【保存版】海外大学卒業生が教える英語の論文(エッセイ)の書き方

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大学生向け留学情報

「論文って何から書き初めていいかわからないからもう少し期限が近づいてからでいいや。」
そう言っているうちに期限ぎりぎりになってしまったって経験はないでしょうか。
大学に通っている方であればこういった経験を一度はしたことがあるとは思います。

日本の大学の場合、少しくらい他の人が書いた論文をつなぎ合わせて…
これで提出しちゃえばいいやが通じる学校もあるかもしれません。

しかし、海外の学校では、少しでも他の論文や記事から文章をコピー&ペーストした時点で、Plagiarism (プレイジャリズム) といって、盗作扱いになります。
海外大学ではこれに引っかかるとペナルティが課されたり、2回やってしまうと即退学なんてこともあります。

しかし、日本語の論文でも書き方が曖昧なのに英語の論文(エッセイ)なんて書けるわけがない。
そういった方は是非この記事を保存して少しずつでも実際に書いてみることをお勧めします。

英語の論文(エッセイ)を書く機会をざっくりと挙げてみると…
 
■ 大学&大学院の研究発表(海外向け)をするとき
■ 海外の大学&大学院に入学するとき(特にアメリカの教育機関)
■ 海外の学校に留学しているとき
■ TOEFLやIELTSなどの資格取得をするとき etc.
 
特に海外の学校(特に大学留学)で勉強する際は、絶対にぶつかる大きな壁だと思います。
しかし、何度か書いてみると自分の型がわかり、逆に書くことが楽しくなり、自分の英語力が上がっていることを実感する一番わかりやすい機会かもしれません。

楽しみながら少しずつ書いていきましょう。

—————————————————————————-
1.英語の論文(エッセイ)の種類
2.英語の論文(エッセイ)のフォーマット
3.実際に英語の論文(エッセイ)を書くときのリサーチ方法
4.英語の論文(エッセイ)ですぐ使える表現&言い回し
5.英語の論文(エッセイ)を書くときの豆知識 ~使えるテクニック&サイト~
6.まとめ
—————————————————————————-

1.英語の論文(エッセイ)の種類

picture1英語のエッセイは、日本語直訳の随筆ではなく、自分の考えを整理して記述した論文だと考えてください。

一言でエッセイと言っても色々な種類があります。
 

■ Process Essay

⇒時間、手順などの「プロセス」順に並べて書くエッセイです。
例:説明→ステップ1→ステップ2→サイド説明

■ Argument Essay

⇒事例を交えて論証するエッセイです。
例:主張→反論→反論を論破する主張→個人の意見

■ Description Essay

⇒歴史・記録など、事実を記述するエッセイです。

■ Definition Essay

⇒難しいトピックに対しての定義を記述するエッセイです。

■ Classification Essay

⇒物事がどのカテゴリーに分類されるか主張するエッセイです。

■ Cause-and-Effet Essay

⇒事象のCause(原因)とEffect(結果)を記述するエッセイです。
例:事象→原因→結果→事象

■ Comparison-and-Contrast Essay

⇒複数の対象を比較したり対照するエッセイです。
例:比較提起→相違点→類似点→結論
 
どういった内容を伝えたいのか、どういう趣旨でのエッセイなのかによって使いわけることになります。
学校のAssignment(課題)では、エッセイ形式の指定がある場合もあります。

2.英語の論文(エッセイ)のフォーマット

picture8上で挙げた様に色々な形のエッセイがありますが、基本的な部分さえ押さえておけばエッセイの種類に応じて少し変更するだけで書くことができます。

ほぼ全てのエッセイは3つの大きな構成に分かれています。
 
1. Introduction (1 パラグラフ)
2. Body (2-5 パラグラフ)
3. Conclusion (1 パラグラフ)
 

Introductionから見ていきましょう。
この一番最初のパラグラフには、

Leading sentence (導入文)
Definition (定義)
Thesis statement (論旨)

を入れる必要があります。
型に関しては日本語で考えてみることから始めてみてください。

【例】
Leading sentence
⇒清原氏の覚せい剤取締法をきっかけに薬物の使用に関する話題が多くなってきている。

Definition
⇒覚せい剤を中心とした薬物使用は〇〇といった点で本人、そして第3者にまで大きな危険を及ぼす。

Thesis statement
⇒薬物使用は、3点の理由から絶対に許してはいけない問題だと考える。

 

次にBodyのパートですが、簡単にまとめると

Topic sentence (主題文)
Supporting sentence (補助文)

上の2つによって、成り立っています。

【例】
Topic sentence
⇒1点目の理由として、自分だけでなく他人に迷惑をかける可能性が高いからである。

Supporitng sentence
⇒〇〇リサーチの検証によると、■■%の確率で幻聴、幻覚が発生し、その結果×割の人が犯罪に関わっているというデータが出ている。

1000 wordsで指定されているエッセイや2000 wordsで指定されているエッセイなど基本的にはBodyを増減させてボリュームを調整します。
 

最後にconclusionの部分ですが、

Restatement (論旨の言い換え)
Direct Summary (要約)
Final Statement (結論)

【例】
Restatement
⇒薬物使用を撲滅する必要があると考える。

Direct Summary
⇒上記3点は、決して目を覆う事のできない社会的問題につながっている。

Final Statement
⇒薬物使用は決して許されない一方で、規制緩和により逆に犯罪率の減少につながっているという見解もあるので、次回は医療の側面なども混ぜながら検証をしていきたい。

 
1.英語の論文(エッセイ)の種類で挙げた論文は基本的にこの形で作ることができます。
なるべくIntroducitonとConclusionは簡潔にまとめ、Bodyの内容を濃くすることで、説得力のあるスマートなエッセイを書くことができます。
 
