シドニーでは8月下旬から気温が少しずつ上がり、9月中旬の現在はまさにぽかぽか陽気の春が訪れたような天気が続いています。この時期は学校でも冬休みが終わり新学期が始まるタイミングなので、学生でもある私は始まったばかりの大学の授業に早くもてんてこまい。。。シドニーに来て3年以上経ちますが、今まで一度も「春らしさ」「秋らしさ」をシドニーで目で感じる機会がなかったため、あまりシドニーのこの季節が好きではありませんでした。というのも、日本では当たり前のように春には桜が咲き秋には紅葉がたくさん広がり、夏や冬も含め四季を目で楽しむことができることに対し、私個人の感覚だとシドニーの春や秋はとても短く、単なる「夏→冬、冬→夏の間の落ち着いた季節」という認識でしかありませんでした。
しかし、某日系ウェブサイトをたまたま見ていた時、「シドニー桜まつり」というイベントが開催されるという記事を見つけ、その記事によると週末2週にわたってシドニー西部の郊外AuburnにあるAuburn Botanic Gardenで「桜まつり」が開催され、綺麗に咲き誇った桜を見られるほか、尺八や和太鼓演奏など日本の伝統音楽や相撲を見ることができるステージショーがあったり、シドニーで有名な日本食のフランチャイズレストランなどが開く屋台でお刺身や焼きそばなどが楽しめるとのこと。花の中で一番桜が好きなのに3年間も桜を見ることができなかった私にとってもはや「行く」という選択肢しかありませんでした。なので、今回は実際に行って撮った写真をまじえて「シドニー桜まつり」についてご紹介していきたいと思います(^_-)-☆
Auburn Botanic Gardenへの行き方
*最寄り駅:Auburn(CentralからParramatta/Black town方面の電車で25分ほど)
→最寄り駅といっても、Botanic GardenはAuburn駅からなんと徒歩で40分ほどの距離。。最寄りといっても全然近くありません。
*桜まつり開催中は無料のシャトルバスが9時~16時30分の間に15分間隔で往復運行されているため、駅からの交通手段も確保されている。
→私が実際にAuburn駅で電車を降りてバス乗り場にたどり着いたとき、そこには想像以上の長蛇の列。。きっとバス2台分程の人達が並んでいました。。なので私は駅からBotanic Gardenまで40分間歩きました。
Auburn Botanic Gardenへのおすすめの行き方
上でお話しした通り、とてもバスに簡単に乗れるような状況ではなかったため、私は40分歩くことを選びました。私の経験から来年行かれる方は
①長時間待ってバスに乗る
②長時間歩く
③国際免許を手に入れて車で行く
この上記の選択肢を念頭に向かって下さい。ちなみにAuburnはトルコ人が多く住む通称「Turkish town」。そのため駅前にはケバブ屋さんがたくさん!わたしは当日朝から何も食べていなかったこともあり、ケバブとチップスを買って食べ歩きをしながら向かいました(行儀が悪くてすみません。。)。また、Auburnを探索したこともなかったため、いい天気の中初めての景色を見ながら歩くのはとても楽しく、40分があっという間に感じられました。
シドニー桜まつりの入場料
*$5.00(但し、16歳以下の方、着物及びコスプレをしている方は入場無料!)
→Botanic Gardenの入り口付近にチケット売り場があり、そこでチケットを購入します。そこで上記の条件に当てはまる方は無料で入場することができるのです★着物で来ている日本人の人も以外にたくさんいて、更に日本人でなくても着物や浴衣を着て来ていた人がたくさんいたので、シドニーに
着物などを持ってきている方はちょっぴりお得です!
【桜まつりの様子】
中に入ってみると早速桜が咲く背の小さな木々がたくさん植えられていました!
さらに進んでいくと大きな桜の木がたくさん!こんなに立派な桜を見られるとは期待していなかったのでびっくり!
なにやらBotanic Gardenには日本庭園をモチーフとした「Japanese Garden」というセクションがあり、日本人としてどこか懐かしさが味わえる空間が広がっています。
そして中には桜だけではなく松のような木々や、日本のものだけでなくオーストラリアの植物を集めたセクションもありました。
敷地が広いうえにたくさんの人で賑わっていたため、一周するだけでもかなりの時間がかかりました。そして本当に天気が良く気温も高い中帰りも歩いたため、疲れも足の痛みもピークに!なので、駅前のバーでキンキンに冷えたドラフトビールで乾杯♡
まとめ
こうして私はシドニー生活4年目にして初めての桜まつりを堪能することができたのでした 日本からシドニーに来たばかりの人にとってはあまり新鮮味のないイベントだと思いますが、久しぶりに桜を間近で見て改めて桜の美しさを感じることができ、日本の文化は他のどの国にもない独特の壮大さと美しさを「和」という概念で表現した、日本人にとって誇るべき財産だ、と感じました。毎年8月の下旬頃に開催されているそうなので、日本の春を感じたくなったら是非遊びに行ってみて下さい(*^^*)
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