オーストラリアの飲食店でお酒を扱う仕事に就く場合、RSAが必須になるのを知っていましたでしょうか。よく、「最初は、ジャパレスのホールで仕事をすることから始めよう」といわゆる日本食レストランでの仕事をする場合でも、アルコールを提供する飲食店であればRSAという資格を取らなければ仕事をすることができません。経験やスキルを重要視するオーストラリアでオフィスワークを見つけることは非常に難しく、ローカル(オーストラリアの現地企業)、日系関係なく、飲食店で働く人が多いのではないでしょうか。この記事ではRSAの説明から実際に受講する方法までお伝えしていきます。
1. オーストラリアで必要なアルコール販売の資格「RSA」の説明
2. オーストラリアで必要なアルコール販売の資格「RSA」の取得方法
3. オーストラリアで必要なアルコール販売の資格「RSA」取得後の流れ
1. オーストラリアで必要なアルコール販売の資格「RSA」の説明
RSAとは、Responsible Service of Alcoholの略称で、オーストラリア国内のアルコールを提供をするお店で働くの際に必須の資格になります。飲食店でのバイトの面接ではほとんどの場合、RSAの資格を取得しているか聞かれると思います。その際持っていいなければ、面接で合格をしても働き始めるまでには取得することを求められるでしょう。また、RSAは、各州によって異なります。クイーンズランド州、サウスオーストラリア州、ウェスタン・オーストラリア州、ノーザンテリトリー州は同一のRSAの資格で働くことができますが、シドニーのあるNSW州、メルボルンのあるビクトリア州は独自の資格がある為、移動をした際には、再度資格を取得する必要性があります。RSAを取得せずにアルコール販売を行った場合、法律違反になり、本人と雇用主の両方に罰金が課されます。
シドニーのあるNSW州の罰金は下記をご参照ください。
<NSW州のRSAに関する罰金一覧>
https://www.liquorandgaming.justice.nsw.gov.au/Pages/liquor/serving-alcohol-responsibly/responsible-service-of-alcohol/rsa-fines.aspx
2. オーストラリアで必要なアルコール販売の資格「RSA」の取得方法
RSAが各州で異なることは前述しましたが、オーストラリア全土で見ると取得には2通りの方法があります。
資格が取得できる学校で1日講習を受ける
各州の政府公認の企業や組織が1日講習を開催しております。原則6時間の授業で弊社のお客さんが通われているRSAの学校では、日曜日を除く毎日行っており、時間は9:30〜16:00になっています。予約完了後、個人情報を記入し、USIというこちらの学生番号を入力します。当日は、講習を受け、約50問のテストを行います。その場で採点をされ、合格者には証明書(サーティフィケイト)が発行されます。
オンラインで講習を受ける
こちらの方法はすべての場所で行っているわけではありません。
クイーンズランド州、ウェスタン・オーストラリア州、サウスオーストラリア州、ノーザンテリトリー州のRSAはオンラインで受講をすることができます。同じくオンラインで英語の説明を受け、その後に選択問題を行います。英語が得意な人でも3−4時間、苦手な人だと7時間以上かかると言われております。
3. オーストラリアで必要なアルコール販売の資格「RSA」取得後の流れ
各州で多少の違いはありますが、ここでは、シドニーのあるNSW州の例を出したいと思います。
流れ① 合格メールを受け取る(合格者のみ)
1日コース講習終了後のテストで合格をした人には、メールにて上記のような認定書が届きます。
流れ② 必要書類を準備する
メールで受け取った認定書を印刷して、身分証明になる100ポイント以上分のカードや書類を用意します。
100ポイントを超える点数にするには、下記のカードや書類を準備します。
流れ③ Service NSWへ行く
合格後から3ヶ月以内に近くの「Service NSW」へ上記書類と認定書を持っていく必要があります。
シドニーのシティ周辺で持っていく場合は、下記のどちらかで受け付けてくれます。
Wynyard Service Centre
Haymarket Service Centre
最寄りの「Service NSW」を探したい方は、下記リンクから探してください。
https://www.service.nsw.gov.au/service-centre/service-nsw/sydney-2000
最寄りのService NSWに着いたらカード用の写真撮影をしてもいます。
流れ④ 郵送でカードが届くのを待つ
約1ヶ月以内に郵送でRSAのカードが届きます。
以上ですべての流れになります。
さいごに
オーストラリアのオフィスワークの求人を見ると、日本以上に経験や専門的なスキルが求めることがわかると思います。そのため、必然的に飲食店で働く可能性が高くなり、働く人の大半がRSAを取得する必要があると言えます。もしシドニーでRSAを取得したいと思ったときは、ワールドアベニューのシドニーオフィス現地スタッフに気軽にご相談ください。
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