次に説得力のあるエッセイを書くのにに必要な情報を探す方法を見てみましょう。

3.実際に英語の論文(エッセイ)を書くときのリサーチ方法

特にbodyのパートに情報を肉付けする際、事実や数字を挿入することによって、論理的な強い主張を作っていきます。しかし、二次情報を使用する際に気を付けなければいけないのは最初にお伝えしたPlagiarism (プレイジャリズム)です。ここではどういったものから引用可能か、そして正しい引用方法を簡単に説明します。
 

1.書籍から引用する

picture4図書館に行って、関連する本を探し、そこから伝えたい事をサポートする文章を探します。
 

2.学校のオンライン文献検索サービスから引用する

picture6大学などの大きな教育機関では、図書館に行かなくても、インターネット上で書籍や過去の論文などが見れます。
 

3.Googleブックス・GoogleScholarから利用する

picture5一部書籍はインターネット上に公開されています。
伝えたい内容をGoogle検索で英語で打ち、「Books」検索をすることによって見つけることができます。
著作権の問題で全文は表示されないことがありますが、本を手探りで探すより少しネット上で書いてあることを確認したから図書館にいってその本を探してみようといった様に効率的に欲しい情報にたどりつくことが可能です。

 

4.ウェブサイトの情報を検索する方法

picture7政府、公的機関、新聞などが出しているデータなどは非常に信頼度が高いのですが、Wikipediaや個人のブログなどは簡単に編集が可能な為、引用としては適していません。

引用に関しては、日本語の論文と基本的に同じですが、エッセイによっては「ハーバード式(Harvard Reference System)を使って引用し、フォーマット通りに参考文献として記載してください」などと引用方法が指定されているときがありますのでインターネットで検索をかけて確認しながらそれに従って書くことをおすすめします。

4.英語の論文(エッセイ)ですぐ使える表現&言い回し

ここでは実際にエッセイを書き始めたときに使える表現方法をまとめています。
同じフレーズをエッセイ内に何度も使うのを避け、言い換え表現を使うことによってよりスマートなエッセイになります。

Introductionで
使えるフレーズ集
Nowadays
Recently
It is true that
It is said that
From my point of view
In my opinion
I agree with
I disagree with
I support the idea that ~
Bodyで
使えるフレーズ集
-Bodyパラグラフ1
Firstly
First of all
To begin with
The first and most important
For instance
For one thing
The foremost reason
To start with
One reason that
First solution
My first concern
In the first place
Primary reason
First reason
First solution
-Bodyパラグラフ2以降
Secondly
In addition
Conversely
Next
Additionally
Moreover
Furthermore
In comparison
On the other hand
On the contrary
In spite of
Since then
Thirdly, Lastly
At last
Conclusionで
使えるフレーズ集
In conclusion
To sum up
In summary
Consequently
To conclude
For the reasons above
As a consequent
As a result
In short
In any
In any case
In any event
As stated above
As I have stated above
As I have noted
In other words
Therefore

5.英語の論文(エッセイ)を書くときの豆知識 ~使えるテクニック&サイト~

picture2

英語の表現に困った場合

英語上級者でもエッセイを書いている際に、表現方法に困る場合があります。
その際に非常に役立つ調べ方として、Googleで完全一致検索をします。

「”○○”」と打って検索することによって、実際にその言葉があるか確認することができます。
上の表示の例の様にrelate torelate withで迷ったときに、Googleで完全一致をしてみると、

 
Google検索で”relate to”で検索した画面
relate-to_01
relate to  約1億個の結果(2016年3月24日現在)
 

Google検索で”relate with”で検索した画面
relate-to_03
relate with 約57万個の結果(2016年3月24日現在)
 
上記からrelate toの方が自然な言い方だとわかります。
実際に完成している文章として検索することもできますので、他の人が使っているか確認してみてもいいかもしれません。

 

オンライン英語辞書&類語辞典

【辞書】
研究社 – ルミナス英和・和英辞典

【類語辞典】

★おすすめ★
Thesaurus.com
http://www.thesaurus.com/
同義語、類義語、反意語の検索ができ、さらに見つけた結果をソートすることもできます。

他にも下記英英辞典で類語検索をすることも可能です。

Synonym.com
http://www.synonym.com/

Merriam-Webster Online
http://www.merriam-webster.com/

English Thesauras by Collins
http://dictionary.reverso.net/english-synonyms/

Macmillan Online Dictionary
http://www.macmillandictionary.com/

 

無料自動校正サービス

文章を作成した後、下記サイトでスペルチェック、文法チェック、文章構成チェック、言い換え表現の提案などをすることができます。

★おすすめ★
・Ginger
http://www.getginger.jp/

★おすすめ★
・PaperRater
http://www.paperrater.com/

★おすすめ★
・1Checker
http://www.1checker.com/

・SpellCheckPlus
http://spellcheckplus.com/

・Reverso
http://www.reverso.net/spell-checker/english-spelling-grammar/

・GrammarCheck
http://www.grammarcheck.net/editor/

6.まとめ

picture3いかがでしたでしょうか。
英語の論文やエッセイと聞くと自然と拒否反応が出てしまう人も多いかと思います。
私も留学してすぐの時は、同じ様に英語のエッセイの課題が出る度に憂鬱な気持ちになっていました。
しかし、上の様なやり方を知って、そして何度も繰り返し書くことによって自分の「型」を作ることができます。

その結果、私は自然と大学の選択課題でエッセイを選ぶことが多くなっていました。
皆さんも是非楽しみながら少しずつ書いてみてください。

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