皆さん、こんにちは!
留学マガジンで主に英語学習法やシドニーの便利な情報にまつわる記事を編集しているYukiです。いつも記事をご覧下さり、有難うございます。(*^^*)
いつも書く記事のテーマやトピックは、“海外で既に留学をしている人のサポート”、そして、“いま日本で生活している日本人にとって「留学」をもっと身近なことと感じてもらうため”、この2つを意識して選ぶようにしています。今回は、この後者に特にポイントを置き、もっとたくさんの日本人、特に若い世代の人達に積極的に海外に出て、“日本という国を外に出て「外国」として見て、感じてほしい”という思いから、私の、“進行中”留学体験について複数回に分けてお話ししていきたいと思います。
●名前:Yuki
●留学の種類:大学留学
●滞在期間:2013年7月~現在
【海外大学に留学した理由】英語と私~出会い~
小学校4年生から学習塾で英文法や音読、リーディングの勉強を始め、“ルールさえ覚えれば理解できる”ということが当時理系だった私には合っていたようで、その頃から英語は好きで、得意科目でした。そして中学生の頃、いとこのお姉ちゃんが私に“ふざけた英語の発音”を覚えさせ、それを真似して話すようになったことがきっかけで、中学校1年生の時、英語スピーチコンテストの代表に選ばれ、入賞してしまったのです。「あ、私はきっと発音も良いのかも。」とその当時は思っていましたが、それから中学2年、3年、続けてスピーチコンテストに出場しても入賞はできず、幼いながらちょっとした挫折感と、「独学で綺麗な発音を習得することは難しい」と味わいました。
【海外大学に留学した理由】英語と私~きっかけ~
中学を卒業する頃から“アナウンサー”になることを目指していたものの、背が小さくアナウンサーになれるほど特別美人なわけでもないので、何か他に武器となるようなものが必要だと母に強く説得され、高校1年生の冬から英会話学校に通い始めました。この先にお話しする私が留学を決意したきっかけ・理由に、この母の考え方が大きく関わってきます。この英会話学校でたくさんのネイティヴスピーカーのアメリカ人の先生達やバイリンガルの日本人の先生達と出会い、発音矯正法を学んでいくことで、自分の話す英語がネイティヴスピーカーの先生に伝わる喜びを味わい、「英語さえ話せたら、世界中にいるたくさんの人達と話して意見を交換できる」ということに気づき、そこにまた喜びを感じていました。また、元々人と話すことが好きだったことから、この発見こそが私の英語学習の最大のモチベーションとなっていました。ただ、勉強の方に関しては。。。高校受験、苦労してずっと目指していた進学校に受かったはいいものの、そんな進学校でも異色なオーラを放つ本気で全国出場を目指しているような部活に入ったことで、私も勉強そっちのけで部活に明け暮れる生活をしていました。もちろん周りの仲間は文武両道をきっちりこなす人達ばかりだったので、決して私の成績が悪い理由が部活だということではありません。しかし、私は文字通り勉強を一切しなかったため成績は非常に悪く、得意だった英語でさえ、英会話に通っていながら予習・復習を怠っていたのでテストではあまり良い成績は取れず。。 ライティングの成績が悪すぎて先生に呼び出されたこともありました。。
【海外大学に留学した理由】英語と私~大学受験勉強中の転機~
人生を懸けていたと言っても過言ではない部活も高校3年の夏に引退することになり、そこからは予備校で大学受験に向けて勉強に明け暮れる毎日でした。と言っても私の場合、それまで勉強してこなかったことを一気に埋め合わせなければいけなかったため、他の人より遥かに後ろのラインからスタートしたようなものでした。その頃もまだアナウンサーになる夢は抱いていましたし、行きたい大学もぼんやりと浮かんでいましたが、“何を勉強したいのかが”がいまいち自分の中では漠然としていました。当時は「哲学」が好きで大学で学ぶなら哲学を学べる学部・学科を選ぼうとしていましたが、どこの大学にもあるわけではなかったことと、ふと“本当に哲学でいいのかな”って思ってしまいました。そんな進路のことで迷っていた夏休みの間に成績がぐんと伸びたのは英語だけでした。
