2月といえば、日本の大学入試のメインシーズンですね。
今年も2月25日・26日と国公立大学の前期試験が全国各地で行われます。高校生活の大半を受験勉強に費やしている学生にとっては、この一週間は緊張と最後の追い込みに集中している時期ではないでしょうか。
大学なんてどこも一緒じゃないの?という考え方もありますが、やはり人生で1番自由に時間を使える大学4年間の時期を有意義に過ごすためにも失敗しない大学選びをしたいものです。
今回は日本の大学入試戦争と海外大学への進学をサポートしている経験を元に失敗しない大学選びのポイントをご紹介させていただきます。
ヤリタイコト?全然見えてこないなら将来の選択肢を狭めない大学・学部を選ぼう!
親が医者なので、自分も医者にならないといけない。
親が経営者だから、ビジネス系の学部にいくんだ!等々、進学する学部が明確な同級生を羨ましく思ったことはないでしょうか。
かくいう私も高校1年生の時は、遊ぶことに一生懸命過ぎて将来どの学部にいくのかなんて全く考えていませんでした。。。医者もいいかなぁと思ったものの、手術のビデオを見る機会があり、あまりに衝撃的すぎて断念したなんてコトもあります。
友人たちの状況をみても、1つ言えることは、ヤリタイコトなんてすぐ思いつかないよ!!って思ったら食いっぱぐれない選択をしておくと後で後悔しないということです。
食いっぱぐれない学部とは?
間違いなく手に職系の学部です。
例えば・・
・医療系(医学部・薬学部・看護学部・歯学部等)
・士業系(法学部→弁護士、商学部・経済学部→公認会計士・税理士)
・研究職系(工学部・理学部)
これらの学部に進学した上で、あえて文系就職(一般企業に就職)するということも普通にできますので、少なくとも卒業しても就職が安定する学部を選んでおくと後悔しないかも・・
医療系は、学部によっては難易度が低くオススメですが、士業系は国家資格取得が難しいため難易度は高めな傾向があります。また、研究職系は大学のランクが大きく影響することと、大学院まで視野に入れることを理解しておくことが大切です。
やっぱり、色んなメリットがある有名大学
学歴だけではなく、有名な大学というのは様々なメリットがあります。
歴史がある国公立大学として、旧帝国大学のラインナップがありますが、やはりオススメです。キャンパスも広く、大学自体の力もあるため研究室の予算が豊富だったり、最新の研究に携われるチャンスがあります。文系であれば、卒業生のネットワークが強固であることも多く、少したどればどの有名企業にも一人は入社しているため、OB訪問に困ることはありません。
私立の大学は特に人のネットワークが強く、大きな規模の大学であればあるほど色んな先輩や同級生とつながることができます。
大手企業の中でも、出身大学ごとのコミュニティがあったり、海外でも卒業生コミュニティが大学ごとに存在していたりするので有名大学を目指すということのメリットもあると理解しておきましょう。
見落としがちな立地。あなたは都会派?田舎派?
キャンパスライフと聞いて想像するのは何でしょうか?
芝生の上でクラスメイトと談笑しながらランチ?
