アメリカで学生として生活をしていくためには、学生ビザを取らなければなりません。
この学生ビザ、国によって取得方法が変わります。
今回は、他国に比べ、少し厳しいアメリカ学生ビザ取得に関して、ご紹介いたします!
但し、ビザの規定は予告なく変更となる可能性が高いので、随時新しい情報を大使館ホームページからチェックしてくださいね。
アメリカ学生ビザについて
米国大使館webサイト(http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-typefandm.asp)より抜粋(2014年12月現在)
【学生ビザの種類】
F-1 ビザ(学生ビザ)
最も一般的な学生ビザです。米国内の認定大学、私立高等学校、認可された英語プログラムなどで教育を受けることを希望する場合は、F-1 ビザの取得が必要です。3ヶ月以上の就学または、週18.5時間以上の授業を受ける場合も F-1 ビザが必要です。
M-1 ビザ
米国の機関で非学術的もしくは職業的な教育または研修を受けることを計画されている場合は、M-1 ビザが必要です。
一般的にアメリカで学習する留学生は、F-1ビザを取得します。それではF-1ビザを取得するためには、どのような流れになるのでしょうか。
【F-1ビザ取得までの流れ】
① DS-160ビザ申請書を完成させる。その際、すべての答えを正しく、全問に完全に答えること。
② ビザ申請料金の支払:2014年12月11日段階で、160ドルとなっています。また、レートは大使館のホームページでご確認ください。また、学生・交流訪問者ビザ(F/M/J)申請者は、SEVIS費用の支払が必要です。
③ ダッシュボード:申請料金支払いで登録した同じユーザー情報を用いてプロファイルにログインします。システムにアクセスすると、自分のダッシュボードが表示されます。すべての項目を入力しパスワードを設定してください。
④ 面接予約:下記のものを用意します
パスポート身分事項ページの情報
11桁または12桁の受付番号
DS-160確認ページの10桁のバーコード番号
⑤ ビザ面接:米国大使館または領事館で面接を受けます。
<必要書類>
オンライン申請書DS-160フォーム
米国での滞在予定期間に加えて6か月以上の残存有効期間があるパスポート
2インチx2インチ (5cmx5cm)で6ヶ月以内に撮影した背景白の証明写真1枚
米国の学校またはプログラムから発行されたI-20
SEVIS費用を支払済であることを示すI-901 SEVIS費確認書
面接予約の確認のための、面接予約確認書
⑥ 面接が終了したら、パスポートにビザが貼り付けられ、その後返されます。
アメリカビザ申請時の注意事項
アメリカ大使館・領事館に入館する際は、手荷物検査が行われます。大使館・領事館の周囲数ブロックから厳戒態勢の敷かれているアメリカ大使館では、空港にあるような手荷物検査を受け、食べ物などの持ち込みは禁止されます。また、鞄は手荷物検査場で預かり、書類や貴重品しか持ち込めない様になっています。もちろん携帯も持ち込みが出来ませんので、時間をつぶすための本などを用意していくことをお勧め致します。
アメリカビザの面接では、あまりにも素直に答えると失敗することなどがあります。もちろん虚偽の申告をすることは禁止事項ですが、例えば将来の夢が海外で働く事だと面接で言ってしまうと、「違法就労の可能性」として慎重に吟味されてしまい、最悪ビザ発給がされないケースもあります。
気を付けるべきことは、アメリカで違法となるようなことをする、と示唆しないことです。
例えば、違法就労、違法滞在、犯罪、違法そのものなどの疑いがあると却下されてしまいます。面接の際は、十分に注意して受けてください。
面接は英語が基本ですが、日本語に切り替えてくれる面接官がいらっしゃいます。銀行の窓口のような場所で面接官と対峙し、お話をする形になります。現在ビザ発給が少し厳しいアメリカですが、留学を実現できるよう、ビザ申請には細心の注意を払いましょう。
侮ってはいけない!電子ビザ認証サービス:ESTA
学生ビザを取らずに海外で就学する方法もあります。
ワーキングホリデー制度のないアメリカでは、観光ビザを利用した短期留学をすることが選択肢として考えられます。
1週間の就学時間が18.5時間以下、かつ滞在期間が3ヶ月以下の方が、アメリカに入国する際には、ESTA(エスタ)という電子ビザ認証サービスを受けなければなりません。オンラインで必要情報を入力し、得られるものですが、こちらを得る際にも、十分な調べが必要です。
また、個人個人の状況や事情に合わせて変化するのがビザです。「自分は確実に取れる」と思わずに、常に「大丈夫か」と考えながら申請準備を行いましょう。
いかがでしたか?
楽しいアメリカへの留学に行くためには、少し大変です。
しかし、ビザ申請が認められ、パスポートにアメリカビザが貼り付けられた時の嬉しさはひとしおです。
ビザなど大切な準備は、上記にもお伝えしたように、「出来る」と思いこまず、エージェントのサポートを受けることをお勧めいたします。
準備決して簡単ではありませんが、しっかりと整えていきましょう。
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