夏休みが明けた高校3年9月。受験前最後の夏休みだったにも関わらず模試の結果がパッとしなかったうえに、進路のことでまだ揺れ動いていた私。そんな時に英会話学校の担任の先生との、英語学習の進捗状況に関する個人面談がありました。その先生は非常勤の先生で、12歳の時にハワイに単身で留学し、ハワイ大学で哲学を専攻・博士号を取得された方だったので、海外生活だけでなく、哲学に対する知識も豊富だったので、私が尊敬してやまない先生の一人でもありました。その先生との面談で、「今の英語力と抱えている進路の迷いを考えたら、絶対にこれが高卒からそのまま海外の大学に正規入学できる最後のタイミングだから、もうお母さんに話して海外に出ちゃった方がいいよ。この先日本の大学に入学した後で海外への憧れが出てきて長期休暇中に英語圏に短期留学を重ねるのは勿体ないよ。海外で生活出来る程の度胸はYukiちゃんにはあると思うから、真剣に考えて早めに家族と相談してみて。」とアドバイスをされました。今まで海外生活に憧れたことは一度もなく、あくまでも日本にいながらのバイリンガルを目指していたので、一度はその提案に拒否を示したものの、、、先生の言う通り、私には日本のここの大学でこれを学びたい!!という確固たる決意はありませんでした。そして、受験勉強を通して改めて英語を勉強することに楽しさややりがいを感じていたこと、尚且つ少しずつスピーキング力もついてきていたことが面談を通してわかり、このまま伸ばしていけば将来自分の強みに必ずなると感じたので、どうせならこのまま完璧と言えるレベルまで英語を習得しようという考えが芽生えました。そして、結果的にその先生の提案が私の新たな進路の選択肢となり、“もう海外に行ってしまおう”と自分の中ではほぼ決心がつきました。
【海外大学に留学した理由】英語と私~決断~
しかし、このタイミングというのが非常に最悪で、秋・冬の授業料を進学塾に払ってしまったばっかりだったので、ここから海外留学に切り替えることを選んだ場合、あの大金が無駄になるほかこれまでの授業料も無駄になってしまうため、母になかなか留学の話を切り出せずにいました。ただ、もう高校3年の9月から留学を決意し、そこから無駄なく海外の大学に正規入学をするとなるともう時間がないことは目に見えていました。なので、意を決して母に切り出してみると、、「どうしてもっと早く決断しなかったの?Yukiは絶対日本よりも海外で生活する方が考え方も性格もあっている気がするから、中学卒業した時点で何度も留学勧めたのにどうしてあの時に行かなかったの?」と今までの母からの留学の提案を断ってきたことを責められつつも、驚いた表情も見せずに背中を押してくれたくれたことに私が驚いてしまいました。海外留学に昔から肯定的だった母でも、決断したタイミングとプランが長期であることから今回ばかりは反対されるだろうと腹を括っていましたが。しかし、留学を目指すのが学生の場合は特に、家族がこのように賛成的で背中を押してくれるということは留学をするうえで非常に貴重で恵まれた環境だと今でも強く感じています。
【海外大学に留学した理由】海外大学留学~現実・出発までの苦悩~
日本の大学を受験して、受かったところに進学する”ことを生まれてからずっと当たり前のことだと感じ、自分が高卒の時点であろうが大人になってからであろうが、生きているうちに海外で生活することになるとは夢にも思っていないことだったので、“留学する”と決断して、エージェントを通して進学先、滞在先、ビザなど、シドニーで生活をする準備が全て済んでもまだ日本を離れて海外で英語を使って生活をする実感が湧くことはありませんでした。実感は湧きませんでしたが、やっと心からやりたいと思えることを進路に結びつけることができたので、“目標に向かって進んで行っている”ことにワクワクした気持ちと、留学生活中の勉強面での不安要素は日本にいる間になるべく最小限に抑えておこうと思ったので、周りが大学受験勉強をしている間、私はそれまで受講していた英会話のコースは一番上のクラスまで修了させてから、ネイティヴの先生とマンツーマンでの留学対策クラスを受講しながら家や学校の休み時間には英検やTOEICのテスト勉強を行っていました。クラスの進路調査などでクラスメートや先生達は既に私が海外留学希望ということは知っていたので、あくまでも周りの受験ムードを乱さないようにするためにと、私もなるべく未来の自分の足しになるようにという思いで勉強をやめることはありませんでした。