東京都内にある多くの大学では、キャンパス内の芝生でランチができないようなビル型のキャンパスが多くあります。もちろん、限られたスペースで芝生はありますが、そんなところでランチを食べていたら気味悪がられるかもしれません。。
一般的に、都市部にある大学はキャンパスが狭い傾向にあり、また校舎もビルっぽい形であることがあり、イメージしている大学っぽさが伝わわってこないことは良くあります。
そこで、都市部にキャンパスを持つ大学の多くが、田舎にもサブキャンパスを持っていて低学年の間は遠くまで通う必要があるなんてことも。
一方で田舎にある大学は、メインキャンパスそのものが大きく広い傾向にあります。校舎も趣のあるものからモダンなものまで、高層階のビルというよりも校舎という雰囲気がしっかりと伝わる作りになっています。
どっちも捨てがたいという方は、歴史のある都市部にある大学を選ぶと良いでしょう。東京大学や京都大学などは、広大なキャンパスが都心部にあり、校舎も歴史のある建物から最新の校舎まで揃っています。
これからの時代のスタンダードに。海外大学への進学
皆さんの両親の世代や、30歳サラリーマンの時代には、一部の人に限られていた海外大学の進学が今脚光を浴びており、年々海外大学進学者の数が伸びています。
人気の理由は、短期留学や交換留学と比較すると段違いに伸びる英語力と海外生活力。そして今脚光を浴びている海外大学卒業生として日本での就職活動ができること。最後に、日本学生支援機構や日本政策金融公庫から公的な奨学金や学資ローンが借りやすくなったことがあげられます。
当たり前だけど、滞在期間が長ければ伸びる英語の伸びしろが違う
皆さんの多くは、大学生になってから短期留学や交換留学をすれば留学は十分だと考えていらっしゃるのではないでしょうか。確かに経験としての留学、なんとかコミュニケーションを取るための英語力であれば1年間程度の留学で達成できるでしょう。ただ、多くの人がもっと長い期間留学しておけばよかったと感じています。
特に、海外大学の授業についていくためには、1年間では厳しいものがあります。元から英語力が高い方は除いて、ほとんどが何とか単位をとれたら御の字という形になります。その過酷な環境は非常に大きな成長にはなりますが、海外大学の良さを満喫するには、海外大学に正規課程で入学するほうがよいでしょう。
費用の面でも、日本の大学に進学した後に、休学または私費で1年間留学を考えるとなると、日本の大学に加えた留学費用が必要となってしまいますし、卒業の時期が1年間後ろ倒しになってしまうこともあります。
海外大学卒業生という肩書でスムーズに進む就職活動
2015年現在、海外大学卒業生は採用バブルが起こっています。日本の企業は本当に海外で通用するビジネスパーソンの獲得に躍起になっており、また日本の学生と比べて圧倒的に年間卒業数の少ない海外大学卒業生は希少価値がある存在となっています。主要国では、大学に日本の企業がリクルーティングに訪れてくれたり、日本の就職活動をサポートしている各会社が現地で就職セミナー等を開催していたりします。
海外大学に進学しながらでも日本の企業への就職活動を進められる時代になったということも、安心して海外大学に進学できる理由の一つになりますよね。
留学費用のサポートも年々増えていっている
海外大学の進学でも日本の大学生と同様に、日本学生支援機構の奨学金を借りられるようになりました。また、日本政策金融公庫が海外大学進学者に対して貸与する学資ローンの金額上限を引き上げたなど、公的機関からの費用サポートも増えています。
また、選抜制ではあるものの、財団や各都道府県で公募している奨学金に応募することによってさらに費用負担を軽減できる可能性もあります。
おまけ:海外大学は入試が簡単??
海外の大学は一般的に筆記試験がなく書類審査が中心だという話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。国にもよりますが、実は本当にこれは当てはまります。もちろん、欧米圏のトップスクールに入学するためには、書類審査も厳しいものがありますが基本的に筆記試験はありません。必要なのは英語力の証明と高校時の成績となります。ただ、世界大学ランキングのトップ100ランク内の大学でも英語力さえ一定基準を満たせば比較的簡単に入ることができます。高校時代に部活で忙しかった人も、大学に入ってから頑張れば世界的に有名な大学を卒業できる可能性があります。また、一部の国では指定の語学学校で一定のクラスを卒業すれば、英語の試験結果を大学側に提出しなくても英語力を満たしたものとして扱われ、願書提出だけで入学が認められるケースもあります。
30歳の社会人が高校生に戻ったら選ぶ、ベストな大学進学はコレだ!!
さて、ここまでこれから大学選びをしたい高校生の方へのアドバイスをさせて頂きましたが、今、私が高校生だったとしたら選ぶ進学先を発表したいと思います。
それはズバリ、海外高ランク大学の理系学部へ入学です!!
理由としては、海外の高ランク大学は歴史が古いこともあり、広大なキャンパスを都市部近郊にもっています、そして高いレベルの大学を卒業するということで、就職活動時にぶつかる学歴という壁も楽々飛び越えることができます。日本国内の大学生と学歴競争をしなくてもいいのも楽です。
そして、理系学部を選ぶことにより不足している海外大卒×理系枠を狙い、世界的なIT企業や製薬・製造メーカーへの就職を目指します。
社会人になって思うのは、世の中にニーズがある人材になるポジションをとっておくと損をすることは少ないということです。私も高校生時代はすっかり周りに流されて気がついたら日本の大学へ進学していましたが、一度立ち止まっていろいろな選択肢から納得のいく大学進学先を選んでくださいね!
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