには布地や服を扱う店が多く、カラフルで手頃な値段のものが多い印象でした。食事やドリンクについても、シドニーシティより圧倒的に安いことには驚きです。

「サトウキビ」のジュースにトライ！

カブラマッタの街の至るところで見かけるのがこの「シュガーケーン・ジュース」。その名の通り、自然な甘さのサトウキビを使ったドリンクなのです。オーダーして飲んでみると思いの外さっぱりしていて、しつこい甘さは感じないどころか、暑い日でもゴクゴク飲めてしまいそうな美味しさ。サトウキビにライムやレモンを合わせて作っているのだそうで、特にクセもなく飲みやすいです。この美味しさで２ドルからと激安なのも嬉しいところ。
ちなみに、この味が忘れられず後日シドニーシティで同じものを購入したら値段は５ドルほどだったので、カブラマッタの物価の安さがお分かり頂けるかと思います。

ランチにはやっぱりベトナム料理♪

買い物や散策に疲れたら、ランチを兼ねて休憩を。同じくジョン･ストリートにはレストランもたくさんあり、ガイドブックなどで人気のお店は行列ができていることもあります。
あえて地元の人が多そうなカジュアルなお店にふらっと入って注文したのが、上の写真のトマトライスとカリッと揚がったチキンのセット。ベトナムのB級グルメの１つであるトマトライスは、日本でいうところのチキンライス。チキンストックの効いた優しい味で、外はカリッと中は柔らかな揚げチキンにもぴったり。これにスープもついて８ドルほどと、シドニーでは考えられないくらいの値段でお腹いっぱいになりました。
この他にも、もちろんフォーやエッグヌードル･スープ、生春巻き、ベトナムスイーツやスナックなど、本場のベトナム料理が各店でたっぷり楽しめます。自分だけのお気に入りの１店を見つけてみるのも楽しそうですね。

フレッシュな野菜やシーフードをお土産に♪

カブラマッタには八百屋さんのような小売店が並ぶ市場のような一角もあり、本当にアジアの国に来たかのような活気あふれる空気を満喫できます。フルーツ専門店では天井から青バナナがぶら下げられ、ドリアンやスターフルーツなどが激安だったり、見たことも聞いたこともないような色とりどりの果物も。話のタネにお土産としてシティへ買って帰るのも良さそうです。
他にも、シティのスーパーマーケットの鮮魚コーナーの何倍もの種類の魚介類を扱う鮮魚店などもあり、ベトナム系住民の食文化の奥深さに触れることもできました。

さいごに

丸１日遊ぶのにぴったりのカブラマッタですが、郊外ということもあり、治安の良い地域ではないと言われているため夜のお出かけは控えた方が良さそうです。昼間は明るいムードで活気があるので、危険を感じるようなシーンは全くありませんでしたが、週末は混み合うということもあり、カバンなどの携行品は失くさないよう注意しましょう。
シドニーからの日帰りトリップ、今回はカブラマッタをご紹介しました。学校や仕事のお休みの日にぜひ楽しんでみてくださいね！

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