しかし、私の決意や努力とは裏腹に、私の“他の人とは違う”進路に対し、周りの反応はとても冷たかったのを覚えています。まず、通っていた予備校の担任の先生からは、「この時点で英語の成績が他の生徒と大して変わらない程度なのに、海外の大学に行こうだなんて少し世の中甘く見ているんじゃない?」と言われました。同級生の中にも、「きっと受験が必要ないからって逃げで留学選んだだけじゃない?」と言う人たちも言われました。確かに私はかねてから海外留学を考えていたような生徒でもないし、日本の大学に行く希望をついこの前まで出していたわけなので、逃げだとか甘く見ているだとか言われて当然だったと思います。しかし、実際に心の奥底にあった僅かな願望を周りの人に相談をし、自分の進路として進んで行くことを決心してからこのようなことを言われ、周りの受験が落ち着いて高校を卒業するまで、毎日悔しくて泣いて母に愚痴を吐いていました。この経験から人数が多くなくても“応援してくれる人達の存在の有難さ”、そして“絶対留学先で頑張って結果を出して目標を叶えてやる”という思いが一層強まりました。
【海外大学に留学した理由】留学を決意する心構えで大切だと感じたこと
周りを説得出来る程の決意や、どんなことがあっても揺るがない目標があること。そして、“見返してやる!”と思えるほどのやる気。まず、留学を決意する前に考えてほしいことは、「自分の目標や夢、なりたい人物像は海外経験を通して得られるものか、海外に行く必要があるのか」ということです。現実的にまだ日本は他のアジア諸国ほど英語教育のレベルが高くなく、学校や国が若い世代の人達の思考を海外に向かせるような動きを率先して行っていないため、未だに「留学=夢」というイメージが蔓延しているように思えます。それに少なからずお金がかかることなので、金銭的に余裕がないと実行に移しにくいことでもあるので、100%周りの人があなたの「留学したい!」という思いをサポートしてくれるとは限りません。私はその点ではとても理解のある母で良かったと思います。留学前に描いた夢や強い願望は留学生活中に挫折しかけた時や、夢を失いかけた時に気持ちを立て直す支えとなるはずです。余談ですが、私は個人的に、夢や目標と大きなところまではいかなくても、何かしら向かうべき進路や方向が定まっていないと進むことができないタイプなので、「とりあえず海外に出てみてやりたいことを見つけよう!そのうち何か見つかるだろう!」いうスタンスだと、モチベーションがすぐに見つかりにくく、またやはり長期の海外生活は莫大なお金がかかるので、どうせなら確固たる道標がある状態で出発した方が良いと考えています。
【海外大学に留学した理由】〜おわりに〜
今回は私自身の経験談をもとに、「海外大学留学を決意したきっかけ」、「留学を決意した後に辛いと思ったこと」についてお話しさせて頂きました。留学生にはそれぞれ違う経緯で留学することを決意して、それ
ぞれが違う目標を設定した状態で日本から飛び立ったと思います。今回の私の例や、考えはあくまでも“高校を卒業してすぐに海外の大学に正規入学したいと考えた生徒の一例”ですので、短期留学をしたいと考えている方や、もう少し気軽に留学したいと考えている方にとっては少々思いかもしれません。( ;∀;) なのであくまでもほんの参考程度になれば幸いです。。。。次回は「留学前の英語力」や「留学前に行っていた準備」、「留学前にやっておいてよかった勉強」、「そうしてシドニーを留学先として選んだのか」など、主に学習面をテーマにお話ししていきたいと思います。(*^^*)
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